今回の旅行の最後の朝を迎えた。朝4時30分起床、5時30分ロビーに集合、今までは8時以降バスで出発する行程であったが、今日はきつい。段々疲れが溜まってくる時期であり、寝不足のまま荷物を纏めてバスに乗り込んだ。まだ暗さが残る景色を見ながら、バスは海岸沿いを走っていた。私はバスの最後尾の椅子の手摺をオロシテ、横になって寝た。途中韓国食料店に寄ったが、バスから降りずに、そのまま寝ていた。約1時間30分ほどかかって、仁川国際空港に着いた。
まだ7時ごろであるのに、空港にはあふれんばかりの人がいた。ガイドの指導で受付カウンターに行き、帰りのチケットをもらった。後は2個のボストンバックを荷物として預けて、出国手続をした。フライトはOZ126便で、ソウル(仁川)9時50分発であった。朝食は機内食であり、まだ2時間ほどあるため、免税店が並ぶコンコースで軽食を食べコーヒーを飲んで過ごした。定時より10分ほど遅れて仁川空港を飛び立った。来たときと同じ、アシアナ航空であったが、機体は倍ほどの大きさであったし、満席になっていた。機内放送で分かったが全日空のお客も同乗したとのことであった。航路は日本海を通って宍道湖付近で日本の陸地に入った。日本の空は晴れていて、富士山や、大井川が見えた始めた。安定した飛行を続け、富士山静岡空港に着いたのは12時ごろであった。
ツアーの皆さんと別れて、駐車場の自動車のところまで行った。太陽が出ていて日の強さを感じた。帰りは焼津経由で帰ってきたが午後2時30分には家に着いた。
今回は梅雨の真っ只中に行ったことから、雨が降られることは想定していたが、降ったのは釜山、ソウルだけであった。それもときどき霧のような雨が降るものの笠を射したのは、ソウル観光の時だけであった。恵まれた旅程であったと思う。しかし私自身体調不良が続き、快活には振舞えなかったことが残念であった。高齢になって無理が出来ないことを悟った。しかし帰ってからは元の状態に戻りつつあることを実感している。。
今回の旅行で感じたことは、韓国は歴史的に日本とのかかわりが強く、文化は韓国を通って伝えられたものが多い。それが醸成され日本独特の文化を創ったことを思った。そして現在は韓国の方が規律のある社会であって、国民の全てが行動力があり、常に緊張感を持っていることも感じた。