清水マリナートで行う「歓喜の歌大演奏会」の練習は6月14日から行なわれている。このメインはベート-ウェン交響曲第九番合唱)であるが、それ以外数曲を歌う。すべて原語で歌うことになるため覚えるのに苦労する。まして記憶力が減退している私にとって、どのような曲なのか知るまで不安であった。実は8月2日のグランシップでの「音楽の広場」まではそのことに集中していたので、これから本格的に「歓喜の歌大演奏会」のレッスンに参加するつもりでいた。そして8月23日にソリストの村上先生の特別レッスンを受けたが、これは主に基本的発声のことなど教えて頂いたが、実質的「歓喜の歌」のレッスンは今日(8月30日と)からとなった。
夕方7時までに清水マリナート会場に入った。レッスンは最初の一時間は、別会場で男声のパートの指導をK先生から受けた。本番には男声はテノール、バスを合わせて80人近い人が集まるが今日のレッスンには50人ほどの男性が参加した。ここには新人の方が多く、既に「歓喜の歌大演奏会」に参加していて暗譜で歌える人は、まだ参加しないようだ。
今年は「歓喜の歌」以外の新しい曲は、「Hallelujah!」と「Ave Verum Corpus」であった。この2曲は、以前歌ったことがあったが、歌うと少し違ったように思えた。知っていたのは主旋律で、混声合唱のテノールの旋律は別の曲を歌っているように感じた。それに男声だけのパート(テノール、バス)で歌うことは合唱曲として違和感もあった。今後レッスンを続けることで歌えるようになるものと思う。後半の一時間は、全てのパートが集まり、Y先生の指導で混声四部合唱のレッスンを受けた。ここで歌うと、男声だけであったときに比べ、聞きなれた曲と云った感じになった。しかしまだ音程は不安定で美しいハーモニーを醸し出すと云った段階には到底至っていない。
今後12月の本番まで10回ほどのレッスンが予定されている。それまでには言葉と旋律を覚え暗譜で歌えるようにしたい。この「歓喜の歌大演奏会」も今年で25年目を迎える。この演奏会を最初から指導し育ててきたK先生には感謝の気持でいっぱいである。そして今回は「ベートーヴェン交響曲九番」を全楽章演奏することになったと聞いた。資料によると6月12日現在235人が合唱員として参加するとなっている。この参加者を年々増やすことによって、この演奏会が今後も発展させて行かなければならないと感じた。