3月30日翌日にかけ伊豆長岡にある「三養荘」で、母を囲んでの「きょうだい会」を行った。
母は91歳の高齢であり、5人の子供達も、末弟も還暦を迎えたし、長子の私も古希を過ぎた。みんな身体に何か言うところが出てきた、老人となったが全員何とか生きている。
母は、子供達と会うことを喜ぶし、母親が子供達を諭すような注意もする。足は相当弱ってきたが、杖を持って、歩くことは出来る。
この母が歩くことが出来る内は、みんなで会って温泉でも行き、親孝行の真似事をしようと始めた「きょうだい会」も5年ほどになる。この間10回ほど近くの温泉回りをしてきた。
この伊豆長岡にも何度か来たが、狩野川と放水路が交わる広大な一角にある「三養荘」のことは分かっていたが、外からは樹木で覆われ中を見ることができない。このような所に泊るのは、どのような人なのかと思いながら、羨望の気持ちをもって通り過ぎていた。
そして考えた。ここできょうだい会を行うとしたら、母が歩ける今の内しかないと思い、インターネットを開いた。
そこで、Gネット宿予約サービスを見ると、「三養荘」が最近Gネットの宿に加入し、期間限定なのか、低廉な価格で、宿泊可能とあった。直ぐ予約し今回の「きょうだい会」となった。
AM10時30分に、母と一緒に自動車で家を出て、三島の弟のところで、みんなと落ち合った。
瀬名の妹は、社協会の行事があり遅れることになったが、5人は近くのうなぎやで昼食を食べ、そのあと、桜が満開の三島大社を散策した。多くの人が出ていたが、桜の枝にたたずむカワセミが、池の小魚を狙っている光景を見た。カワセミの青色が、桜の花に合う色だと思った。
その後PM3時前に2台の自動車で「三養荘」に向かった。
新館玄関前には、正装した3人の男性が迎えてくれた。きょうだいは、ラフな服装であったので、失礼ではなかったかと後で反省した。
部屋は廊下を隔てて、母と妹が「藤袴」男3人の部屋は「須磨」であった。
三養荘は4万2千坪の広大な敷地に、本館10棟、新館30棟の計40棟がある。その全てが瀟洒な数寄屋造りの和風建築邸となっていた。
4人は、直ぐ母を車椅子に乗せ、日本庭園を歩いた。そこは私達だけで誰もいない。この素晴らしい庭園を独り占めしていいのかとの思いがよぎった。
多くの種類の樹木と池、芝生、それをめぐる小路と木立のあいだから見える数奇屋造りの建築が何とも言えない配置で、心静かに過ごすことができる贅沢を、その幽玄の世界を感じさせる。
川崎の妹が昨日、横浜の三渓園に行ったが「この庭園は比較にならないほど良い」と言った。
私も、幾つかの日本庭園を見てきたが、多くの人が集まる庭園とは比較にならない自然の美しさを案じた。
母も満足したような表情をしている。遅れてきた瀬名の妹も加わり美の感動に酔った。
母は91歳の高齢であり、5人の子供達も、末弟も還暦を迎えたし、長子の私も古希を過ぎた。みんな身体に何か言うところが出てきた、老人となったが全員何とか生きている。
母は、子供達と会うことを喜ぶし、母親が子供達を諭すような注意もする。足は相当弱ってきたが、杖を持って、歩くことは出来る。
この母が歩くことが出来る内は、みんなで会って温泉でも行き、親孝行の真似事をしようと始めた「きょうだい会」も5年ほどになる。この間10回ほど近くの温泉回りをしてきた。
この伊豆長岡にも何度か来たが、狩野川と放水路が交わる広大な一角にある「三養荘」のことは分かっていたが、外からは樹木で覆われ中を見ることができない。このような所に泊るのは、どのような人なのかと思いながら、羨望の気持ちをもって通り過ぎていた。
そして考えた。ここできょうだい会を行うとしたら、母が歩ける今の内しかないと思い、インターネットを開いた。
そこで、Gネット宿予約サービスを見ると、「三養荘」が最近Gネットの宿に加入し、期間限定なのか、低廉な価格で、宿泊可能とあった。直ぐ予約し今回の「きょうだい会」となった。
AM10時30分に、母と一緒に自動車で家を出て、三島の弟のところで、みんなと落ち合った。
瀬名の妹は、社協会の行事があり遅れることになったが、5人は近くのうなぎやで昼食を食べ、そのあと、桜が満開の三島大社を散策した。多くの人が出ていたが、桜の枝にたたずむカワセミが、池の小魚を狙っている光景を見た。カワセミの青色が、桜の花に合う色だと思った。
その後PM3時前に2台の自動車で「三養荘」に向かった。
新館玄関前には、正装した3人の男性が迎えてくれた。きょうだいは、ラフな服装であったので、失礼ではなかったかと後で反省した。
部屋は廊下を隔てて、母と妹が「藤袴」男3人の部屋は「須磨」であった。
三養荘は4万2千坪の広大な敷地に、本館10棟、新館30棟の計40棟がある。その全てが瀟洒な数寄屋造りの和風建築邸となっていた。
4人は、直ぐ母を車椅子に乗せ、日本庭園を歩いた。そこは私達だけで誰もいない。この素晴らしい庭園を独り占めしていいのかとの思いがよぎった。
多くの種類の樹木と池、芝生、それをめぐる小路と木立のあいだから見える数奇屋造りの建築が何とも言えない配置で、心静かに過ごすことができる贅沢を、その幽玄の世界を感じさせる。
川崎の妹が昨日、横浜の三渓園に行ったが「この庭園は比較にならないほど良い」と言った。
私も、幾つかの日本庭園を見てきたが、多くの人が集まる庭園とは比較にならない自然の美しさを案じた。
母も満足したような表情をしている。遅れてきた瀬名の妹も加わり美の感動に酔った。