mokekyoのビデオカード+SCSIカード備忘録

オークション用にテストした際に得たビデオカードとSCSIカードの備忘録。

SCSIコネクタの一覧を作ろう その10 SCA 80ピンサーバ向けコネクタ

2022-12-21 19:38:10 | SCSI_CONNECTOR
一般的ではないがサーバなどで使われていたコネクタが
SCAと呼ばれる80ピンのコネクタ。実際にはULtra2Wide
あたりの68ピンに電源やドライブのIDなどのピンを一緒に
したもので、変換アダプタを使えば汎用的なドライブとして
使うことが可能である。

オス、ドライブ側としておこうか。


メス、基板側。


これは変換アダプタだが、本来はコネクタが大量に付いた
ボードに複数台ドライブを繋ぐ、ドライブの1つが
故障してもミラーリングしたシステムであればすぐに
取り替えて復旧が可能。

そのシステムを用意するのが大変だが。


変換基板にはジャンパピンとして、IDを設定したり
モーターのディレイを設定することも出来る。


このドライブは9ギガなので、PC98の8ギガの壁を
テストする際に使えそうだ。
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続 SCSIのくし形コネクタの注意事項

2022-10-08 22:11:34 | SCSI_CONNECTOR
前回、くし形のコネクタが弱いという事を
紹介したが実際に折れ曲がっているものを
以前写真に撮ったのをおぼろげながら思い出し
Windows7のドライブから掘り起こしたのがこれ。



残念な事に矢印のピンは50ピンなので
グランドではなく信号線であり、これを
治すのは難しく治せても何度か抜き差しすれば
折れるのは確実で、廃棄となる、、、


のだが、これは変換アダプタだったので
メス側のコネクタが使えるため、
ターミネータの配線確認のための治具として
再利用している。
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SCSIのくし形コネクタの注意事項

2022-10-01 13:40:19 | SCSI_CONNECTOR
SCSIのケーブルを購入したりテストしたり
する中でくし形は特に弱く折れていたり
曲がっているものが見受けられる。

その時は何も考えずに矯正しているのだが
した後に「写真に残してブログに公開しておけばよかった」
と毎回後悔している。

なので、今回処理する前に気付いて激写した、
そんなたいそうなもんではないのだが。

まずは元の状態、ぱっと見大丈夫のようだが


端のピンが少し曲がっているのが分かる(矢印参照)


途中から折れ曲がっている場合、金属疲労で
元に戻すのは難しい。

ただ、使用している環境がシングルエンド(SE)(一般的なのはこちら)
であれば1~25ピンはほぼグランドなので折って
使用する事は可能である。

環境を見た事無いのだが、ハイボルテージディファレンシャル(HVD)の
場合、上記のピンも使いデータ転送を行うので
完全に使用不可になる。この環境が現存して
いるのかわからない。

今回は1番ピンなのでなくても良いのだが
根元から曲がっているだけなので、カッターの刃
など薄くて広い工具を使って根元から
少しずつ正しい位置に戻す。一度にやらず
少しずつ丁寧にが大事。

元に戻ったか。


あとは、メスコネクタにすんなり入る事を
確認して終了である。
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SCSIコネクタの一覧を作ろう その9 D-SUB50ピン

2022-08-10 23:59:02 | SCSI_CONNECTOR
くし型コネクタがDSubハーフと呼ばれていたりするが
ではフルピッチのものがあるのか?そもそもDSubコネクタに
ハーフピッチとフルピッチがあるのか謎である。

オス

メス


たまたま在庫処分で安く買ったコネクタ類に偶然
オスメスがあったので晒す。

このコネクタをSCSIコネクタとして採用したシステムは
古いSun、Sun-3/60あたりがネットで検索すると
見つけられる。

しかし、標準のSCSIコネクタには採用されていないので
見る機会はほとんどない。

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SCSIコネクタの一覧を作ろう その8 D-SUB37ピン

2021-12-11 18:45:59 | SCSI_CONNECTOR
オス




メス



PC98シリーズの初期にICMというメーカーの
SCSIカードに採用されていたコネクタ。
なので、あまり見かけなくても当然で
数種のSCSIカードにしか使われていない。

SCSI規格でもないのでパっと見では知識が無いと
パラレルポートか別のインターフェイスかと
思われても仕方ない。

性能的にも初期の55ボードと変わらないので
勧められたものではない。
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SCSIコネクタの一覧を作ろう その7 EWS4800向けコネクタ

2021-12-04 19:40:50 | SCSI_CONNECTOR


古いNECのロゴに心動かされる。
このままでは普通のSCSIコネクタのようだが



コネクタ自体は同社のPC98で使われたアンフェノール
しかし両端に突起があるのがポイント。


この突起がある為、一般的なSCSIケースでは
取り付ける事が出来ない。PC98のものでも。

オークションなどで購入される時は
気を付けていただきたい。出品している方も
知らない方かもしれない。
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SCSIコネクタの一覧を作ろう その6 VHDCI

2021-11-01 20:48:59 | SCSI_CONNECTOR
オス

メス


ミニチュア68ピンとも。

ピン数は68ピンであり、WideSCSIの68ピン
コネクタが小さくなったものと思えば間違いない。

小型化されたため、通常ブラケットに
複数チャンネルごとのコネクタを出力する事が
可能になったため、ASC-39160やAHA-3940では
コネクタが2個並んでいる。

コネクタ1つであれば、ロープロファイルサイズの
ブラケットでも問題無く配置出来る為、
ロープロファイルのSCSIカードが実現できるが
このコネクタが使用するのに一番の問題になる。


変換アダプタはほぼ無く、68ピンなどのケーブルは
サーバに多い事もあり、太いケーブルで長くて
使い勝手が非常に悪い。

一部、メーカーに50ピンのコネクタとの組み合わせの
ケーブルが市販されていたが需要が少ないのか
正直あまり見ない。
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SCSIコネクタの一覧を作ろう その5 68ピン

2021-07-07 20:35:58 | SCSI_CONNECTOR
オス


メス


規格での名称はWide-SCSIになるのだろうが、
これ以外で68ピンはvhdciだけなので、このままの名称として使用

データ量を8ビットから16ビットにした為、転送速度は50ピンのSCSIと比較して
規格上、倍の20メガとなっている。比較対象がfast-scsiだが。
UltraSCSIなどで転送側が上がって追いつかれてたりもするので
正直、転送速度を期待するより、手元にあるから使う程度か
拘りの一品的なものか。

ケーブル、外付け機器の買い替えが必要となるのに劇的とは言えない
転送速度(倍は理論値なので現実はもっと低いだろう)のためか
ケーブルもバンバン売れないが、50ピン68ピンのケーブルや
変換アダプタはそこそこはけるので、とりあえずハイスペックに
浸る為に選ぶのもありかもしれない(そのあとが大変だが)
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SCSIコネクタの一覧を作ろう その4 DSub25ピン

2021-05-30 14:09:06 | SCSI_CONNECTOR
オス


メス


元々はSCSIの規格が正式に決まっていない頃に
コンパクトMacintoshに搭載されたのがスタートだろう。

その為、このコネクタをMac専用と認識される方も
いらっしゃるが、実際には必要なピンのみにしただけで
信号としては純粋なSCSIである。変換アダプタや
ケーブルを用意すれば、使えるようになる。

注意が必要なのは以前にも書いたように
古いAT互換機から続いていたパラレルポートを
SCSIポートと認識されていたりする。
自称上級者というのが厄介で、こういうのを
鵜呑みして「使えない」とクレームがあったりもする。
少なくともここをご覧になった方は上記の
「自称」にならないようにお願い申し上げます。

そしてMac向けと思われがちだが、Zipドライブという
DSub25ピンがコネクタとして採用されているものも
あり(Mac向けに出てたのかもしれないが)
WindowsでもDSub25ピンは使えないものではないので
パラレルポート用かSCSI用か見極めて活用
してほしい。
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SCSIコネクタの一覧を作ろう その3 くし形

2021-05-16 23:12:34 | SCSI_CONNECTOR
くし形、ハイピッチ、d-sub50ピン

オス


メス


少なくとも海外のカードでも一般的なコネクタだが、
SCSI以外はほぼ見かけない。FM-Rのモニタコネクタに
あったようだが、実物は見た事が無い。

名称について、d-subはそもそも規格が違っているのに
何故言われているのかは不明だが、メーカーがそう言って
しまったし、通称みたいな物なのか。


そうなると『くし形』なんてその最たる物になる。

pc98後期やPCIバスが主流になり始めた頃、このコネクタが
一般的だったと思う。Macのd-sub25ピンや16ビットに通信幅を
広げたwide-SCSIなどはそこまで出回ってなかったと思う。

現実的にCD-Rやmoドライブ、それ以外のリムーバブルの
メディアにはそこまでの転送速度はなかったのが事実だし、
IDEより安定して動くことを求められていたのかもしれない。

初期のMacや、X68000などSCSI以外に選択肢のない
(IDEが出回る前の機種)には選ぶ事も出来なかったのだが(涙

注意点として、このコネクタはかなり細いピンが密集して
いるので、気をつけて抜き差ししないと簡単に折れ曲がる。
そして、簡単には戻らない。

運良く?GND側のピンが曲がった場合、そのまま使えるが
(20ピン以上がGNDだから)信号線の場合使い物にならない。
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