mokekyoのビデオカード+SCSIカード備忘録

オークション用にテストした際に得たビデオカードとSCSIカードの備忘録。

今更Zipドライブの注意点

2021-02-23 13:22:22 | その他
前回、Windows10環境でもZipドライブが動く事を確認した。
これでWindowsでも使えると考えて、音源機器などの記憶媒体として
使われているZipメディアのバックアップが出来るように
思えるが、注意も必要なので記載しておく。

おそらく他のサイトでも記載はあると思うが、こういうのは
繰り返し書いておいても、損はないと思う。

まずはこちら

一見、普通に使っているZipドライブのように見えるが


黄色い丸の中を見ていただくと、これはプリンタを
繋いでくださいというマークである。このドライブは
接続が『パラレルポート』になっている。

Zipドライブが出ていた頃はプリンタ専用のポートが
Windowsでは標準で搭載されており、規格を拡張して
双方向、データの送受信が可能となり、ここにZipドライブや
CDROM、スキャナなどを接続する事が出来るようになった。

SCSIカードが標準では搭載していない事の方が普通だった
Windowsマシンではこういう拡張は出費を抑える、選択肢を
増やすという意味で、受け入れられた。


このドライブは、元々上記の拡張された規格接続なのだが
今ではパラレルポート自体がレガシー規格となり、
最近のパソコンには見かけない。拡張カードを増設すれば
使えるが、Zipドライブのドライバは存在しない
(そもそもメーカーも存在しない)ので接続
出来るのはXPどまりである。

なので、もし、パラレル接続のZipドライブをXPで使って
バックアップをされている方がいたら、そのままにした方が
いいだろう。ドライバが無いんだからWindowsマシンに
繋がるが認識はされない。何故と言われればドライバが無いから
絶望的である。

もし買うのであれば、コネクタ周りで判断するのが一番だろう。

こちらはSCSI接続のZipドライブ、黄色い丸で囲んだマークは
SCSIに見られる『C』にハイフンを付けたようなものになっている。
それとコネクタの間にID切り替え、ターミネータオン/オフの
切り替えスイッチが見える。

ちなみに色で判断は危険。しっかりコネクタを見る事。


それでSCSI接続のZipドライブを購入で来たとしても、
死のクリックが出るかどうかはメディアを突っ込まないと
分からない。

オークションやフリマアプリで、電源投入までは
試しましたってのは、あれ、半分は安心させて
買わせる常套句のように思える。実際に知りたいのは
そのあとなのに提示しないのはどうかと思う。



色々と書いたが今生きているZipドライブがあれば
パラレル接続だろうと大事に使っていただきたい。
でも、Zipドライブは安いが音楽機器は接続部分だけ
壊れたとしても保存が出来なきゃ意味ないようなものに
なるので、十分気を付けていただきたい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする