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もぐらスコープ

見たこと思ったこと、日々の生活

この道は、いつか来た道

2007年02月13日 | 日記・エッセイ・コラム

長嶺輝明さんの『かわいい写真術』という本を、図書館でみつけました。バターとジャムを塗った朝食の食パン、公園の恐竜オブジェ、いつもの毎日にも良い被写体が色々あるんだなぁ、なにもかしこまったり、必要以上に難しく考える必要はないのかな?私ももっと写真をとりたい!と思いました。
その本で長嶺さんが自分の生まれ育った町を撮影しているのを見て、私は思い出しました。ピアノの先生のお宅へ通った道のことを。毎日学校へ通った道ではなく、一番に行ってみたいと思ったのが、
一週間に1度通ったその道。
子供の頃その道沿いの、ある家の玄関脇にいた金魚の様子を眺めるのが楽しみでした。その家の玄関は道路に面していて、引き戸のすぐそばにミカン箱くらいの、コンクリートにタイルを貼り付けたような水槽(?)があり、上には金網が渡してありました。多分中には苔が生えていたでしょう。暗い水の中に赤い金魚が泳いでいました。私は特にそこに座り込んで見ることはありませんでしたが、そこを通るたびに「いるかな?」と思い、そこで何秒間か立ち止まって金魚の泳ぐ姿を確認してから通り過ぎました。

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この階段を下りてきて、曲がったところに金魚がいたんだけれど・・・私がここを通っていたのは、もう何十年も前のこと。水槽は影も形もありませんでした。

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いつも左右の確認などしたことのなかった交差点。ある時いつものように飛び出すと、右から来た車が急ブレーキをかけて私の横に止まりました。白いセダンのあのときの運転手さん、ビックリさせてすみませんでした。

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あの先がピアノの先生のお宅だ、という場所まで来るとなんと神社があります。「こんな神社あったっけ?」記憶にありません。はてさて、子供の頃は神社のことを知っていたのに今はすっかり忘れてしまったのか、そもそも神社に気が付いていなかったのでしょうか。金魚のことは良く覚えているのに。

【追記】
いくら私がぼんやりしているからといって、こんなに大きな神社に全く気が付かないことがあるのかしら?と思ったことと、あたりが何となく広々としていたので、そのあたりのことに詳しい父にあらためて聞いてみました。
この神社は以前は道路から奥まったところにあり目立たなかったのですが、区画整理によって道路が拡げられ、通りからよく見えるようになったそうです。
2月15日記


pour la main gauche

2007年02月02日 | 日記・エッセイ・コラム

今日はめずらしく雪の朝となりました。窓から外の様子を見ようと障子を開けると、庭は真っ白。ハルもそれに気が付いてじ~っとながめていました。外に出ると庭で一走り『うひゃー!』

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道路は大渋滞でした。

NHK総合「クローズアップ現代」 1月29日放送は、ボクサーの西澤ヨシノリさんの紹介でした。日本ではボクサーの定年は37歳と決められているのですが、身体能力が高いので特例として認められた41歳で、サラリーマンのファンも多く『中年の星』として人気があるそうです。ハードなトレーニングの毎日、その様子が紹介された中で興味を持ったのは、右利きの西澤さんが、食事と歯磨きの時に左手を使うようにしていること。なんとなく効果がありそうだし面白そうなので、私も左手で色々やってみました。
『左手で歯磨き』 まず歯ブラシを握ることが出来ない。右手で持って持ち方を確認、あらためて左手へ。こきざみに動かすことはおろか、思い通りの場所に歯ブラシがいかない。親指の付け根がすごく痛くなってきた。これほどまでにできないとは! きちんと磨けないと困るのでやめました。リハビリってこんな感じなのかな~、これは大変な苦労だと思いました。
『左手で食事』 歯ブラシであんなに苦労したので、お箸を持つのはチャレンジすらせず、スプーンやフォークの時に左手を使っています。顔の方を近づけてしまわないように、注意 注意。
『左手でヘアドライヤーを持ってみる』 頭に風があたらない。鏡で見るので手が逆に動いてしまう。顔の方にやたらと髪がワサワサと来る。一番の驚きは、ドライヤーがビリビリビリと細かく振動していること! 電気のビリビリではありませんよ。左手が痺れるくらい振動しています。右手で持っているときにはまったく感じなかった!!
その他、コンタクトレンズを洗う・蛇口をひねる・そしてナナやハルを撫でる等々、チャレンジ中です♪