もぐらスコープ

見たこと思ったこと、日々の生活

vision

2007年01月26日 | つぶやき

Nana1

ブログを始めるときに、やっぱり写真のあるブログがいいなぁと思って、去年デジカメを買いました。
・好きなだけパシャパシャとれる
・その場ですぐ見られる
・失敗したらすぐ削除
おぉ便利 便利。気が向いたら恰好の被写体であるナナとハルをパシャパシャやっておりました。そしてパソコンでスライドショー。次々に見ていくとナナが片手を伸ばしてたたずんでいる写真がありました。ほほう、こんな姿勢をすることがあるんだな~、珍しいな~と思っていました。
ある日ふとナナを見ると、写真のように片手を伸ばしています。
「おっ、今日もあんな姿勢をしている」
そしてまた違うときにも、また片手を伸ばしています。
「あれっ?また伸ばしてる・・」
そしてまた・・・、よく見てみたら、しょっちゅう片手を伸ばしていました。こうなると撮影したときに、たまたま片手を伸ばしていたのではなく・・・、ナナはよく片手を伸ばしているのだと思うしかありません。わたし、毎日ナナを見ては和んでいるのに、一体ナナの何を見ていたのかしら。

そんなことがあって思い出したのは、昔短大の先生に教わった「vision」という言葉です。アーティストは「vision」を持っている。「vision」は『これはこうなのだ』と見る力のこと。
昔ゴッホが風景画を描いたとき、人々は「こんな風景画はでたらめだ!」とその絵を認めませんでした。しかし世間の評価とは関係なくゴッホの絵を理解する画商がいて、彼の店のウインドウにゴッホの絵を飾りました。人々は仕方なくその絵を目にしていました。来る日も来る日もそこを通るたびに見ていたのです。
そしてある時、ついに人々は実際の風景の中にゴッホの描いた絵そのものを発見しました。その風景を見てはいたのですが、本当には見ていなかった。ゴッホがその「vision」で見たものを人々に示してくれた。そして納得させられた。アーティストとはそのようなもの。

私の写真はアートではなくてスナップ写真ですが・・、日常の姿を切り取って形に残した写真を見て、今までと違う何かが見えてくる・・・スケールは全然違いますが先生の教えてくださったのはこういう事だったのかな?何年も経って頭で覚えていたことが本当にわかったように思いました。
それにしても、本当に私は何を見ていたんでしょう?
ナナの可愛い顔に注目していた・・ということにしておきましょう。


猫背

2007年01月19日 | つぶやき

私は姿勢が悪く、いわゆる猫背なのです。ネコの猫背はカワユイ、けれど私の猫背は・・・。子供のころから「姿勢正しくしなさい」と言われては来たのですが、なかなか背筋が伸びません。歌舞伎で女形をしている方の「女性が若く美しく見えるためにはとにかく姿勢、肩胛骨と肩胛骨を出来るだけ近づけた方がいい」という言葉が、ずっと頭の中にありましたが、最近中学校の時の同窓会があり、その写真を見ると、やっぱり私の姿勢は悪く、「若く美しく」というのも大切だけど、なんだか元気がない感じです。もうちっと何とかしたいなぁ・・・、鏡の前で良い姿勢をしてみたらすごく苦しい、でもとりあえずこの姿勢をキープ・・。翌朝、肩や背中が筋肉痛でした。何十年も(?)慣れ親しんだ姿勢を変えるのは大変。「気が付いたときに、姿勢を正す」くらいの感じで少しずつ伸ばしていきましょうか・・。何か良い方法をご存知でしたら教えてくださ~い。

Nekoze

「姿勢を正すのじゃ~」
(近くの景観保存地区にある壁)


2007年01月12日 | つぶやき

Light1

ラジオから「あなたの初夢は、どんな夢でしたか?」と聞こえてきて、はて・・私の初夢はどんな夢でしたっけ?すっかり忘れてしまいました。
夢って、何だろう?なんて、たまに考えることもありつつ・・・・ある夜、布団に入り、『こんな事があったなー、あれはどういう風にしようかなー』などと、とりとめのないことを、あれこれ考えて今にも眠りに落ちそうな、その時『この感じ!これが夢なのでは・・私は今夢を見ている?夢の正体は私の無意識の思考なのだろうか?』
本当のところはよくわかりません。
なんだかとってもいい夢を見ていて、ふと目が覚めたときには、続きを見るために、またすぐに寝ます。


迷いの虫

2007年01月05日 | つぶやき

このお正月、お年玉を握りしめて(ウソ)新しいバッグを買いに行きました。軽くて持ちやすい黒のバッグがあったので、それにしようかな~と思っていたら、店員さんの「同じかたちで茶色もありますよ♪」の声。いや~、今日は黒いのがほしいし、茶色は~・・・でもそれを棚から下ろしてもらって見てみると、ムムッそれもなかなかよい。かわるがわる肩にかけて鏡で見ても、両方少しずつ雰囲気が違ってどちらがいいとも言い難い。店員さんの肩にかけて客観的に見てもわからない。店員さんは「どちらとも、何にでも合わせやすいですよ~」とあくまでも優しいのが救い。かなりウンウン悩み・・・え~い「茶色にします」そして会計を済ませて近くでお茶を飲んで、家に帰ってしげしげとバッグを見て「やっぱり黒が良かったー」車で10分くらいの店だったので、また店へ行きました・・・。
「こんにちはー」
「あらっ?」
「色が・・・・」
「やっぱり黒が良かったですか、迷っておられたから」
いやな顔一つせず、替えてくれました。良かった♪とても感じの良いお店でした。次もまたそこで買おうっと。
実は私の「迷い」は買い物の時ばかりではないのです。何かとこれでいいかなーと迷ってしまい、「どう思う?」と何度も聞くので、まわりの人は面倒でしょうね・・・・。

Flower1

花に引きよせられるナナ

【お知らせ】
BGMに新しい曲を追加しました。
モーリス・ラヴェル作曲「組曲マ・メール・ロワ(マザーグース)」全5曲です。原曲は幼児のために書かれたピアノ連弾曲で、もぐらMP3初の情景音楽です。

第3曲の「レドロネット」昨年夏に公開したものとは違い、今回はガムラン楽器を多用したディープでキッチュなバージョンになっています。

第4曲「美女と野獣の対話」美女が森をさまようシーン、おぞましい獣の出現、最後に魔法の呪縛がとかれ人間の姿をとりもどすシーン等情景音楽の白眉です。

第5曲「妖精の楽園」眠れる森の美女が目覚めるシーンを感動的に表現したフィナーレです。原曲のたった4段譜を、PINKYが20段譜にまで拡げた壮大な終曲に仕上げてくれました。
【6月29日追記】「マ・メール・ロワ」の公開は終了しました。
現在は
ARCHIVES PINK MOZARTにて聴くことができます。


overpass

2007年01月02日 | つぶやき

むかし、遠くへ車で出かけたときに、思っていたこと。自動車専用道路などを通っていると、たまにその道路の上に橋が架かっていることがありました。その橋のそばには、右にも左にも家など何も見えないし、その橋の下を、私たちや他の人たちが車で通りすぎるだけです。その橋を見ては「誰が使うんだろう?」たまに人が歩いていたりすると、「どこからどこへ行くのだろう?」とても不思議に思っていました。

Over_pass1

ここに住まいが移り、犬の散歩でこの自動車専用道路に架かる橋を通ったとき、そんなことを考えていたのを思い出しました。今、この橋を渡る私は、子供のころの私が車の中から見た見知らぬ人だ、そして私が通りがかりに見た一つ一つの橋のまわりには私たちと同じ人々の生活があったのだ・・、下を通る車の人は、私のことを見てどう思っているかしら・・・。
少し感慨深い気持ちになります。

Over_pass2

ハルは向こうから歩いてくる人が気になって、ジッとしていてくれたので、いいモデルになりました。


私の2006年

2006年12月29日 | つぶやき

Hal_nana1

今年一年を振り返ってみて・・・ベストをならべてみます。

【本】 「手話の世界へ」オリバー・サックス 
           佐野正信 訳 晶文社

言語の一種である「手話」を通して、人間の成長における「ことば」の果たす役割がよくわかりました。また、ろう者にとっての手話の大切さを実感。ろう者の手話を抑制する教育が長い間なされていたこと(日本でも)には驚きました。

【映画】 「スーパーマン・リターンズ」
スーパーマンが格好良くて、とっても切ない映画でした。

【レストラン】 「欣葉(しんいえ)」小倉店
感動的なまでに高水準な料理。台北の名菜館の支店です。ほかに銀座とイクスピアリにも支店がありますが、ここだけが台北本店の直轄店です。

【ニュース】 ブログを始めたこと!
「私もやってみたいな~」と始めたブログ。記事を書くことで意外な自分を発見。
いろいろな人とコミュニケーションできたことが、大きな収穫です!

【反省】 インターネットを始めて読書量が激減!
とにかく本を読まなくなってしまいました。来年は、たくさんの本を読みたい!

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。


しゃっくり事件

2006年12月22日 | つぶやき

昨日の夕方、郵便局へ行ったときのことです。後ろから小学生とそのお母さんが歩いてきていました。突然後ろで「ヒィックゥ」続いて「しゃっくりが・・」の声。どうやらお母さんの方がしゃっくりをしたようです。そのしゃっくりはドラマで「酔っぱらい」がするような見事なもの。ほう、と思っていると、また「ヒィックゥ」今度は「止まらない・・」の声。その見事さと言葉におかしくなってきました。すぐ後ろに2人がいるので肩が震えないようにニヤニヤ笑いながらズンズン歩きました。私は窓口に並び、2人はATMの方へ行ったものと思っていたら、また後ろから「ヒィックゥ・・しゃっくりが・・」と聞こえてきて・・・・すぐ後ろに並んでいました。子供が『わっ』とおどかしたりしているのですが、止まりません。私は窓口の前でなかなか順番が進まない、その間に言葉とセットで何度も何度も聞こえます。私、必死に笑いをこらえていました。窓口の人に「なぜ、そんなにニコニコ?」と思われたかも。。

聞いていると、しゃっくりの後の言葉は
「しゃっくりが・・」
「止まらない・・」
「しゃっくりが 止まらない・・」2つくっつけたバージョンもあります。
ついつい言い訳みたいに言ってしまうのが面白い・・・。
でも、私も・・・実は私のくしゃみはかなり変わっているので、くしゃみの後には「あー、寒い」とか「まぶしかった」あるいは直球で「くしゃみが出た」と言い訳しています。

Hon1

「えらいこっちゃ えらいこっちゃ」
(近くの景観保存地区にあるユーモラスな壁)

【お知らせ】
コメント欄、新しいコメントが上に来るように変更してみました。
「もぐらスコープFREE MP3」に専用メールBOXを設置しました、FREE MP3に関するお問い合わせ・技術的なご質問はPINK MOZARTさんまで直接お願いいたします。音楽のご感想は今まで通りコメントとしていただければ幸いです。


もぐらも走る師走

2006年12月15日 | つぶやき

毎年12月になると、ものすごく焦ってしまいます。今年中にやらなくてはいけない事がたくさんある!という刷り込みが・・・。12月といえば、年賀状の用意に、お歳暮に、大掃除に、買い出しに・・・え~と、え~と・・・あれ? 落ち着いて考えたら、「ひぃーっ」とパニックになるほどにはないか。。。でもとにかく気ぜわしい。

Hamelle1

(現在でも典雅なアメル出版社の楽譜。なんと表紙がカタログになっていて、フランスらしく印刷が曲がっています)

【お知らせ】
「FREE MP3」に フォーレ作曲「組曲ドリー」の後半3曲を追加しました。

第4曲 Kitty-Valse 「子猫のワルツ」の原題名は Ketty-Valse 。KettyとはDOLLYの愛犬の名前です。 Ketty-Valse とは何のことやら? またも頭を抱えたアメル出版社は、今度はためらわずE→I に置きかえて、Kitty という普通名詞にしました。かくして現代でも多くのピアニストが組曲ドリーは「ネコ」の音楽だと思いこんでいます。

第5曲 Tendresse は「優しさ・慈愛」 子供の為の小品ながらフォーレの精神性が強く表現された楽曲です。

第6曲 Le Pas Espagnol は「スペイン舞曲」 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、欧州各国の作曲家のあいだではスペインをテーマとして取り上げる事が一大ブームでした。

【追記】この曲の公開は終了しました。


アライグマ君

2006年12月08日 | つぶやき

Ara1

動物園にアライグマがいました。
アライグマ・・・、音楽評論家の萩原健太さんが、ご自分のNHK-FMの番組で 「電車の中から見ていたら、タヌキが歩いていた。尻尾がシマシマだった。ネコと喧嘩して、意外と凶暴だった」 というようなことを話したら、翌週 「尻尾がシマシマということは、アライグマでしょう」 と、たくさんのつっこみが入っていました。今はもう終わってしまった、その番組。リスナーも、萩原さんも、好きな音楽などについて、他にも、アイドルの話、野球の話、回文の話など、好きに語り合うという雰囲気が好きでした。あ~あ、その番組が終わってしまったのが、本当に残念です。萩原さんと、リスナーの作り上げた世界があったのに・・・、ずっと続くんだろうと思っていたのに・・・。


野沢那智さま

2006年11月17日 | つぶやき

16日放送「クローズアップ現代」のゲストは、クリント・イーストウッドさん。
最新の2本の映画の話を中心に、いままでの俳優、映画監督としての仕事の話など、インタビューに答えていました。

そして、その吹き替えが 野沢那智さんでした。豪華です♪
映画でも、クリント・イーストウッドさんの吹き替えを担当されていて、その他にもアラン・ドロン、アル・パチーノ等々、大好きな俳優さんです。昨日も、本当に聞き惚れました。声もいいし、話し方もいいし、す~っと心地よくなってしまいます。ともすれば、音楽のように声を聞いてしまって「いま、イーストウッドさん何て言ってたっけ?」ハッと我にかえったりしました。

イーストウッドさんは、昔より歳をとっているその顔がまた良くて、自分も将来の参考のためにと注目していたので、また話の内容がうろ覚え・・・。