曠野すぐりBLOG 「小説旅日記」

「途中から読んでも内容の分かる連載小説」をいくつか、あと日記を、のんびりと載せていきます。
 

鉄道ダイヤ情報 1月号

2012年12月18日 | 電車のお話
先週土曜日の12月15日発売の「鉄道ダイヤ情報」1月号の新刊情報で、『東上線各駅短編集』を取り上げていただきました。
著者にとってはとてもうれしくなる内容のレビューで、発行元の交通新聞社に感謝です。時刻表と新書、いつも買っております!
 
 
で、お返しに鉄道ダイヤ情報1月号の見どころをPR。お返しにならないくらい微力なのですが……。
 
まずは目次のすぐあと、4ページからの写真。これが実にすばらしい。タイトルの「0℃の意匠」というのが示すとおり、どれも冬をテーマにしたもの。当然冬といえば雪景色で、四季のうちで最も壮大に感じさせるのです。
 
そのあと目を引いたのは、「輝く「阪急マルーン」はこう塗られる!」。
阪急電鉄の工場で塗装工程を追った6ページにわたる記事で、詳細な文章に写真も多く、分かりやすい。なによりいいのは文章のなかに、創業以来マルーン色を変えない阪急の電車に対する愛情が感じられること。JR中央線のだいだい色が好きだったわたしには、とても共感を持つ記事だ。電車の色というのは、郷土色の意味合いもあります。
 
そしてもうひとつ、「東京駅 レイルファン注目のグルメスポット」。
これは東京駅の駅ナカ、「日本食堂」と「駅弁屋 祭」の紹介記事。わたしは、祭の方では何度も買ったことがあるが、「日本食堂」はいつもいっぱいなので入ったことがない。この記事を読むと、なんとか一度入りたいなぁという思いが強くなる。
 
他にも「野岩鉄道を撮る!」、「あの時こうして撮った! DD51形重連」など魅力ある記事が並ぶ。鉄道写真が趣味の人、特定の列車を追いかけている人に手厚い内容ではあるが、枕元に置いて毎晩気ままにぱらぱらと、疲れた脳の健康的なナイトキャップとするにも適した雑誌でもあります。