吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

ギュスターヴ・モロー展(2019年7月13日(土)~9月23日(月) / あべのハルカス美術館)

2019-07-22 07:01:35 | 日々美しいものに触れようよ
 東京でやっていた「ギュスターヴ・モロー展(サロメと宿命の女たち)」がとうとう関西にもやってきたのです。こっ、これは逃してはならぬ・・・と早速行ってきました。


※ギュスターヴ・モロー展(2019年7月13日(土)~9月23日(月) / あべのハルカス美術館)

 あべのハルカス美術館は18階・・・かなり上の方です。


※美術館へ向かうエスカレーターが長いっ!

 男を滅ぼす宿命の女(ファムファタール)を描いて天下一品のモロー。
 モローの描いた『サロメ』はそれまでのイメージ(ヘロデヤに操られた少女)を覆し、男を破滅させる魔性の女のイメージを定着させました。ワイルドの『サロメ』はこの絵画をもとに着想されたのでした。

 サロメを描いた『出現』では斬られたヨハネの首が空中に浮かびます。


※ファムファタールとしてのサロメを決定づけた『出現』

 『エウロペの誘拐』・・・ゼウスに微笑みかけて、これじゃ『エウロペの誘惑』です。


※キチンと完成させると古典的な仕上がりに・・・『エウロペの誘拐』

 処女にしか懐かない一角獣。
 

※未完成作の方が近代的な仕上がりに・・・『一角獣』

 色面による画面分割は流石ルオーやマティスの先生だっただけのことはあります。


※この椅子に座って一角獣を愛でましょう!

 中にこんな『モロー!どうした?』と思うような(恋人を描いた)無邪気なデッサンもあって笑えます。


※『雲の上を歩く翼のあるアレクサンドリーヌ・デュルーとギュスターヴ・モロー』

 セイレーンやトロイのヘレネーなど悪女満載のこの展示会・・・楽しめます!





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