吉良吉影は静かに暮らしたい

植物の心のような人生を・・・・、そんな平穏な生活こそ、わたしの目標なのです。

大駱駝艦天賦典式「クレイジーキャメル」2024年7月13日(土)15:00~/神戸文化ホール

2024-07-14 06:00:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 行ってきました❗大駱駝艦の天賦典式「クレイジーキャメル」ですっ❗

 麿赤児大先生が5年ぶりに神戸にご降臨されました❗

※暗黒舞踏です。金粉ショーです。凄過ぎる❗(舞台写真は資料からの転載です)


※暗黒舞踏のクライマックスシーン。

 人間のカラダってこんなに豊かな表現ができるものだったのかと改めて気付かされます。

 ストーリーは・・・ヴィヴァルディの「四季」に乗せて淡い初恋とその結末を描く・・・ではナンの説明にもなってません。舞台の迫力をナマで感じて戴くしかありませんっ❗


※セーラー服の女子高生を嬉々としてお演じになる御大、麿赤児大先生(❕)


※何度も何度にも亘るカーテンコールの後もファンサービスに神対応。写真撮影と握手会にも応じて戴けました。

 狂喜乱舞ですっ‼️しあわせ♥️

 機会があれば皆様も是非‼️


※関連記事です(↓)
大駱駝艦・天賦典式『パラダイス』2019年3月30日(土)15:00~神戸文化ホール - 吉良吉影は静かに暮らしたい

大駱駝艦・天賦典式『パラダイス』2019年3月30日(土)15:00~神戸文化ホール - 吉良吉影は静かに暮らしたい

麿赤兒(まろあかじ)大先生が神戸にご降臨されると聞き、公演に駆け付けた次第です。※大駱駝艦・天賦典式『パラダイス』2019年3月30日(土)15:00~神戸文化ホールご存知でしょ...

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映画「おいハンサム‼️」

2024-06-29 08:00:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 深夜枠でひっそりと放映されていたドラマが「まさかの映画化」。

 冒頭から占い師に「大変な災難が降りかかります」と不吉な予言をされて本編がスタート。ひと癖もふた癖もある伊藤家のメンバーのすったもんだが延々と描写されていきます。

 世界が滅ぶワケでもなく、日本経済が破綻するワケでもなく、今日と変わらない明日が延々と続く幸せを噛み締める、そういう映画です。

 他愛もない会話の端々にクスッと笑えます。

※他愛もない会話その1
 「理想の恋を花に例えたら❓」
 「私はマツバボタン、どこにでもある」
 「私は・・・エーデルワイス‼️」
 (突然エーデルワイスの歌を歌いはじめる)


※高嶺の花エーデルワイス

※他愛もない会話その2
 「1日置いたカレーは美味しい」
 「食べた後の鍋を洗うという義務が伴うが、昨日のカレーの旨さには代えられないな」
 (昨日の残りのカレー争奪戦が始まる)

 災難⁉️
 娘が妊娠したと早とちりして「バカボンのパパ」スタイルにコートを羽織ってゴルフクラブを手に表に飛び出す吉田鋼太郎。

 この服の協賛はどうやら「フクスケ」らしいです。直営店で腹巻きを見つけたので「これ、吉田鋼太郎が着てるヤツですか❓」と尋ねましたが「靴下は提供してますが腹巻きは・・・どうでしょうか❓」とのお返事。色は赤じゃなくピンクでしたが・・・買いました❗これで今晩からワタシも吉田鋼太郎(笑)。

 映画を観て、明日も今日と変わらない日々が続く幸せに浸りましょう。
 みんなで観て幸せになりましょう‼️


ジョージ・ミラー監督「マッドマックス: フュリオサ」

2024-06-04 20:44:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 前作「怒りのデスロード」の前日譚。イモータン・ジョーの死後シタデル(砦)の指導者となったフュリオサの成長と復讐を描いた作品・・・なぁんて説明は不要ですね。今や「マッドマックスサーガ」という副題まで付いて全世界で知らないヒトはいない(だろう)という映画です。

【ここからはシリーズ全体の振り返りです】

 マッドマックス最初の作品は低予算のアクション映画でしたが、観た瞬間ドギモを抜かれました。トーカッター率いる無法バイカー集団に殺された妻と息子の復讐に燃えるマックス・ロカタンスキー。正義を守る警官だったマックスの文字通りマッドな変貌ぶりにシビれました。


※トーカッターを追撃するマックス

 登場するバイクはカワサキZ1000‼️
 追撃するマックスが駆るフォードファルコン(スーパーチャージャー付に改造した究極のV8マシン)のインターセプター‼️


※ボンネットから突出したスーパーチャージャーがド迫力

 「撮影中に死人が出た」と報道された過激なアクションの数々、映画を観たワタシは影響されたのか、その晩2回もスピード違反に引っ掛かり1ヶ月免停の憂き目に遭いました(バカですねー❗)。

 凄惨なシーンを和ませたのは敵役トーカッターの「お茶目さ」でした。

※ヒュー・キース・バーン演じるバイカー集団の首魁トーカッター

 ヒュー・キース・バーンは前作「怒りのデスロード」にシタデル(砦)の指導者イモータン・ジョー役でシリーズ復帰してファンを狂喜させましたが、その後73歳で逝去しました。

【お待たせしました。本編レビューです】

 今作フュリオサでは別の俳優さんが若き日のジョーを演じていますが、魁夷なスタイルとは裏腹に澄んだ眼をしていて実に男前のイモータン・ジョーです(眼がカワイイ❗)。


※ラッキー・ヒューム演じる若き日のイモータン・ジョー

 これ、今作(フュリオサ)を観た後に前作(怒りのデスロード)を観た方がイイのではないでしょうか❓ネタバレもなくスッキリ繋がるツクリになってます。

 母親を殺され、無法者集団に身を投じたフュリオサの復讐譚です(あー❗フュリオサに託された種子が最後の最後で復讐の道具になるとは予想もしませんでした)。カーアクション好きには堪らない作品。必見です。

 唯一残念に思ったのは敵役ディメンタス将軍が魅力不足なこと。心に傷を負って無法者になったらしい役柄なのですが、トーカッター(第1作に登場)やヒュマンガス(第2作に登場)のような悪の魅力に欠けているのです。


※航空機用星形エンジンを搭載したモンスターバイクに股がるディメンタス将軍

 常時クマのぬいぐるみを身に付けるような特異なお茶目さを持った役柄なんだから、もっとブッ翔んだ悪役ぶりを見せて欲しかったと思いました。
 

 

陰陽師0(おんみょうじゼロ)

2024-05-13 08:00:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 遅ればせながら観てきましたよ陰陽師0‼️
 これは傑作です。

 陰陽師のハナシですから怪(あやか)しの世界をおどろおどろしく描いた作品かと思いきや、さにあらず。
 「陰陽道が当時の最先端科学だった」ことを観客にイヤでも思い知らせるツクリの映画になってます。

 陰陽道の基礎になるのは陰陽五行説です。これは世界を木火土金水の5つの要素から成り、それが巡って循環するという思想です。

 木生火: 木材は燃える
 火生土: 燃えると灰になる
 土生金: 土中に鉱脈ができる
 金生水: 金属は結露する
 水生木: 水で植物は育つ

 ここでヒトは木の属性を持つとされます。これらは物質が循環する組み合せです。これを木→火→土→金→水と五角形に配置して図に現します。五行相生(ごぎょうそうしょう)です。

 五行には相性の悪い組合せが存在します。これを五行相剋(ごぎょうそうこく)といいます。

 木剋土: 植物は土の養分を奪う
 土剋水: 土は池や湖を埋める
 水剋火: 水は火を消す
 火剋金: 火は金属を溶かす
 金剋木: 金属(刃物)は木を傷つける

 先程の五角形に相性の悪い組合せを線で結ぶと見事に五茫星のカタチになります。素晴らしい‼️これでこの世の仕組が明らかになりました。

 このように精緻な理論にて組み上げられた科学的体系こそが陰陽道の本質なのです。
 陰陽道が古代の科学体系であることが分かれば「オカルトとは何か」の答えも明らかになります。
 実はオカルトとは失われた古代の科学体系の瓦礫なのです。その理論が失われ、儀式や儀礼の端々だけが残っている、それがオカルトの本質なのです。


【ストーリー】
 陰陽寮生殺人事件の犯人捜しを任された主人公安倍晴明、彼の信条は「事実だけを見る」ことです。主観に左右される「真実」ではなく、客観的「事実」だけを観察し、合理的判断により事件を推理する、これはまさにシャーロック・ホームズの手法です。足跡を観察し、屍体を検分し、実に科学的に事件の真相を解明していきます。捜査手法自体が近代合理主義そのものを体現していますね~。

 さーらーにー、陰陽道の科学的解明が見事‼️

 呪(しゅ)は催眠暗示、術は無意識世界の心象風景での出来事。無意識の底で皆は繋がっている・・・。
 陰陽道の原理を心理学的に解明し、さらにはユングの提唱する集合的無意識の概念にまで観る者を誘います。

 そして、脇を固める俳優陣の豪華なこと‼️
 主役2人も決して大根ではありませんが、2人の演技が霞むくらいの達人業のオンパレードです。完全に主役を喰っちゃってます。吹越満をタダの門番に使っちゃうなんて完全に「豪華俳優陣の無駄遣い」ですわ(笑)。
 ぜひ観るべき映画です。

2024年春季アニメ勝手にランキングしちゃいます。

2024-05-11 08:00:00 | 映画・ドラマを観て考えよう
 恒例のアニメランキングです。
 2024年春季は評価の難しい作品が揃ってしまい、ランキングに苦しみました。

 懐かしいライトノベルの佳作「狼と香辛料」が初アニメ化されるなど話題は多いのですが・・・。


※「狼と香辛料」のワンシーン

 基本的には中世のショーバイのハナシ、ギルドとか出てくる。私には少々単調(ゴメンナサイ💦)。

 書店員コンビが怪異に挑む「怪異と乙女と神隠し」がナカナカそそります。コレ、注目作。

※「怪異と乙女と神隠し」からセクシーな菫子さん。

 悩みましたが第3位は「喧嘩独学」を選びましょう。新米ユーチューバーが動画で喧嘩の上達を図るハナシ。

※果たして動画を見て実践するだけで喧嘩は上達するのか❔
※こんなカワイイ娘を守るためならデキルはず(笑)。

 うーん、第2位は「怪獣8号」にします。突然怪虫に寄生(❔)され、怪獣に変身してしまう主人公。驚異の破壊的を持ちながら、ニンゲンのココロを持ち続けるヒーローのハナシです。
※同僚の市川レノ(真面目モード)
※これも市川レノ(激情モード)

 絵柄もナカナカ斬新‼️
 ストーリーも怪獣退治に伴う死体処理なんかも描いて、うーん、これは今まで無かった視点。実に楽しめる作品なんですが、もう1作とんでもない作品が出てきたので今回は涙を飲んで2位に留置きます。

 そして、栄えある第1位は「終末トレインどこへ行く」に決定しました‼️
※行方不明になった友達を捜して池袋に向かう主人公たち。

 「7G開始の影響で世界が滅亡❔」という「安っぽい陰謀論」じみたプロットながら「西武池袋線沿線以外の世界が滅亡」という奇想天外な発想⁉️残った沿線周囲も異様な世界に変貌する・・・良質なファンタジー世界が展開します。


※栂野から池袋までがいやに遠い(笑)。

 「行方不明の友達は池袋にいるはず」と考える設定がすでにオカシイ。「池袋まで何日も掛かる」といって用意するものがアロマキャンドルだったり、霧の湖を接近する影に「伝説の首長竜か❔」と身構えたらスワンボートだったり、ハズし方がもう傑作‼️実に楽しく観れます。今季イチバンのオススメです。

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