先日道徳の教科書検定で教材に登場する「パン屋」に対して「学習指導要領の示す内容に照らして、扱いが不適切」という指導が行われたという報道があった。
「教科書全体で指導要領にある『我が国や郷土の文化と生活に親しみ、愛着をもつ』という点が足りないため」との指摘で、この教科書会社が「パン屋」を「和菓子屋」に変えたところ、検定に通ったとのニュースだった。
全国のパン屋さんは『ワシ等は国賊扱いか!』と怒るべきです。
太平洋戦争の時代に、野球を「アメリカ発祥(敵性)のスポーツなので禁止する」とした事例に近い気がします。
しかし、これは大変なマチガイです。
そもそも「日本的」と思われているものにも結構外来のものが含まれていて、その総合が日本文化なのです。
例えば仏教。江戸時代に檀家制度ができて、お寺が戸籍を管理していたために、全く日本的なものと思われていますが、その昔私に古文を教えてくれた教授は常々こう言っておりました。『皆さん、奈良や京都のお寺へ行って有名な仏像を拝観して「侘び」だの「さび」だの言うのは大変な間違いでっせ。あれは年月が経って「剥げチョロケ」になっとるだけで、元は極彩色なんですわ。仏様というのはエキゾチックな異教の神様でんがな。』
※どちらも弥勒菩薩です。念のため。
まさにその通りで蘇我馬子が仏教を導入したのは在来の神道に対抗するためであったのは歴史にも明らかな事実です。最近CG等でかつての失われた色を復元してみると日光東照宮とか目黒雅叙園のようなケバい色彩であったことが分かります。
こうした極彩色の仏様に当時の人々は天上の光景と新しい文明の香りを嗅ぎ取っていたに違いありません。
では、神道は?これなら充分「日本的」と言えるのでは!?
アニミズムに近い原始的な自然信仰はたしかに「日本的」と言えるかもしれません。
しかしながら伊勢神宮に代表される「ミソギ」や「ハライ」を主たる概念に掲げる神道は朝鮮半島由来なのです。
証拠は意外なところにあります。八咫烏(ヤタガラス)なる鳥をご存じでしょうか?
※熊野誓紙に描かれた八咫烏
このカラス、本来は天孫ニニギノミコトが熊野国から大和国へ攻め登る際の道案内をしたとされ、日本サッカー協会のシンボルマークにもなっています。日本を象徴するような鳥で、普通のカラスとは違い何と足が3本ある(!)のが最大の特徴です。
まさに「日本を代表する」このマーク。
しかし、韓ドラの「朱蒙(チュモン)」を観た方は「あっ!」と思ったに違いありません(ハチマキの中央に注目!)。
実は『三本足のカラス』とは高句麗のシンボルなのです!!!
これが神武東征の道案内をした・・・という神話について考えれば、当然のようにひとつの結論に至ります。
皇室のルーツは朝鮮半島にある!
従来高天原から高千穂(宮崎)に降臨したとされる神武天皇ですが、実際には「朝鮮半島から脱出して大隅半島に漂着し(討伐を恐れてか)宮崎の山奥に隠れ棲んだ」という事実が明らかになってきています。
「ミソギ」や「ハライ」を中心とした神道とは、このとき随行した中臣氏(後の藤原氏)の信仰で、対馬や五島列島近辺にそのルーツが残っているとの説もあります。
このように考察を巡らせば、教科書検定や学習指導要領のインチキぶりが明らかになってきます。
真に「日本的なもの」を求めていくと「皇室でさえ排除すべし」という矛盾に突き当るのです。
文部科学省は全国のパン屋さんに土下座して謝るべきです!!!
テレビ中継を視たが、予想通り全くの茶番だった。『脳梗塞で記憶があやふや』と述べる元都知事に対して、前半の質問は自民党都議連からの質問者が二人も出て、徒に時間を消費するばかりで全く時間の無駄遣いだった。野党の質問も時間切れで何も明らかにならない証人喚問だった。
追記:元都知事は証人喚問の朝、心境を『天気晴朗なれども波高し』と表現し『君等は教養が無いから分からないだろう』とうそぶいたが、ここで自らの無教養を暴露してしまった。まさに浅学非才である。この東郷元帥の言葉は『天気晴朗』で『バルチック艦隊の発見に有利』と述べ(当時はレーダーが無く目視に頼っていたため、天気が良いことは戦艦の吐く煙を発見するのが容易であると報告している)、『波高し』で『大砲の命中率が低い』(すなわち兵士の錬度の高さが勝敗のカギとなる)との戦況分析を行った言葉だとはっきりしている。日本海海戦に向かう自らの心理を単に天候描写に託した表現ではないのである。もし述べるならば日露戦争開戦にあたっての昭和天皇の御製『四方の海、皆同胞(はらから)と思う代に、など荒波の立ち騒ぐらむ』でも引用すれば良かったのだ。
NASAが考案したゲーム『月面で遭難したとき、どうするか』を入手しました。
結構おもしろかったので紹介します。頭の体操として考えてみてください(正解はコメント欄で公開しています)。
NASAゲーム『月面で遭難したとき、どうするか』
あなた方は、宇宙船の乗組員である。
はじめの計画では明るい方の月面上で母船とランデブーすることになっていた。
ところが、あなた方の宇宙船は、機械の故障で、母船とのランデブー予定地点から、200kmばかり離れた所に着陸してしまった。
そのうえ、積んでいた機械の多くも破損してしまった。
生き残るためには、どうにかして、母船とのランデブー予定地点に、たどり着かなければならない。
そこで、月面上200kmの旅行に必要な品物を、選択する必要に迫られている。
次にかかげてあるのが、着陸の際の破損を免れて、完全なままで残っている品物のリストである。
ここまでの課題は、あなた方乗組員が、ランデブー予定地点に到達するための必要度(重要度)に応じて、これらの品物に、1~15の順位をつけることである。
もっとも常用(不可欠)と思われるものを1とし、その次に重要なものを2とし、以下順に3,4・・・・・・、いちばん必要でないと思うものに15、というように、全品目に順位を記入するのである。
まず、あなたの順位を決定してください。個人決定のための時間は15分間です。
A.( )マッチの入った箱
B.( )宇宙食(固形食)
C.( )ナイロンのロープ15m
D.( )パラシュートの絹布
E.( )ポータブルの暖房機
F.( )45口径のピストル2挺
G.( )粉ミルク1ケース
H.( )45kgの酸素ボンベ2本
I.( )月から見た星座図
J.( )救命いかだ
K.( )磁石の羅針儀
L.( )20リットルの水
M.( )発火信号
N.( )注射器の入った救急箱
O.( )太陽で作動するFM受信機
神戸港に科学探査船『タラ号』が寄港しています。
船体は軽量で頑丈な総アルミ製モノコック構造、船体が丸いシェイプなので氷海も航行が可能です。
今回はサンゴ礁の調査で世界中を廻っているんですね。
タラ号の雄姿
観測機器類が積まれています。
2本あるマストは断面が流線形をしているのが分かります。
調査の内容はパネルや資料で説明してくれます。
操舵室とリビングルーム。きれいな花が飾られています。
なぜいまサンゴ礁?・・・海は排出された二酸化炭素の30%を吸収しています。
そして海の光合成の大半を担っているのが実はサンゴ礁なのです。
サンゴと共生する藻類やプランクトンなどの微生物が酸素を作り出しているのです。
いま、地球温暖化によって世界中のサンゴ礁が危機に瀕しています。
タラ号の調査と同時にサンゴ礁の保護を訴えて世界中を航海しているのです。
タラ号はマイクロプラスチックによる深刻な海洋汚染の実態についても調査しています。
マイクロプラスチックによる海洋汚染を防ぐために私たちができることを列記します。
1.ペットボトルに入った水を買わない。お茶を沸かして保温容器で持ち歩くようにしましょう。
2.タバコのフィルターを捨てない。フィルターはプラスチック製です!持ち帰りましょう!
3.プラスチックをトイレに流さない。綿棒の軸等のプラスチック部品を流してはいけません。
4.歯磨きやスクラブ類、シャワージェルなどで研磨剤としてプラスチック微粒子の入った製品を使わない。
5.海岸でのプラスチック類のゴミ拾いに参加しましょう!
タラ号の一般公開寄港地(乗船は要予約です)
福岡(2017年2月18日~22日)
尾道(2月24日~28日)
神戸(3月2日~6日)
名古屋(3月8日~12日)
横浜(3月14日~20日)
東京(3月21日~25日)
下田(3月26日)
高知(4月1日)
沖縄(4月16日~20日)
タラ号についてもっと知りたい方はここをクリック!→タラ号太平洋プロジェクト