農相、スーパーの産直批判 名古屋で卸売市場視察(共同通信) - goo ニュース
近くのスーパーの鮮魚コーナーが一風変わっている。三河湾の漁港から直接買い付けてくるそうで、時々現地に出向かないと食せ無い地魚も陳列されている。メヒカリやメゴチなど一見グロテスクだが美味しい。市場に出しても売値が付かない魚やアシが早い魚が多い。
直接買い付けは元々このスーパーの目玉だったが、昨年の原油高騰の際にクローズアップされ地元ローカル局が取材に来ていた。
さらに別のスーパーの駐車場では週に2度くらい地元の農産物の特売がある。市場に回すほど大量でなかったり、規格外の農作物を地元の生産者が売りに来るのだ。
もちろんスーパーの中には市場ルートから仕入れた有名産地やブランドの生鮮品も売られている。
赤松大臣は「GMSの産直システムが農業を圧迫している」と言うが、産直でなければ地元で消費するか廃棄するしかない生鮮品もあるのだ。どちらを買うか?は消費者が決めれば良い事で、役所や政府がどうこうする物では無い。
生産者が弱い立場にある事は否定しない。だが中には「○○産」としてブランド化を推進している物もあるが、それは生産者が良品質化の努力を惜しまなかった事だ。
今政府がやろうとしている農産物の補償制度は農作物で補償の有無が分かれるから昔の減反以下の政策だ。農業を事業として企業が進出するグリーンファームは、田畑の所有者は賃料を、生産者は従業員として雇用は産まれるはずだったが、民主党は否定した。中途半端な保護政策は農林水産業の国際競争力を奪う。フランスの農民がパリのシャンゼリゼ通りでワラやタイヤに火を付けたデモが近い将来、東京でも見られるだろう。
ところでバカボンのパパの職業は植木職人だ。ハッキリ憶えていないが、ネコの毛だったかヒゲだったかをパパが切ろうと、ハサミを持ったバカボン・パパがネコを追い掛け回し松の木の枝を切って行った。それが見事な剪定だったので植木職人になったのだ。まさに「ナントカとハサミは使いよう」だ。
だが、一連の鳩山政権の政策はもう一つの例え話「き○○イに刃物」の危険な状態だ。