MiddleDayTripperの徒然記

気ままな中年オヤジの独り言

本当に怒っているのは「みずき」だ

2010-11-06 00:38:47 | スッカラ菅、頼むから○んでくれ!

尖閣ビデオ、海保編集は数種類 ネット流出問題(共同通信) - goo ニュース

海保の巡視船みずきPS-11は85年に発生した日向灘不審船事件で相手が高速で取り逃がした教訓を基に建造された外洋高速巡視船びさん(※現在は配置換えにより、らいざん)PS-06級の7番船。元は福岡保安部に所属していたが、01年12月に発生した「九州西南海域工作船事件」に遭遇している。

12月21日米軍から不審電波受信の報告を受けた海上自衛隊は喜界島近海で同様の電波を受信し、鹿屋の第1航空隊P-3Cを派遣した。現場海域では船体に「長漁3705」と書かれた漁船がいた。分析の結果、工作船の疑いが高いとして22日1時に首相官邸と海保に通報。

海保は名瀬から「あまみ」、串木野から「きりしま」、長崎から「いなさ」、福岡から「みずき」を派遣。海自も佐世保の第2護衛艦群からイージスミサイル護衛艦「こんごう」(DDG-173)と護衛艦「やまぎり」(DD-152)を現場に急行させた。

この間に海自はP-3C、海保はヘリで上空から監視を続けていたが、不審船は中国方面に逃走を開始していた。13時前に不審船を確認した「いなさ」が停船を命令したが、無視して逃走したため「立入検査忌避」が成立。14時36分から20mm機関砲(空自戦闘機に搭載されているM-61バルカンの艦載型)で威嚇射撃したが、停船せず逃走を続けた。国旗を掲揚していなかった不審船は乗組員が中国国旗と思われる布を降りながらも停船はしなかった。この間に「みずき」が現着し、2隻によって艦首と艦尾に威嚇射撃。この曳航弾が可燃物の入ったドラム缶に当たり、一時火災を起こしたが、30分で鎮火していた。21時に再び威嚇射撃。この射撃で「みずき」は弾薬を使い果たし、「あまみ」と「きりしま」の現着を待ち補給のため現場を離れた。

不審船の速度が落ちた22時に、3隻で取り囲む様に接近し強行臨検を試みた時に不審船から機関銃やサブマシンガン、アサルトライフルの発砲を受け、3隻は全速回避しつつ、「正当防衛」で20mm機関砲や64式小銃で応戦。不審船からは携行型対戦車ミサイルの発射も2発確認された。一連の攻撃で船体に防弾処理がされていなかった「あまみ」は乗組員3名が負傷し、「いなさ」は3基のエンジンのうち1基が被弾停止した。

この報告を受けた首相官邸では護衛艦隊に対して「こんごう」対艦ミサイルでの攻撃の可否を問い合わせたとされている。

この銃撃戦の中で22時13分、不審船は爆発し沈没。自爆による自沈と思われた。沈没地点は中国側EEZ内であった。

海保と海自による追跡に対して社民党から「やり過ぎだ」と批判の声が上がり、後に海保の臨検に対する法律改正と海保隊員への防弾チョッキ着用に対しても社民党は反対し、現内閣の主要メンバー数人も反対していたと言われる。

「沈没船が工作船だったのか?」を確認するため小泉首相は中国と交渉を重ね、引き上げを了承させる事に成功した。一部では川口順子外務大臣の「このまま拒否すれば中国はテロ国家を庇う国と思われる」が決め手になったと言われている。

02年9月11日に回収された遺留品を分析。その結果沈没したのは北朝鮮の工作船だった事が判明した。なお回収の直後に小泉首相は北朝鮮を電撃訪問している。

現場に指揮を任せた小泉首相だったが、追跡中は本当に中国の漁船の可能性もあり、国際問題になる可能性もあったが、自分のクビを賭けた永田町の変人は肝はちゃんと座っていた。

あれから8年9ヶ月。

福岡から石垣に転属となった「みずき」は本来であれば船名も変わるのだが、この事件の武功で船名はそのままだった。

「みずき」は再び乗組員が危険を冒して不審船と戦った。だが今度の政府は違っていた。空き菅は自分の保身しか無かった。全て現場に責任をおっ被せて船長を釈放してしまった。

流出したビデオの一部には違う映像があったと言う。

その映像は巡視船「みずき」の怒りなのかも知れない。

沖縄県・尖閣諸島付近の中国漁船衝突事件の状況を撮影したとみられるビデオ映像のインターネット公開問題で、海上保安庁が撮影、編集し関係機関が保管していた映像は、場面や時間が異なる数種類があることが5日、関係者取材で分かった。検察当局は、サイト運営のグーグルへの投稿者情報照会も視野に調査。内部流出かどうかを週明けにも公表する見通し。情報漏えいの疑いが出れば捜査に切り替えも。