ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

長いTV台~小物作り

2016年03月19日 | 木工
年度末、いろいろ忙しいです。


東京九段の桜は2,3輪咲いたという便りをききますが、山里はまだまだ色が少ないです。

しかし夜の闇に春の気配を感じます。





成虫で冬を越したテングチョウが飛び始めています。





池では、しばらく目を離したすきにカエルの卵塊が15個ほどになっていました。
早く産まれたものはおたまじゃくしになっています。









小物をまとめて作りました。





お箸です。100膳ほど作ります。
材はオノオレカンバという固い木です。ミネバリともいいます。

少し大ぶりのもので、とんかつ屋さんでとり箸に使うものです。







握るあたりを「なぐり」風に加工します。






右が「なぐり」風加工をしたものです。






漆を塗ります。

一日に一度、四回ほど塗ります。

漆塗りは根気のいる仕事です。
塗っては拭きとる作業を繰り返します。
一回一通り塗るのに2時間半ほどかかります。







ついでに箸置きも塗ります。











これは真空管を使ったアンプの台だそうです。





こんな仕口です。
たまにはこういうのもやらんとね。










これは額。上野村産のシオジの杢板を使いました。
記念品です。
季節商品ですね。








昔作った引き出しが修理で返ってきました。


もともとは引き出しの前板は穴が開いているだけで、そこにビーズを付けて見本にして販売するための物でした。

それをやめてつまみを付けて欲しいとのことでした。



引き出しの数は80杯。


小さい引き出しにちゃんとしたつまみを付けるのに苦労しました。
数も多いし。









つまみやすく、まあまあの格好になったと思います。









長ーいTV台も作ってました。





材は長さ3.5m、幅は60cm、厚さは7cmのクルミです。






後ろを真っすぐに切って、





長さも切ります。285cmくらい。








作ってる間の写真がないのですが、こんな家具です。

下にキャスター付きの箱が5個入ります。







箱には仕切りがあります。

取っ手はは思い切って握りやすい形にしました。











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