ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

クリのテーブルなどの制作

2014年12月22日 | 木工
12月16日火曜日、雪が降りました。




7センチくらいの積雪でした。



この日、できた製品を車に積み込みをして翌朝納品でした。

朝起きると立派なアイスバーン。
車で踏んでしまった雪はもうなすすべがありません。氷に化します。
しかも納品先は私の工房のある山村よりもっと雪深い町。
行くしかありません。








これは玄関に置くクローゼット。
横のスリッパ棚は現場での組み立てです。





開けるとこんな感じ。
ハンガーをかける棒も木製です。





これはテレビを載せるキャビネット。
長さが2.2mもある立派なものです。

エレベータにはそのまま入らず、立てて入れました。
扉などもすべて付けずに搬入し、お時間を頂いてお部屋で組み立てました。





天板の板もきれいな木目が出ています。








20日土曜、今度は雨が降りました。



溶けずに残った雪に雨がしみこみ、そのまま凍結。
つるつるがりがりです。




けものの足跡が工房の庭に残っています。





肉球の跡が見えます。タヌキでしょうか。




これはシカですね。偶蹄類。




シカのフンが。

そういえば何度かシカ肉を頂きました。刺身でいただきます。









今年最後になると思われる仕事はクリ材の家具が何点かのセットです。





虎の子のクリの板です。これでテーブルができます。
長さが2.1m、幅が60cm、厚さが7cmの板が二枚。
丸太で買って持っていたかわいい板です。




それを四角い板に切ります。






狂いを取りながら厚さを揃えて仕上げます。
しかし、こんなに狂いのない板は珍しい。ほとんどねじれていません。





ほとんど手作業で平らにし、厚さを揃えて剥ぎました。
長さ1.8m、幅が1m、厚さが6cmの立派な天板です。
重くなって搬入がやや憂鬱。








同時進行で、こちらはコーヒーテーブルの制作。
幅が50cmの板で、やはり機械に入らないので手作業での板削りです。





手鉋で板を削るときには鉋を何枚も研いでおき、切れなくなったら鉋を取り換えてどんどん削っていきます。





この小さいテーブルの天板はアールが付いています。
このくらいの緩やかなアールは丸鋸で切ってしまいます。
本来直線を切る電動工具ですが、なかなかきれいにカーブが切れます。




切りました。





テーブルの足の組み立てです。
足は斜めに付きます。

斜めのものは組み立てが難しいです。
締め付ける力が逃げてしまいます。




このクランプが掴んでいる楔状のものは組み立てのために両面テープで付けた捨て材です。





天板の組み立て。

クランプがもういっぱいで、何が何だかわかりませんね。




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