ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

クルミのチェスト

2013年07月08日 | 動物
土日は曇りがちで雨も降ったので、梅雨明けはどうせ早とちりであろうと思っていましたが、
今日はすっかり晴れてしまいました。





あきらめて扇風機を出す。




10日ほどかけて作っていたキャビネットができました。
催事用に作ったもので、注文品ではありません。






これは組み立てているところ。






これが図面です。
右の足と左の足が違うのは作っていて悩んだからです。
注文品でないので自由な分、悩みも多い。


そこで、、、




四角い足の部材を仮付けし、








A案とB案の形を紙に切り抜いて貼り付けて検討してみました。



いろいろ考えましたが、日本家屋に猫足もなあ、と思いシンプルな方になりました。






足の着くホゾ穴を掘ります。
おおよそ機械で掘ってからノミで仕上げます。





板厚が2cmしかないので深い穴が掘れません。
強度に問題はないとは思いましたが、保険に一本ネジを入れておきました。






付けたらこんな感じ。






これはツマミです。
名前のわからない黒い木を使います。マメ科の紫檀の仲間の木なのは確かです。もらった木なんです。
四角いうちにネジの付く穴をあけておきます。






同じく四角いうちに指がかかる凹みも加工しておきます。
小刀で荒どりをして、






作業台の万力にしっかり挟んで彫刻刀で加工します。
小さいものの加工は持つ手の方が疲れます。
このように固定して加工できるととても楽です。
体重をかけて刃物が使えます。






指がかかる部分の加工が済みました。






その後表側を仕上げました。
丁寧に磨くと艶のでる木です。






ちょっとクールな感じを狙ったつもりです。






扉や引き出しやいろいろ作ってツマミを付けて塗って完成しました。


群馬県庁での催事に出品しますので、ご覧ください。
群馬ウッドクラフト作家協会





いつの間にか、ヒグラシが降るように鳴いています。

オオムラサキも飛び始めました。





やっと撮った蛍の写真です。
独特の色の光ですね。
今年はとても多いようです。見られる期間も長いです。


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