ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

ペーパーコードの張り替え

2022年04月04日 | 木工
たまには季節の話題。






4月1日、前夜に雨が降りまして、朝起きたら山が白くなっていました。





寒くても雨が降ったので、遅れていたヤマアカガエルの産卵がここに来てまさに蛙合戦の様相。

池の水は例年より少くて、卵が水に浸かりきりません。

水が少いのは桑の木が死んだのと関係があるのでしょうか?





通勤路にある山桜の古木はほんのり蕾が色付いてきました。

この辺には去年も梢で高らかにさえずるウグイスがいましたが、今年も現れました。

ウグイスは藪で鳴いていてほとんど姿が見られないのが普通なのですが…





ペーパーコードチェアの張り替えをしました。



ペーパーコード座面の耐用年数はネットで調べると15年くらいなどという説があります。

どうしても弛みはしますが、普通に使えばずっともつのではというのが私の見解です。

なるべく長持ちするように、力と気持ちを込めて編んでいます。


ですが、ペーパーコードが切れてしまったとお客さまからご連絡頂いて、お伺いしてお預かりしました。





前端の縦紐が数本切れてしまっています。







ペーパーコードを切って取り去ります。打ってあった釘はそのまま使います。


椅子の木枠は弛みがなかったので、その点は良かったです。





張り替えました。



最初の納品は8年前で、小さかったお子さんも大きくなり下の兄弟も増えて、大変賑やかに歓迎して頂きました。

椅子はとてもいい感じで使い込まれた味わいになっています。