ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

月並みですが、はじめまして。

2011年05月05日 | 日記
 山深い村で木工屋をやっています。ほぼ毎日、せっせと工房に通って仕事をしています。工房には自転車で行きますが、お昼に帰りますので一日2往復、片道5分くらいの道のりです。みなさんが丹精こめて育てている庭の花や畑の作物を眺め、川や山の草木や動物を横目で見ながら自転車通勤を楽しんでいます。
 山の生活はとても「官能的」です。夏、風を切って走る快感。冬、雪の降る夜に歩いて帰る耳の奥の静けさ。夜、真っ暗な森の中から感じるケモノの気配の恐怖。毎日同じ道を通っていても毎日違う景色があり、いろいろな発見があります。ああ楽しい、山の暮らし。
 私の仕事、木工の話もさせてください。一応プロなので、秘密にしておきたいこともあります。それなりにこだわって仕事はしています。仕事は好きです。仕事をしないと体調が悪くなります。仕事中毒は家族公認。納期はいつも遅くなるので怒られてばかりです。地道なもの作りの話、お付き合いください。