めいすいの写真日記

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ご近所に咲く椿の花

2009-02-28 | 
 ご近所の椿、いろいろなところで咲き誇り、まさに”椿の百花繚乱”といった今日この頃ですが、いつもの年より早い気がします。



 椿の木の木質は堅くて緻密、木目も目立たず均質、摩耗に強いことから、判子によく使われてきました。



 椿は花が散る時に、萼(がく)の部分からぽとりと花ごと落ちます・・・落椿。そのため、首が落ちることを連想させ、武士が嫌ったという話があります。
 病気のお見舞いに持って行くこともタブーとされているようです。



 こうした椿がもともとの椿でしょうか。



 オペラ「椿姫」の主人公ヴィオレッタは胸に椿の花をつけていたということですが、私のイメージではこのような花になります。

  PENTAX K20D + TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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赤いぼけの花

2009-02-27 | 
 通勤の道すがら、ご近所に咲いている ぼけ の花、1月頃?から満開で、ずっと咲き続けています。



 寒いときに咲く貴重な花と言えるでしょう。むかし、我が家にも小さな木があって咲いていたのを思い出します。
その時、ぼけ というのは、季節にかかわらず狂い咲きをするから ぼけ という名が付いたということを聞いた気がするのですが、
ネットで調べてみたの所、そのような記述はありませんでした。
 ぼけ というのは、実が瓜に似ていて、木になる瓜で「木瓜(もけ)」が訛ったということらしい。
 1月上旬から咲くのは「寒ぼけ」といい、通常は3~4月に咲くということなので、このぼけは「寒ぼけ」になると思います。



 ぼけ はバラ科の花です。花の大きさは、2.5~3cm ですが、さすがにバラ科の花だけあって、よく見るとなかなか綺麗な花です。
 花言葉は「熱情」、「平凡」、「魅惑的な恋」。

  1枚目 PENTAX Km + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO 、2枚目PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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神田界隈を歩く(5)・・・天麩羅「いもや」本店

2009-02-26 | 街角
 神田界隈の散策も、コースの終わりに近づいた頃、ごま油で天麩羅を揚げる良いにおいがししてきました。時間も一時を過ぎていましたので、おなかもペコペコでした。



 振り返ると、天麩羅「いもや」 (本店・・・東京都千代田区神田神保町2-16 電話03-3261-6247)とあり、行列が出来ています。待つのは辛いけど、ちょうど良いので、お昼ご飯をこのお店で食べることにしました。



 

 メニューは「天麩羅定食」650円と「海老天定食」850円。
 私は、海老天を食べたかったので、「海老天定食」を頼みました。
 隣を見たら「天麩羅定食」にも、海老天があり、イカ天、きす天、カボチャ、春菊が入っています。「天麩羅定食」の方がお得でした。でも海老天定食も海老が4匹、こちらもなかなかではあります。
 「写真を撮ってもいいですか」と聞いたら「天麩羅だけならOK」、「お店の中はNO」とのことでした。
 店の中は「コ」の字になっていて席は30人ほど、天麩羅を揚げているのがよく見え、揚げたてのものを食べさせてくれるのでいい感じ。一時過ぎからは、追加もありで、きす天、イカ天は100円、海老天と穴子天は200円。気楽に入れる天麩羅屋さんでした。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影

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神田界隈を歩く(4)・・・古本屋街のお店

2009-02-25 | 街角
 神田といえば、古本屋街というほど有名です。
 しかし、最近はインターネットの発達で本の価値もやや下がり気味になってきています。例えば、平凡社の「世界大百科事典」35巻などは、古本屋さんで高く売っていたのですが、「Wikipedia」の出現により、便利さが無くなってしまいました。
 このため、昔のように古本屋さんが通りに延々と続くということは無くなりました。でも、古本屋さんは依然として沢山あり、文学作品などの全集は、今でも人気があるようです。



 古本屋街の裏通りを歩いていると、面白い店があります。こちらはガレージ・ショップの古本屋さん。



 一冊百円の本が、歩道の上に所狭しと並べられていました。きっと、ゆっくり探せば掘り出し物があるでしょう。



 こちらは普通の家を古本屋さんにしたのでしょうか、家庭的な雰囲気があります。



 中にはいると、本好きの方の書斎のようです。もしかすると、本好きが高じて古本屋さんを始めたのかも知れません。 

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO、4枚目は PENTAX Km + smc PENTAX-DA FISH-EYE F3.5-4.5 10-17mm ED2で撮影

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神田界隈を歩く(3)・・・履物屋さん

2009-02-24 | 街角
 東京神田といえば、東京の中心部に近く、生粋の「江戸っ子」の住む街でもあります。



 しかし、都心とはいえ、裏道を歩くと歴史のある古い町なので、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を思い起こさせるような家が、ぽっかりと残っています。この履物問屋(千代田区神田小川町)もその一つです。



 看板が右側から書かれているのが歴史を感じさせます。



 売っているものも、下駄、雪駄(せった)、さらには昔、バンカラ学生が履いていた朴歯(ほおば)まで置いてあります。この地域は明治大学、日本大学、などの校舎がたくさんある学生街であったので、その昔は商売繁盛だったでしょう。
 いまは、老夫婦が細々と店を守っているようです。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影

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神田界隈を歩く(2)・・・太田姫稲荷神社

2009-02-23 | 街角
 太田姫稲荷神社、古名は一口稲荷神社(いもあらいいなりじんじゃ)。
神田駿河台の地に、ひっそりと古びた小さな神社が建っていました。
 しかし、この神社は縁起をひもとくと、霊験あらたかで、古い由緒があります。



平安時代・・・承和6年(839)、百人一首で知られる小野篁(おののたかむら)は、えん罪で隠岐の島に流される。

 隠岐の国にながされける時に、舟にのりていでたつとて、京なる人のもとにつかはしける
 「
わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人のつり舟」 (古今和歌集)

 途中、海は荒れ、雷鳴はとどろき、船は沈みそうになった。 篁は 衣冠を正して、船首に座り観音経を熱心に唱えた。すると、波間から白髪の老翁が現れ、「あなたは才能がたぐいまれな人だから、流刑されても都に呼び戻されるであろう。ただし疱瘡(ほうそう=天然痘・・・当時はとてもおそれられていた伝染病)を患えば一命が危うくなる。私は太田姫の命である。わが像を常にまつれば、この病にかかることはないであろう」とのお告げを言って姿を消した。
 篁は一年後、都に呼び戻され、その後、参議(朝廷組織の最高機関である太政官の職の一つ)まで出世する。
 彼は翁の像を自ら刻み、常に持っていたが、後に山城国 (京都)の南にある一口(いもあらい)の里に神社を造り祀った。 

室町時代・・・長禄元年(1457)、江戸城を築き、江戸の開祖として知られる太田道灌。その最愛の姫君が重い疱瘡にかかった。ある人が山城国の一口稲荷神社の話をした。道灌は、すぐに山城国に使いを送り、祈祷の一枝と幣(ぬさ)を持ち帰らせたところ、それを境に娘の重かった病気がぬぐうように治癒した。道灌は城内本丸に一社建立して篤く敬い、姫君も深く信心した。
 ある時、この神が白狐となって現れ、「我この城の鬼門を守るべし」と託宣があったので、この社を鬼門に移して「太田姫稲荷大明神」と奉唱するようになった。

江戸時代・・・慶長11年(1606)、徳川家康 は江戸城に入城後、江戸城の大改造を行い、城内にあったこの社を西丸の鬼門に当たる神田駿河台東側の急な坂に移した。そのため、この坂は一口坂(いもあらいざか)と呼ばれた。
 代々の将軍はこれを崇拝し、修理造営を行った。この社は、駿河台の鎮守として数々の霊験があり、神威がいちじるしく、筆にも絵にも書き尽くすことは出来ないと古絵巻は伝えている。

昭和時代・・・昭和6年(1931)、御茶ノ水駅から両国駅間の総武線が建設される事になり、一切の建築物が現在の地に移転されることになった。



 白狐が飾られ、稲荷神社らしい雰囲気。



手水所にも歴史が感じられます。



 この神社は、まさにビルの谷間にありますが、狭いながらも落ち着いた雰囲気があり、社務所も絵になります。

  PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影

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神田界隈を歩く(1)・・・湯島聖堂

2009-02-22 | 街角


 散策しながら写真を撮影する集まりがあり、2月21日午前中から昼過ぎまで神田界隈をカメラ片手に歩いてみました。
 始めに訪ねたところは、湯島聖堂です。
 御茶ノ水駅からは、神田川を隔てて湯島聖堂の立派な塀が見えるので一度は、中に入ってみたいと思っていましたが、これまで果たせないでいました。



 湯島聖堂は、元禄3年(1690年)に五代将軍綱吉によって建てられた孔子廟です。儒学者林羅山が上野忍ヶ丘に建てたものを移築したもので、本殿は「大成殿」と名付けられました。
 その後、「寛政異学の禁」により1797年、幕府の官立の昌平坂学問所となりました。
 明治に入り、維新政府により1871年閉鎖されますが、その敷地に文部省、国立博物館、師範学校(東京教育大学→筑波大学)、女子師範学校(お茶の水女子大学)などが同居していたことがあり、教育機関としての輝かしい歴史をもっています。

 そうしたことから、歴史散策のコースとして多くの人が訪れます。今日も数十人の団体客が何組か来ていました。



 構内に飾られている孔子像は世界最大で、1975年(昭和50年)に中華民国台北ライオンズクラブから寄贈されたものということです。



 孔子像のすぐ脇に「楷の樹」がありました。この木は湯島聖堂の聖木です。



 立て札を読むと、「孔子の木」と言われたり、「楷書」の語源となった木であったりするとのことです。日本では、とても珍しい木のようです。



 また、庭にはすだじい(照葉樹 ぶな科)の大木もあり、ちょっと目立っていました。



 大成殿。狭義にはここが湯島聖堂と言うことのようです。
 何回か焼けて再建されています。現在の建物は関東大震災の後、昭和10年に建造されたもの。最近の修復工事を含めて大成建設が携わっているのがおもしろい。



 大成殿の屋根を飾っている、上は鬼頭(きぎんとう)・・・ 鯱(しゃち)、右下は鬼龍子(きりゅうし)。孔子のような聖人の徳に感じて現れるという古代中国伝説の霊獣だそうです。

 1枚目はPENTAX Km + smc PENTAX-DAL F4-5.6 50-200mm 、4、6枚目は PENTAX Km + smc PENTAX-DA FISH-EYE F3.5-4.5 10-17mm ED2、その他は PENTAX K20D + SIGMA 70-300mm 4.5-5.6 APO DGで撮影

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新河岸川のシナガチョウ(YouTube 動画入り)

2009-02-20 | 
 ガチョウの一種のシナガチョウ。サカツラガンからつくられた家禽です。中国では古代から飼育されていました。肉用ですが、攻撃性が強く、声も大きいので番犬代わりにもなっていたようです。草が主食です。



 新河岸川 、志木市の富士下橋付近の河原に住み着いて何年にもなりました。この河原にはカモ、アヒル、ガチョウと数多くの鳥がいますが、体長80cmくらいと大きいのでとても目立ちます。



 いつも、つがいで行動しています。



 SONY HDR-SR11でハイビジョン撮影 1分

 写真1枚目はPENTAX Km + smc PENTAX-DA FISH-EYE F3.5-4.5 10-17mm ED2で、2枚目は PENTAX K20D + SIGMA 70-300mm 4.5-5.6 APO DGで撮影

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我が街の紹介19・・・志木市立郷土資料館のお雛様(2)

2009-02-19 | 志木市・・・・我が街の紹介
 前回のお雛様は全体が分かっても、お顔がよく見えないので、今回はお姫様のお顔と着物を撮ってみました。それぞれお雛様によって雰囲気がずいぶん違います。



 こちらのお姫さまは、素直に美人といえると思います。



 このお姫様は、おしとやかで静かな感じです。



 このお姫様は、めずらしい立ち雛なのでスタイルがとても良い。



 木目込み雛のお姫様、あどけなさの残るお姫様といったところでしょうか。


  PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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我が街の紹介18・・・志木市立郷土資料館のお雛様(1)

2009-02-18 | 志木市・・・・我が街の紹介
 志木市立郷土資料館「ひなまつり」 (志木市中宗岡3-1-2 電話 471-0573) 、3月22日まで 入場無料。
 豪華絢爛1000体のお雛様。というポスターを家の近くの掲示板で見かけたので出かけていきました。
 あまりに沢山のお雛様が飾られているので、とても紹介できませんが、その中で私には珍しかったお雛様をここに、載せてみることにします。



 昭和20年(1945)作のお雛様 。昭和20年といえば終戦の年。日本全体がどん底の状態にありました。とても、桃の節句にお雛様を飾るような状態にはなかったはずなのですが、このような立派なお雛様を作って、飾っていたということは本当に驚きです。
 もう一つ、作られてから、すでに64年経過しているのに保存状態がとてもいいことです。館内の説明員の方から聞いたところ、寄付していただいた方の家には立派な蔵があり、大切に保管されていたそうです。



 「木目込み雛」 (きめこみびな)。普通の衣装を着せるお雛様とは異なり、木で人形の形を作り、細い溝を掘って、その溝に衣装となる布を埋め込んで作るのだそうですが、とても手間がかかるということです。
 ちょっと小さめ、上品でかわいらしいお雛様です。



 「裃雛」(かみしもびな) 。100年以上前のもの。肩が張った裃のような着物を着ていることから名付けられました。江戸の末期には豪華なひな人形が作られるようになったのですが、庶民には高嶺の花。こうした裃人形を桃の節句に飾っていたようです。主として、群馬県で流行、埼玉県では志木、川越、秩父地方が中心という、限定した地域のみで飾られました。
 この人形を所有されていたお宅では、「ひな人形」をもり立てるように、前面に並べられていたそうです。



 段飾りの横が見えるお雛様がありました。お雛様も立派なのですが、収納のための木製の収納家具もしっかり出来ています。



 流し雛 。「本来は川に流してしまうものなので、無いはずなのだけれど、一つだけ展示しました」と説明員の方が話してくれました。

PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影

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神代植物公園の球根ベゴニア

2009-02-17 | 


 「球根ペゴニア」は、ベゴニアの一種。アンデス高山地帯に分布する植物から改良したもの。日本で花壇などに広く使われている「木立ち性ベゴニア」に比べ大輪です。その花の豪華さは、ばら、牡丹や洋蘭などにも劣りません。
 今回は神代植物公園の「球根ベゴニア室」を訪れました。



 暑さにきわめて弱い多年生の植物で、理想的な気温は昼25℃、夜 18℃ということです。そのため、昼は35℃にもなり、夜も25℃にはなる日本の夏の暑さでは栽培が難しいようです。やはり、栽培するには神代植物公園のように、しっかりとした温室での温度管理が必要のようです。



 北朝鮮の指導者である金正日(キム・ジョンイル)は紅い球根ベコニアをとりわけ好み、「金正日」と名の着く品種の球根ベゴニアを作らせたそうです。



 こちらは黄色い球根ベゴニア。



 こちらは白い球根ベゴニアです。

  PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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我が街の紹介17・・・名刹「宝幢寺」の梅の古木と襖絵

2009-02-15 | 志木市・・・・我が街の紹介
 宝幢寺 (埼玉県志木市柏町1-10-22 TEL:048-471-0064) の梅の古木が満開になっています。志木市では、白梅の木としては一番立派ではないかと思うのですが、みごとな梅の花を咲かせています。



 こちらは、正面から見たところ。



 木の中に入って、内側から眺めたところ。



 こちらはみどりの芝を背景にしてみました。
 
 宝幢寺の「梅」を語る上で欠かせないことが、もう一つ。
 お寺の中に日本画家の小林正路さんの描いた襖絵があります。
 以前 我が町の紹介13・・・名刹「宝幢寺」、襖絵と中庭の公開 として「朝霧」、「竹林」の襖絵を載せました。
 今回は、境内の梅にちなんだ「紅梅」と「白梅」の絵を紹介します。



 この「紅梅」は何とも言えない鮮やかな色合いだと思います。



 こちらは最晩年の作の「白梅」。私が写真に撮した境内の白梅を描いています。
 小林正路さんは、お酒飲みではなかったのですが、糖尿病を患い、この作品を描いている頃は目が不自由になっていました。白梅の花、一輪、一輪を描くのには大変な労力と時間を要するため、このままでは完成はおぼつかないということで、やむなく一分から二分咲きの梅の花にしたようです。
 美しい絵の中に、小林さんの悲哀が込められているように私には感じられますが、枝振りは生命力に溢れています。
  
 宝幢寺の襖絵 「朝霧」、「竹林」、「紅梅」、「白梅」、などと中庭は、この2月21日(土)一般公開されます。今後は襖絵の一般公開は年に一度、梅の咲く時期に行うということでした。

1から3枚目 はPENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO、4から5枚目はPENTAX K20D + SIGMA 30mm F1.4 DCで撮影

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二期会 オペラ「ラ・トラヴィアータ」(椿姫)

2009-02-14 | オペラ・バレエ
2月13日(金)、二期会のヴェルディ作曲「ラ・トラヴィアータ」 (道を踏み外した女)・・・ 椿姫 を東京文化会館に見に行きました。



 配役はダブルキャストになっていましたが、2月13日はヴィオレッタが安藤赴美子、アルフレードが井上了史、ジェルモンが青戸知、フローラが渡邊史でした。合唱は二期会合唱団、管弦楽はアントネッロ・アッレマンディ指揮東京フィルハーモニー管弦楽団。演出は宮本亜門。



 今回の公演で、素晴らしかったのはヴィオレッタ役、ソプラノ・リリコの安藤赴美子。プログラムには、このヴィオレッタ役はオーディションで大抜擢されたとあります。二期会オペラには2006年「ラ・ボエーム」のムゼッタ役で初登場しているので実力は十分にあったといえるのですが、いきなり華やかな舞台に登場してきたという気がします。

 いずれにしても、オペラ「ラ・トラヴィアータ」(椿姫)はヴィオレッタ が出ずっぱりで大変な役。この役の出来映えでこのオペラそのものの印象が大きく変わってしまいます。安藤赴美子は、この役を伸びやかな、美しい声で見事に歌いあげていたと思います。容貌もよく、ヴィオレッタにふさわしい。
 第1幕の聞かせどころ、技巧的に難しいといわれる「ああ、そはかの人か~花から花へ」で、私は、その魅力にすっかり惹きつけられてしまいました。第2幕でのジェルモンとの二重奏も良かったと思います。また、第三幕の 「さよなら、過ぎ去った日よ」でも、情感溢れる歌唱を切々と聴かせてくれました。

 ところで、フローラ役の渡邊史さんは、女房のピアノの先生の娘さん。今回のチケットもその関係で良い席を取ることが出来ました。彼女は大柄でスタイルも良くメゾソプラノで柔らかな声。緑色のドレスも映え、ヴィオレッタの友人役でおおいに盛り立てました。

 つぎに印象に残ったのは、二期会合唱団。やはり、選りすぐりの歌い手の合唱だけあって聴き応えは十分です。第一幕の乾杯の歌などは、ソリストの歌を補って余りあるものがあります。また、第二幕の舞踏会の間、闘牛士達の踊りの場面なども合唱が見事なために、迫力十分で見応えあるものとなりました。
 もう一つ、良かったのはアントネッロ・アッレマンディ指揮東京フィルハーモニー管弦楽団の演奏。私は昨年の10月 に 新国立劇場オペラ「トウーランドット」・・・ めいすいの写真日記(H20.1.12) でも同じ組み合わせで聞いているのですが、これまで聞いた数多くのオペラ 「椿姫」の出色の演奏であり、満足出来るものでした。

 宮本亜門演出の舞台は基本的に一幕だけ。二色の正方形を交互に配した市松模様の背景と舞台が右上がりに傾いていて、右側にいくつかのガラス製の出入り口を配置するといった現代風のものですが、内容はというと、これといった演出の冴えは見られませんでした。特に第一幕のヴィオレッタの主催する舞踏会でアルフレットがヴィオレッタのパトロン、ドゥフォール男爵を殴り倒すという原作にはない暴力的シーンは問題だと思いました。
 以上に加え、アルフレードやジェルモン役の歌唱力が今一歩ということなどを考えると、満点とは言えませんが、ヴィオレッタ役の安藤赴美子の見事な歌唱。二期会合唱団とアントネッロ・アッレマンディ指揮東京フィルの素晴らしい演奏で十分に楽しめるオペラとなりました。

オペラ「ラ・トラヒヴィアータ」(椿姫)について詳しくは
 「めいすいの音楽随想」no.32・・・・新国立劇場オペラ「椿姫」
をご覧下さい。 

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神代植物公園の福寿草

2009-02-12 | 


 神代植物公園のほぼ中央にある広大な芝生広場には、見事なパンパスグラスがあります。まさに広場の王様です。福寿草の花壇に行くには、ここを通っていきます。



 春を告げる代表的な花である「福寿草」。神代植物公園では、今、色鮮やかに咲いています。



 地中から力強く顔を出してくる様子は、まさに、春を告げる花としてふさわしいと言えます。
 
  1枚目 PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO、二枚目 PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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神代植物公園のクリスマスローズ展

2009-02-11 | 
 神代植物公園大温室の休憩室でクリスマスローズ展(日本クリスマスローズ協会)が 2月10日から15日まで開かれています。
ローズという名前なのでバラ科の花かと思うのですが、そうではなく、キンポウゲ科の花。1~3月の寒い時期に咲く貴重な花です。 最近は、おしゃれなガーデニングを楽しむ人達に人気沸騰中であるとか。



 少し前までは地味な花と思われていましたが、とても可愛らしい花です。まさにバラのようです。



 この花は、クリスマスローズらしい紋様です。



こちらはクリスマスローズらしい色?



 黄色のクリスマスローズは数が少ないようです。



 花の組み合わせ。以上は神代植物園大温室の休憩室で展示されていた鉢植えのものです。



こちらは園地に自然のままに、ひっそりと咲いていたクリスマスローズです。

  PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影

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