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water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

イエローナイフでオーロラ、その27(了)_ああただいま戻りましたという気持ちです

2015年02月22日 22時41分13秒 | イエローナイフ
この旅行の出発前、旅先の気温が知りたくて世界の天気みたいなサイトをみていましたが、イエローナイフそのものの予報やらがありませんでして、まあ、その辺の都市とあまり変わらんだろうとカルガリーやらバンクーバーやらの数字を参照し、それが-10℃でしたから「なんだ日本の北の方とあまり変わらないのか」と勝手に余裕をこいていたのです。いったいどちらのどなたなんだ-30℃だと騒いでいた方は、と。


果たして行ってみると、-30℃でした。まじりっけなし純粋な極北の気候であり、北極圏辺縁部の実力を遺憾なく発揮していただきました。飛行機を降りて最初の呼吸で鼻の中が凍っていくのがわかり、あまりに寒すぎて咳がでるという凄まじさ。私、日本では北国と呼ばれるような土地で生活したことありますけども、なんか、そういう事じゃないんですよ、そういう事じゃない。まったく別の考え方で生活しなきゃいけないような、そんな寒さでしたよ。
何がすごいって、こんなに寒いところに先住民族がいらっしゃって、そしてその後に街ができて、それなりの人口になっている事なんです。そしてそこに大枚はたいてオーロラ見に行く人がかなり沢山いらっしゃり、その観光客向けの産業が成り立ってるんですよね。しかも観光客の多くは日本人なんだそうで、このめたくそ寒いとこにわざわざオーロラ見に来るのは日本人くらいだ、と言われているとかいないとか。そういうのって、食事中に水をのむのはアメリカ人と日本人とカエルくらいだ、みたいな、後ろにプークスクスって付けているような揶揄の側面もある言葉ですが、でも私はそれを聞いちゃうと、
「じゃあ行こう」
という気分になっちゃうんですよね。根がひねくれもんだから。


いやねえ、この日本人観光客向けのサービスってのが凄いんですよ。オーロラ鑑賞施設が日本人ガイドを多数雇っていて、その方々がオールインワンで対応してくれます。空港送迎、アクティビティ対応、オーロラ鑑賞対応、ホテルチェックイン対応、空港チェックイン補助等々等々、いわゆる添乗員さんレベルの事をしてくださるのですよ。こんな極北の街で。日本語で。日本人が。日本人に。


よく旅行界隈では、海外の日本人職員は対応が悪いっていう話を聞くわけですし、私も極めて稀ながらその経験があります。ホテルの日本人職員が英語で話しかけて来て、余ってた現地通貨で支払いしようとしたら「You pay cash?(=クレジットカードで払わないの?)」ってDoも付けずに小馬鹿にするように言われて、貴方のような日本人職員が生み出すべき価値ってのは、英語や海外文化に疎い日本人が来た時にモヤモヤもひっかかりも少なく物事が進むってところなんじゃないの?、と思った事がありますよ。もちろんそのホテルには二度と行かないわけです。
ところがこのイエローナイフの日本人ガイドさん達、主要旅行代理店がノウハウを投入してるんじゃないかというくらい親切丁寧な対応でして、英語はおろか日本語もろくに話せない癖にこんなとこに来ちゃう私のような人間を小馬鹿にする事もなく、「ここはこういう文化だけど、え、知らないで来たの?」みたいに海外であることを振りかざさず、なんというのか、いいですねほんと。華僑の方が現地の華僑と会うってのも、こういう感じなんじゃないかなあという気持ちになったんですよ。適当なこと言ってますけども。


もちろん、郷に入っては郷に従えというように、現地の文化に触れて、それがなんだか自分に合うんだか合わないんだかわからないままワヤクチャになって帰って来るのも楽しいし大切ですけど、私は海外で日本人向けのナントカがあるのを見るとちょっと嬉しくなっちゃうんです。そういう日本人向けナントカは、日本人がそれなりに大切なお客だと思ってくださってるから存在しているわけでして、それにを行ってお金を落とすことで維持応援したいと思っしまったりするんです。


やっぱりね、海外に行くといつも思うわけなんですが、
「いいお客でありたい」
ですよね。立ち振る舞いは当然、お金の落としっぷりの面でも、いいお客でありたいです。そして世界中で健全な日本人向け商売が成り立つようにありたいといつも思いますという、いつもの結論に落ち着いてしまって、ああただいま戻りましたという気持ちです。

ということでイエローナイフ旅行のご報告を終わります。


イエローナイフでオーロラ、その26_撮影機材について少し

2015年02月16日 01時07分15秒 | イエローナイフ
オーロラ撮影に使った機材について少し。

使った三脚はこちら。Manfrotto社のBefree。選んだ理由は、機内持ち込みできるスーツケースに入るサイズと、お手頃な値段です。写真には写ってませんが、持つ所にスポンジが巻かれているのもポイントです。-30℃の世界において素手で金属に触れると大変なことになったりしますが、スポンジが巻かれていると、ちょっと安心です。ちなみに、撮影していると手袋を脱ぐ機会がけっこうあります。


寒冷地ではバッテリーが弱いとの事で、雪対策も兼ねてエツミ社の防寒ジャケットを使いました。手を横から突っ込んで設定を変えて、シャッターは有線リモコンで操作する、という形です。横から手を突っ込んだあたり(カメラで言うと右手で持つグリップのあたり)にポケットが付いていて、そこにカイロを入れることができます。私のカメラはバッテリールームがそこにありますので、ますます丁度いい。これのおかげだったのか、バッテリーで困る事は一切ありませんでした。このジャケット、一万円とかしたような気がしますが、次に使うのはいつになるのでしょう、、、。


カイロは普通のその辺に売ってるカイロ。よく「-30℃ともなると発熱しなくなる」と聞きますが、それは事実でした。前述のカメラジャケットに入れていましたら、びっくりするくらいすぐ冷たくなりましたよ。撮影時は3つくらい持って行って、1個はカメラジャケット、2個は防寒具のポケットに入れておき、ちょくちょくに交換するのがいいと思います。


冷たくなったカメラを温かい所に持って行くと結露で色々具合が悪くなるのは事実ですから、ジップロックを買って持って行きました。中に詰め込んで、空気を抜いてから温かいテントの中に入ります、、、と言うのは簡単ですが、-30℃ではジップロックのロック部分が硬くなるし手はかじかむしで、なかなか大変な作業でした。ジップロックに穴が開いたりするので、多めに持っていった方がいいと思います。

カメラ設定(ISO感度、露光時間)はいろいろ切り替えて撮影しました。ホワイトバランスは太陽光設定、レンズ絞りは解放から1段絞り、ピント無限遠。ピントは、ここにも書きましたが合わなかった写真がけっこうあったんですよ。カメラジャケット越しで操作もモニター確認も難しい上に、寒くてそれどころじゃなくなったりして、これがオーロラ撮影の難しさなんだなあと思ってしまいました。無限遠に固定するだけ、というのが難しかったんです、、、。

以上、そんなかんじで。


イエローナイフでオーロラ、その25_成田まで

2015年02月11日 23時32分45秒 | イエローナイフ
飛行機に乗ると言えば窓際。




エアカナダと言えば機内照明が赤くなる。


飛行機でビーフといえばビーフシチュー風。フルーツサラダは世界共通。


長距離飛行の窓には、こういうのができるんですよ。


夕日が迫ってきました。


ポンと成田空港着。


成田空港の、イミグレーションに向かう通路には、日本庭園風。こんなのあるって私は知らなかったんですが、まあ、成田を使ったのも久しぶりでしたので、、、。


イミグレーションに向かう通路には、さらにこんな装飾。無味無臭な通路が多いなかで、日本に来た外国の方が「日本に来たなあ」と感じて貰えたらいいのでは、と思います。私はこういう工夫が好きですよ。


イミグレーションはスッスと進み、税関に向かいましてたいてい「1人で行ったんですか?」「仕事ですか?」という質問に答えます。それにしても、免税になるお酒って3本までなんですね。バンクーバー空港でアイスワイン3本セット買ったんですが、調子こいてもう1本とか買ってたら何かゴチャったのかもしれません。
税関から出てすぐ、チーバくん。


ということで旅行が修了しました。

イエローナイフでオーロラ、その24_バンクーバー空港探訪、後編

2015年02月09日 23時25分25秒 | イエローナイフ
バンクーバー空港をウロウロするわけですが、さすがに疲れてきて、端から端まで歩くわけにはいきませんでした。でもできるだけ歩いて、いつもの個人用カートを押し押し進みます。


うろつく途中で前を通ったゲートは、私があまり使わない方の日本の航空会社さんの便だったらしいんですが、明らかに日本人社員と思しき方から、
「この便のお客さんですか?」
と英語で聞かれて、違いますってジェスチャーで答えたら、
「この先はカート使えませんよ」
ってさらに英語で言われて、すいませんって英語で答えてしまいました。私の海外旅行経験では概ね日本人とバレる事が多く、場合によっては私が英語でお願いしてるのに日本語で返ってきたりもするわけですが、なんであの日本人社員さんは日本語で言ってくださらないのだろうと思ったり、まあとにかく英語で行けっていうマニュアルやノウハウがあるのかもしれず、そのあたりどうなんだろうと考えてしまいました。


免税店でお土産を買おうと思い、せっかくカナダに来たんだからアイスワインを買おうかと、山ほど売られている棚を物色したのですが、総じて日本で買うより高いのが多くてしばし悩んでしまいました。が、よく見ると3本セットが売られていて、これだと日本で買うのとどっこいか安くなるというのがわかり、有無を言わさず購入しました。
おみやげも購入し余裕ができたので、食事をしてしまえと行ったフードコートに、HANAMI cafeが雰囲気を変えて営業していらっしゃいました。あの通路の途中にあるより、こっちのほうがよっぽどいいかんじですよ。


AMBULANCEだから救急自転車になるのでしょうか。


水の流れる所をもう1枚。


食事は結局A&Wのベーコンバーガーセット。本場の(と言っても日本で売ってたりしますが)ルートビアを飲んでみたくて。ハンバーガーとポテトはかなり美味しかったです。ルートビアは噂通りの甘い湿布味で、そもそも量が多いのもあって飲み切るのにかなり勇気を必要としました。


あとは、残りのカナダドルを使いきろうとしたらなんだかちょうど買う物が無くて、そうだゲーム雑誌でも買って帰ろうとしたら数ドル足りなくて、、、という流れで無事搭乗。ほぼオンタイムで出発です。


最初の食事。インゲンとキャベツのサラダに味がついてなくてビックリした上に、メインディッシュの方にもインゲンが入っていてカブっとるやないか。


などと思いつつ、あとは成田に付くだけです。

イエローナイフでオーロラ、その23_バンクーバー空港探訪、前編

2015年02月08日 23時22分47秒 | イエローナイフ
空港といえば探訪なので、バンクーバー空港をウロウロします。国内線側に着いて、天井に下がっていた先住民風の装飾。


日本でもよく見るボンバルディアの機体。


バンクーバー空港は、国内線と国際線がガチっと分かれてなくて、ターミナルを看板に沿って歩いて行ったらチケットを見せるゲートのようなものがあるだけでした。カナダの有名なシステム、出国にイミグレーションが無いってやつですね。写真は国際線ターミナルの免税店とかがある方に向かっている途中のところ。改装してらっしゃいました。


途中にあったHANAMIcafe。やってないでやんの。


免税店にあったシロクマのぬいぐるみ。子グマは可愛い。親グマのお顔はとっても特徴的。


バンクーバー空港は、アメリカ行きのエリアとそれ以外行きのエリアがキッチリ分かれていました。写真の向こう側がアメリカ行きエリア。同じようなお店が2セット分ありましたよ。ちなみに、アメリカ行きの方は荷物チェックが別途ありました。


空港内にあった池とオブジェ。空港内に水辺ってのは、けっこう見かけますよ(例えばドバイとかチャンギ)。


施設内にこういうのが有るの、私はけっこう好きです。


水槽もありました。

イエローナイフでオーロラ、その22_エドモントンよりバンクーバーへ

2015年02月07日 13時28分18秒 | イエローナイフ
ウィングレットが綺麗なE-jet。


飲み物はジンジャーエールを頼みました。ジンジャーエールって言えば通じたような記憶があります。プリッツ風のお菓子と共に。


基本的に雪景色でした。


機内のメニュー。私はベリーヨーグルトスムージーでお腹がパンパンでしたので頼みませんでしたけども、注文すれば出てきたんでしょうか。それとも事前になんかしないといけないのか、どうなのか。けっこう美味そう寿司弁当急行。


カナディアン・ロッキーかどうかわからない山々。


1時間くらいの短い飛行の後、ちゃんとバンクーバー空港に着きました。しかも時間通り。拍子抜けするくらいオンタイム。
バンクーバーを上空から見ると、雪もそんな多くなく、入江に街が並んでいて、なんかいい感じの都市でしたよ。今回はバンクーバーを観光しませんでしたが、次は街歩きをしてみたいと思いました。


お世話になった飛行機を1枚。

イエローナイフでオーロラ、その21_エドモントン空港探訪

2015年02月05日 20時56分42秒 | イエローナイフ
空港と言えば探訪なので、ターミナルをウロウロしてみましたが、エドモントン空港、なかなかやりますねえ。かなりいいかんじでした。まず、ゲームコーナーにハーレーのやつがあるのは北米だからいいとして、何十年前に出たんだっていうソニックの格ゲーが置いてあって、まだ置いてるのかじゃなくて、まだ動くんかいという感想ですよ。日本のレトロゲーセンじゃないんだから。


というのは冗談ですが、エドモントン空港のターミナルは綺麗で整然としててわかりやすくて、私は好きです。


お店も、高級風からサンドイッチスタンド風まで揃ってて、まあ多くの空港に揃っていると言えばそうなんですが、なんか私は好きなんですよ、ここ。不思議。


外はまだ朝霧の中でした。




朝ごはんを食いたかったんで、どのお店に入ろうかとか入るのやめようかとか考えてウロウロしていました。霧の晴れたころ。


結局買ったのは、サンドイッチスタンド風のお店で買ったツナラップとベリー入りヨーグルトスムージー。トルティーヤ風の生地でツナとレタスを包んだものですが、ツナはギッシリ詰まっています。ギッシリギュウギュウ。それでいて、味はとっても薄味で少量の塩のみなのかもしれません。食べごたえがあって好きですが、マヨネーズがあればもっとよかったかも。ベリー入りスムージーは、写真ではわかりにくいですけど、メチャクチャデカイCanadian sizeです。サイズ感は特大断熱タンブラーですが、その実は薄い発泡スチロールコップなので、中身が物凄い量です。店員さんに飲み物のsizeはレギュラーでいいかって聞かれてあんまり考えずにいいよって言っちゃったのが間違いでした。おなかパンパン。


お世話になったEMBRAER E-jet。日本でも時々見かける機体だと思います。エンジンにカバーが。


ということで搭乗。機内はボーイング737とほぼ同じ印象でした。ちゃんと窓際を予約しておりましたので、写真は取り放題です。


ここまでなんとオンタイムで移動できていました。天気が良かったのがポイントだったのかもしれません。

イエローナイフでオーロラ、その20_帰宅開始、エドモントンまで

2015年02月03日 20時43分27秒 | イエローナイフ
早朝ロビーに集合して、バスでイエローナイフ空港に向かいまして、超長距離帰宅が始まります。プラハto東京に匹敵する約24時間の移動ですよ。しかも、
イエローナイフ 6:45発
エドモントン 8:26着(~1時間45分~)10:15発
バンクーバー 11:00着(~1時間50分~)13:50発
成田17:30着
という、乗り換えに余裕があるようなないようなタイトなフライトスケジュールとなっております。定時運行に定評のある日本の航空会社が国内線でも遅れるのが冬という季節ですが、北極圏辺縁部たるカナダ_イエローナイフで、果たして定時運行になるのかどうか、これはチケットを取る時から非常に不安でした。いちおう各空港の最低乗り継ぎ時間は満たしているはずなのですが、どっかで遅れて乗る便にうまく乗れなかったら、航空会社のカウンターに並んで英語で別便の手配をしなければならなくて、ゴチャゴチャにならざるを得ないわけです。でもそれを確実に回避しようとすると、バンクーバーに1泊プランになりまして、まあそれはそれでバンクーバー観光していけばいいし、それを選択する日本人観光客さんの話もけっこう拝見するわけですが、、、いや、それを安全策を取らないでゴチャゴチャになってこその私の旅行ではありませんか。そもそも、超長距離帰宅を開始したこのタイミングではもうチケット買ってしまっているわけですし。

バスで空港に行ってチェックインの列に並んだら、エアカナダのカウンターに日本人職員さんがいらっしゃいました。おお、英語の覚束ない私のような旅行者には嬉しいサービスだ、、、と思ったのも束の間、その方は上級顧客や上級クラス向けの優先レーン担当で、イエローナイフ観光に来る多くの日本人の接客はしない流れになっていて、なんじゃらほいでしたよ。尚、私はカナダ人(多分)従業員さんのカウンターでチェックイン手続きしてもらいましたが、
「このスーツケース、機内持ち込み出来ますか?」
って英語で聞いたら
「シャ、シャベッタ」
みたいな顔で見られました。スーツケースは持ち込みOKでした。
写真はゲート前。カウンターにいた職員の方がそのままゲートでのチケットチェックもなさるという、一揃えの設備がある空港としてはかなり小さい方なんだなあという印象を持ちました。


乗った飛行機は来た時と同じやつでした。いつものように翼と空の写真を撮ったらオーロラが写っていました。飛行機からオーロラ見たくて窓際指定して乗って、目を皿のようにして見てたんですが、一切気づきませんでしたよ。


だんだん朝になってきました。




完全に朝になったあたり。


ということで、エドモントン空港に着きました。


飛行機はエドモントン経由カルガリー行き便で、けっこう多くの方がカルガリー着だと思って降りようとしてエドモントンだとわかって戻ったりしてらっしゃいまして、私が降りようとしたらフライトアテンダントさんから
「エドモントンだけどいいですか」
って聞かれたりしました。


イエローナイフほどではないにしろ寒かったです。


飛行機から降ろされて、空港入り口(?)は作業通路っぽいところでした。ターミナル中心部のお店があるあたりまで行くのにほんのすこし迷ったと申しますか、看板こっち示してるけど本当にこっちなんだろうかとか思ってしまいましたが、結果大丈夫でした。朝霧と共にエドモントン空港着です。

イエローナイフでオーロラ、その19_バッファローバーガー、月暈、静電気

2015年02月01日 12時52分28秒 | イエローナイフ
犬ぞり体験に行った時、施設にあるレストランで食事をしてきました。オーロラ鑑賞時に気になっていたんですが、なかなか入る機会がなかったので、このタイミングで行ってしまおうという流れです。外観はこれ。中は温かいんで、結露が怖いカメラセットはジップロックの中にしまいます。-30℃の環境でこのしまう作業をするのがけっこう大変なんですよ。


バッファローバーガー。正しくはバイソンですが、まあいわゆるバッファローです。味は牛肉を野生的にしたような感じでした。他のお客さんが「Big」って話してらっしゃるのにカナダ人ウェイトレスさんが「Canadian size」とお応えになるなど。うまいうまい。


セットで頼んだケーキ。お酒の風味を意識したような濃厚な味。


おまけで貰ったミントキャンディー。


雪を齧る犬。水の代わりに雪を食べるのは、日本でも北国で犬の散歩をしていると遭遇します。


以上そんな感じで犬ぞり体験は修了して、ホテルへ。街を散策したり夜食を買ったり、土産物屋さんに行って何も買わなかったりしながら、最後のオーロラ鑑賞までの時間を過ごしました。この日、オーロラは殆ど見えなかったんですけども、こうしてメチャクチャ寒い所でカメラセットして過ごす事はしばらくないなあと思い、オーロラが見えなくてもいいような、貴重な時間なような気がしていました。写真はほんのすこしだけ出たオーロラ。


この日の月暈が凄かったわけです。


オーロラ鑑賞が終わり、ホテルに帰ったのはAM1:00。部屋に戻ったら即レンタル防寒着を脱いで、ロビーで待っている係員さんに渡します。飛行機は早朝なので、寝るでもなく起きるでもなく、思い出したようにパッキングしたりして過ごしました。
時間的に朝食は食べれないので、買っていた冷凍チキンカレーを夜食に。タイ風味。


オレンジジュース。これはけっこう美味かったように記憶しています。量も(他の商品から相対的に)少なくて、飲みやすい。


書き忘れていましたけどもこのホテルのベット、広くて清潔でいいかんじはいいかんじなのですが、物凄い静電気を発生させるんですよ。上掛けとシーツの間に入って足を動かそうものならバチバチバチと音をたて、それでドアノブやら何やらに触ろうものなら毎回ビチッと行きます。発電所が要らなくなるんじゃないかってくらいにバチバチビチビチ。電荷が移動し過ぎて世界のバランスが崩れるんじゃないかってくらいにバチバチビチビチ。これ、何が困るかというと、ベットの上でノートPCをやろうとすると、指と金属外装の間でしょっちゅう放電するんですよね。PCが壊れそうで怖くて、上掛けやシーツを部屋の金属部に接続してアースできないか試しましたがあんまり効果がなくて、結局、ベットの上でPCやるの諦めてしまいましたよ。でも、ホテルの部屋で困ったのはこれと、シャワーのお湯の出が不安定なことくらいで、基本的には快適なところでした。

イエローナイフでオーロラ、その18_犬ぞりに乗る、後編

2015年01月31日 18時31分08秒 | イエローナイフ
じゃあ犬ぞりにのってみましょう。


そりは木の枠組みにキャンバス地を張ったもの。手すりはないので生地の上っかわを掴みます。


ワンコがこっちを見ていました。


スタートします。思ったよりスムーズな走り。


コースはオーロラ鑑賞施設の周りの森をぐるっと一周。地面が近いのでスピード感がすごいです。そりを掴んでないと体勢を維持できないのですが、写真を撮るという使命がありましたので、無理やり撮影。手が極めて冷たくなりますので、写真を撮る使命を帯びていない方は厚手の手袋をした方がいいかもしれません。針葉樹の森をソリで走るのは、大昔の再現でも現代の最新でもない、別の世界に来たようななにか不思議な感覚でした。


15分で元の場所に。


残りの時間で施設を少しウロウロ。


夕方の雰囲気の中で、向こうに犬ぞりが走ります。


犬ぞりに乗り、写真を撮るという使命を果たして晴々しい気持ち。

イエローナイフでオーロラ、その17_犬ぞりに乗る、中編

2015年01月29日 22時14分19秒 | イエローナイフ
先頭はやはりリーダー的な位置づけらしく、頭のいい犬が走るそうです。私も多くの犬を見てきましたが、先頭を走る犬は確かに頭の良さそうな雰囲気でしたよ。眼光も鋭い。


GOがかかります。






重いものを引っ張っているというイメージを殆ど抱かせずに走り去っていきました。力強いというより軽快。


係員さんに「こっちに子犬がいますよ」と教えて貰って行ったら、確かに小さいのが。凄まじく吠えられましたが、顔は好奇心に満ちています。


こっちはもっと子犬。寒くてなのかなんなのか、小屋の中で固まっていました。


15分くらいで犬ぞりが戻ってきます。


係員さんが停止位置を調整。


この施設の犬は、1匹に1つ犬小屋があるものの極めて寒く厳しい環境に置かれていて、本当に大変そうです。普段私が見る犬は、ともすれば人間に匹敵する扱いを受けていたりしますので、こことのギャップをより強く感じてしまいました。写真は口の周りの毛が凍っていた犬。


ということで、いよいよ自分が乗る番です。

イエローナイフでオーロラ、その16_犬ぞりに乗る、前編

2015年01月24日 13時53分44秒 | イエローナイフ
帰国後、イエローナイフにオーロラを見に行った事を話すと、当然の事として
「オーロラ見えたの?」
と聞かれるわけですが、
「日中はなにしてるの?」
と聞いてくるのは、概ね趣味としての旅行に親和性のある方だとお見受けいたします。カナダの地方都市イエローナイフで、オーロラ見る以外にやることあるの?、と。博物館(その8)とパイロットモニュメント(その12)と議事堂(行かなかった)以外に観光地っぽい物はあるのかどうか、と。オーロラ鑑賞までの時間はどうやって過ごすのか、と。
オーロラ鑑賞ツアーをやっているところが、ちゃんとそういう時間を過ごす用のアクティビティを用意していらっしゃいまして、例えばイエローナイフ市内観光ツアーだったりするわけですが、私は犬ぞり体験ツアーっつうものに興味を惹かれてしまいましたよ。犬好きなら一度は載ってみたい犬ぞり。

というわけでホテルから送迎バスに載ってオーロラ鑑賞施設へ。服装はオーロラ鑑賞の時と全く同じフル装備です。


犬ぞり体験はけっこう人気のようで、お客さんは沢山いらっしゃいました。


昼にくるとまた違った雰囲気です。


ソリには3~5人に分かれてのるシステムでした。犬は12頭立てのソリが2セット。


走りたくて興奮しているワンコ。


お昼でしたが、太陽の登りはこれくらい。


毛がふさふさというわけでもなくて、寒そうな1匹。


走らせろと騒ぐ犬、周囲を確認する犬。


犬はたくさんいて、今回選抜されなかったのも。ハスキーかな。


こちらは雑種と思しき犬。ボルゾイみたいに腰がグッと上がった体系をしているけど、顔は普通の犬。純血を守るというよりは、寒さに強い犬を残すという方針のようでした。

イエローナイフでオーロラ、その15_イエローナイフを散歩

2015年01月21日 21時53分53秒 | イエローナイフ
次の日、午前中はイエローナイフの街をウロウロしました。服装はオールドタウンに歩いていった時と同じです(参考:その12)。写真はホテルの玄関。ドアが自動ドアなんですけども、引き戸じゃなくて開くやつでした。


ホテルの敷地から出てすぐのあたり。こんなに寒いのにカラスがいてビックリしましたよ。


メインストリート。建物から吹き出る蒸気が印象的でした。


メインストリート反対方向。ハート。


マイナス31℃。とにかく寒い。


メインストリートから外れて1枚。雪国でも見たことないくらい凍りついた住宅が並んでいましたが、屋内は温かいんでしょうか、、、


道に細かい砂利のような物がいっぱい。ストリートビューで確認すると舗装されている道なので、意図的に撒いた物なのかもしれません。


観光シーズンといえばシーズンですが、街はとっても静か。地方都市の朝、という感じでした。イエローナイフはダイヤモンドの産出地で、おみやげ用の品を売っているお店があると聞いて行ってみたんですが、なんとやってませんでした。


イエローナイフに来た日本人なら少し気になる、スシノースへ。日本人の方が経営していて、日本人の方が店員もやっているお寿司やさんです。店員さんに何語で話しかけたらいいか悩んでいましたが、向こうが日本語で話しかけてこられましたので、そのまま日本語で。


テイクアウトして食べたのはこちら。カルフォルニアロール的なものと、握りは左からサーモン、マグロ、極北イワナ。割り箸がちゃんと(?)日本風でビックリしました。お醤油はキッコーマン。極北イワナのお寿司は、サーモンと言われて食べたらわからなかったかもしれない、という味でした。これはチャンギ空港でお寿司を食べた時(参考:東南アジア旅行69)も思ったんですが、日本で食べるお寿司との一番の違いはシャリなんですよね。米が違うのかなんなのか。


ということで散歩を終えまして、前日に予約したアクティビティに向かいます。

イエローナイフでオーロラ、その14_イメージ通りのオーロラ

2015年01月20日 23時24分59秒 | イエローナイフ
オーロラ鑑賞3トライ目。この日もほぼ晴れていて、オーロラが見えました。


ここでは、凍った湖の上に椅子を置いてオーロラ鑑賞できます。寒い事を我慢すれば、自然の中で何もしない時間を過ごせるので、けっこういい気分です。


先住民の移動式住居ティピーの前で1枚。お客さんはけっこういらっしゃいますが、殆ど日本人だそうです。確かに日本人観光客さんは多かったです。私が拝見した限りでは韓国の方もいらっしゃいました。


この辺りから、写真のピントが怪しくなります。ただ無限遠に合わせればいいだけの撮影が、寒いというだけでこうも難しくなるのかと、ビックリしました。カメラに防寒ジャケットを被せているので操作も難しいし。


大きいオーロラが出たりして。


オーロラに動きが出始めたころ。


その11で書きましたけども、実際のオーロラはカーテンというより、モヤというか帯というかそういう感じが殆どだったんですが、この時のオーロラは正にカーテンがゆらゆら揺れていたのです。


オーロラ鑑賞施設のそこかしこで歓声が上がるくらいでした。








そして、いつものモヤに戻るのでした。


イエローナイフでオーロラ、その13_オールドタウンで食事と、街中心部の夜

2015年01月18日 11時21分01秒 | イエローナイフ
オールドタウンにあるBullocks' Bistroというレストランで食事をしました。場所がわからなくてほんの少し迷いましたけども、パイロットモニュメントの丘に登る道に入るところにありました。外観からしていい雰囲気。


せっかくイエローナイフに来たので、現地の料理を食べたいなあと思っておりまして、選んだのは極北イワナのグリル。極北イワナは名物のようで、びっくりするくらいデカイです。川魚のくさみみたいなのは殆どなく、サーモンみたいな風味でした。焼き加減はレア。うまいうまい。お願いすればフライにもしてくれるとか。そっちも食べてみたかった、、、。


このレストランはドレッシングが美味いとほうぼうの口コミサイトに書いてありましたが、確かに美味いんですよこれが。少し甘いかんじ。


ということでオールドタウンでの行程を終えて、再び歩いて街の中心部に向かいます。向かう坂道で後ろを向いて。


中心部に着きました。もう真っ暗です。自転車で活動なさってる方がいて、猛者と表現するしかありません。


これが一応メインストリートなんですよね。


オーロラ鑑賞をお願いしているところが、泊まったホテルとは違うホテルに時間限定でカウンターを出していらっしゃって、そこに行けば次の日の日中のアクティビティ予約できるシステムでした。ロビーにカウンターがあって、日本人の職員さんが日本語で対応してくれます。


少し買い物をして帰ります。


イエローナイフセンター。その10で行ったスーパーはここの1階です。


スーパー。


でかいシュウェップスが。飲み物がとにかくでかいんですよ。