water steppe memo

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イエローナイフでオーロラ、その26_撮影機材について少し

2015年02月16日 01時07分15秒 | イエローナイフ
オーロラ撮影に使った機材について少し。

使った三脚はこちら。Manfrotto社のBefree。選んだ理由は、機内持ち込みできるスーツケースに入るサイズと、お手頃な値段です。写真には写ってませんが、持つ所にスポンジが巻かれているのもポイントです。-30℃の世界において素手で金属に触れると大変なことになったりしますが、スポンジが巻かれていると、ちょっと安心です。ちなみに、撮影していると手袋を脱ぐ機会がけっこうあります。


寒冷地ではバッテリーが弱いとの事で、雪対策も兼ねてエツミ社の防寒ジャケットを使いました。手を横から突っ込んで設定を変えて、シャッターは有線リモコンで操作する、という形です。横から手を突っ込んだあたり(カメラで言うと右手で持つグリップのあたり)にポケットが付いていて、そこにカイロを入れることができます。私のカメラはバッテリールームがそこにありますので、ますます丁度いい。これのおかげだったのか、バッテリーで困る事は一切ありませんでした。このジャケット、一万円とかしたような気がしますが、次に使うのはいつになるのでしょう、、、。


カイロは普通のその辺に売ってるカイロ。よく「-30℃ともなると発熱しなくなる」と聞きますが、それは事実でした。前述のカメラジャケットに入れていましたら、びっくりするくらいすぐ冷たくなりましたよ。撮影時は3つくらい持って行って、1個はカメラジャケット、2個は防寒具のポケットに入れておき、ちょくちょくに交換するのがいいと思います。


冷たくなったカメラを温かい所に持って行くと結露で色々具合が悪くなるのは事実ですから、ジップロックを買って持って行きました。中に詰め込んで、空気を抜いてから温かいテントの中に入ります、、、と言うのは簡単ですが、-30℃ではジップロックのロック部分が硬くなるし手はかじかむしで、なかなか大変な作業でした。ジップロックに穴が開いたりするので、多めに持っていった方がいいと思います。

カメラ設定(ISO感度、露光時間)はいろいろ切り替えて撮影しました。ホワイトバランスは太陽光設定、レンズ絞りは解放から1段絞り、ピント無限遠。ピントは、ここにも書きましたが合わなかった写真がけっこうあったんですよ。カメラジャケット越しで操作もモニター確認も難しい上に、寒くてそれどころじゃなくなったりして、これがオーロラ撮影の難しさなんだなあと思ってしまいました。無限遠に固定するだけ、というのが難しかったんです、、、。

以上、そんなかんじで。


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