water steppe memo

日々、考えていることをここに記します。
ブログと呼ばずに「日記」としたいところです。

東南アジア旅行74(終)_私と東南アジア旅行

2011年06月06日 00時03分06秒 | タイ.シンガポール旅行
やっている最中は、
「こんなに何にもしないで大丈夫なんだろうか」
と思っていた旅行でしたが、いざブログにまとめてみると、
「なんだ色々やってるじゃないか」
という気分になれました。

今回の旅行ほど、自分の行動力だけで活動した旅行は無かったなあ、と思います。前回の大型旅行であるパリは所謂ツアーでしたし、前々回の大型旅行である沖縄は旅行代理店さんにお願いしたり、そもそも日本ですからそんなに行動力を必要としませんでした。それ以前の大型旅行は国内なので行動力以前の話です。飛行機のチケット購入からホテルの予約、各地での移動手段、食事等々、その殆どを自分で何とかしたというのは、恥ずかしながら初めての経験でした。もちろん、行った場所はバンコクやシンガポールといった大都会が殆どで、唯一行った地方都市であるアユタヤも一大観光地ですから、その難易度はそんなに高くないわけですけども、そういう旅行初心者の私にしてみればちょうど良かったのだと思います。
でも、本当に沢山の経験をすることができました。はじめての土地では右足の次に左足を出すのもイベントだなあ、とつくづく思います。事前にガイドブックを熟読しようが、インターネットで調べようが、わからないことだらけ。どうすんのこれ、どうなんのこのままだと、という雰囲気をタップリ楽しめました。今後、本格バックパッカーさんになろうとは思いませんけども、それなりの国でなんとかする自信はつきました。ようやくこの歳で。

ということで、今回の東南アジア旅行はおしまいです。

東南アジア旅行73_その後のA380、成田から家まで

2011年06月05日 23時09分56秒 | タイ.シンガポール旅行
ポンポン。
「お客様、朝食は何になさいますか?ナントカとカントカがありますが」(日本語)
「え、、あ、、、じゃあ初めの方で」(日本語)

寝起き3秒で平和的な選択をしなければならない状況なんて、飛行機の朝食ぐらいしか存在しないのではないでしょうか。せっかく日本人CAさんから日本語で言ってもらったのに結局もう一個の方と吟味する事は出来ませんでした。もう義務感だけで撮った写真はボケボケ。たしかスクランブルエッグだったと思います。味は美味しかったとしか記憶がありません。

夜は明けておりました。いよいよ旅行も終り際だなあ、と。

あの雲の向こうには、日本があるのですね。ついに帰ってきたのですね。

アンケートに答えたらもらえたポストカードとトランプ。やった。

ということで飛行機は無事成田空港に到着しました。

お世話になった飛行機。ありがとう。

この後は新型スカイライナーに乗って東京へ。寒かった事をよく憶えています。あとは、家について、グッタリしてバタンしてグーでした、、、たぶん。

東南アジア旅行72_A380の紆余曲折

2011年06月05日 22時55分20秒 | タイ.シンガポール旅行
初めに申し上げておきますが、私はシンガポール航空が大好きです。


A380の機内です。
当初、せっかく総二階建ての飛行機に乗るのだから2階部分に乗りたいなあ、なんて考えてそういう席を予約していたのですが、その電子チケットを印刷して持って行かなければならないというシステムに苦慮いたしました。48時間前からしかwebチェックインができないので、つまり出先のホテルで印刷する必要があるのですが、それはそう簡単にはできないですよ。
で、チャンギ空港のチェックインカウンターで、
「インターネットで席を予約しているのだけど、印刷して来なかったのよ」
と話して見たところ、
「いいよ、大丈夫ですよ」
となって、なんだなんとかなった、、、と安心していたわけですが、まあ、しょうがないです、なんと1階の席になっていました。うーん、残念。

出てきたサンドイッチ的な物。美味しい事は言うまでもありません。

まあA380に乗る機会なんてそうそう無いわけですから、色々探検したくなるわけですけど、それはそれ一筋縄ではいかない私の旅行、結局探検できないで終わってしまいました。
この便は、なんだかしらないけどあんまり(巨大なA380にしてみると殆どと言っても良いかも)お客がいなくて、お客さん/CAさんの比が大変な事になっていらっしゃる。普通のお客さんであれば、
「ああ、サービスが行き届いて良いですね」
となるわけですけど、私の様にキャビンを一周してこようと画策するような者には大変な環境に。おもむろにじゃあどっか観てこようと席を立って歩き始めると、何処からともなくCAさんが現れて、
「ガチャリ、どうぞ」
とトイレの扉を開けてくださる。夜に出発して向こうに早朝着く平日の便において、その辺をプラプラしようなどと考える客は居るわけが無いわけです。立って歩いてるお客さんは、トイレに行くに決まっているわけです。
「いや、ちょっとA380乗るの初めてなんで、探検させてください」
と、このけっこうなオッサンが言うのも恥ずかしいですし、英語で言っても通じるかどうか怪しいわけですし。

まあいいや、そのうちまた乗る機会もあるでしょう、と眠りに着いたのがこの位のじかんでした、、、グー。

東南アジア旅行70_チャンギ空港で最後のプラプラ、その2

2011年06月05日 22時14分10秒 | タイ.シンガポール旅行
満身創痍のプラプラをしながら、お土産を買ってない人を思い出しましたので、マレー半島名物である錫食器を。チャンギ空港名物、無料インターネット端末にてブランドを調べたりした後、マーライオンが付いている焼酎ロックが調度よさそうなカップを購入。


夜のチャンギ空港は、ゆっくり休む人が多いのが印象的。そういうお客さんの貯めの就寝スペースがあったりもします。

駐機していた総2階建ての最新鋭機エアバスA380。私が帰りに乗る飛行機もA380なのですが、これは、わざわざその飛行機が運行される便を選んだといいますか、そもそも、なぜわざわざシンガポール経由にしたかと申しますと、A380に乗りたかったという面も否定できませんのです。そんな私は飛行機好き。

ちなみに、白色光下ではこんな色になると思います。ホワイトバランスをいじって撮影。時間がタップリあるのでこんなこともできました。

チャンギ空港には蝶がいる庭があります、、、が、夜だからか蝶は殆ど見当たりませんでした。いても暗すぎて写真は無理でした。残念。

まだやっていた旧暦正月のイベント。今度は太鼓。

この後もプラプラしていたのですが、たまたま通りががったフットマッサージ店のお姉さんからかなり強烈に呼び止められて、その商売熱意と棒になった足に負けて入店。
「飛行機の便は何ですか?」(片言の日本語)
「ああ、これですけど」
「じゃあ、このフットマッサージに肩マッサージもつくダブルロングコースはいかがですか」
とかなりの商売熱心。そういう感じはとっても好きですが、肩マッサージは要らないので足のみのコースに。
まずはゼリー状のお湯で足を温めてから、念入りなマッサージ。やっている最中、かなり片言の日本語と英語の入り交じった会話をタップリ。あと、中国系の方だったらしく、後ろを通った店員さんが椅子に足をガンッとぶつけた際に
「アイヤ!!」
と本物のアイヤー。中国の方は本当にアイヤーって言うのだと、驚きもあり、感心もあり。なんとかしてこの感動を伝えたかったのですが、解ってもらえないだろうなあ、と断念いたしました。

ということで、チャンギ空港も完了。念願のA380に乗機することといたしました。

東南アジア旅行69_チャンギ空港で最後のプラプラ、その1

2011年06月05日 21時47分15秒 | タイ.シンガポール旅行
ドッサリ余った時間は、大好きなチャンギ空港を心ゆくまで足が棒になるまで刀折れ矢尽きるまでプラプラ。

すでに水平も水平に写せないほど疲労しているのがよくわかる、チェックインカウンターの写真です。

カートがドッサリ。大きいカートもそうなのですが、個人用の小さなカートがあって、何かと大きくなりやすい手持ちのバックも楽々持ち運べるようになっていました。空港でプラプラしてもらう前提の形式にグッときます。日本の空港にもあるのでしょうか。国内線ではまず見たことがありません。たぶん、日本は空港でプラプラしてもらう事を考えてないのでしょう。

例によって旧暦正月のイベント。この方は、お面がシュコっと早変わりしていました。早変わりの瞬間はさすがに撮れず。

もう義務だと思うのですよ、日本人ですから。海外に行ってその国のお寿司食べないで、何を食べろって言うのですか、の一枚。上に乗ってるお刺身は美味美味で、特にサーモンなんかはビックリするほど美味しかったのですが、下のご飯は、、、まあそういう物だと考えればなんとか食べれます。一緒に飲んだジュースは美味。

例によって旧暦正月の飾り。そうか今年はうさぎ年なのですね。

東南アジア旅行68_セントーサよりいでる道

2011年06月05日 21時15分36秒 | タイ.シンガポール旅行
教えて貰った道すがらの写真を幾つか。

露天のアイス屋さん。本物の日本の味だそうですがイマユってなんだろう。気になりましたがやってなかったので食べず。

教えてもらったモノレール駅の近くには、大きいほうのマーライオンが。確かに大きい。あと、頭の上のアンテナというか避雷針というかが可愛いですね。

モノレール駅から向こうの空を。はるか向こうには、シンガポールの工事中のイメージが。

帰りはおとなしくモノレールに乗って行きました。

本島側駅のフードコート。ここで何か食べても良かったなあ、、、。

という事でシンガポールの色々は終了。もうエネルギーもそんなに残っておりませんから、おとなしく空港に向かって、空港内をプラプラする事といたしました。

東南アジア旅行67_水族館からいでる道

2011年06月05日 09時11分13秒 | タイ.シンガポール旅行
水族館に入る頃から雨パラパラだったのですが、外に出たら、ザッと降ったあとの残りのパラパラが。傘は持っていましたが、さすほどの雰囲気ではなく。

アシカとイルカのショー。アザラシショーだったら気合入れて撮る所ですが、雨も降っているしでレンズ交換するエネルギーもなく、広角の広いままでパシャリ。

シンガポールと言えば、工事中のイメージ。さっきまで降っていた雨の雲は、もう何処かに行ってしまいました。

海に出れるところがありましたので一枚ほど写真を。もうなんだか夕方の雰囲気の時間に。

シンガポールの至る所にあった鳥の丸焼きを吊るした物が、水族館のフードコートにも。雨もあるし時間も時間だしで、閑散としていました。

ということで水族館完了。後は素直に空港へ向かう事にしますが、この後タップリ迷ってしまう事に。あまりに迷うのでその辺で花壇の作業なさっていた方に
「すいません、モノレールの駅に行きたいのですが」
と英語で伺ったところ、
「?」
となんだか通じていない様子。これは私の発音がオカシイのもあるわけですが、たぶん、英語が話せない人だったのだと思います。肉体労働をする人としない人がクッキリ分かれているシンガポールのイメージ。
で、しょうがないので、その辺のチケット売り場の方に
「I want go to monorail station」
とお話したところ
「こう行ってそう行って、エスカレーターおりて、この辺です」
と親切に教えてくださいました。言葉が通じるって素晴らしい。

東南アジア旅行66_水族館に至る道

2011年06月05日 08時51分59秒 | タイ.シンガポール旅行
件の路線バスは、カジノの地下駐車場が終点。終点なのかなんなのかよくわからず座っておりましたら、先ほど助けてくれた女性から、チョンチョンと肩を叩かれ、
「ここだよ」
と教えてもらうという、人の優しさに包まれたなら。

さて、バスを降りたは良いものの、ここから何をどうやって水族館に行くのか、全くわかりません。あっちをウロウロ、こっちをウロウロしたところで、島巡回のバスを見つけ乗った、、、は良かったのですが、やっぱり疲れていたんだと思います、英語音声ガイドを聞きそびれて乗り過ごしてしまい、島を一周しなければならなくなるという失態を(あくまで)演じてしまう事に。
一応言い訳を致しますと、その音声ガイドがですね、シンプルに
「ここはナントカ。水族館へはここでお降りください」
というのではなく、
「イヤッホー、ここは楽しいナントカだよ!!」
みたいな余計な部分がタップリある奴で、リゾートアイランドなんですからそれはそれで良いんですけどねえ、という感じだったんですよ。ホントですよ。

という紆余曲折を経て着いた水族館_アンダーウォーターワールドですが、美ら海水族館や海遊館のような大型な物ではなく、サンシャイン水族館のような都市型の物を大きくしたようなイメージでした。

名称の元ともなっているトンネル型水槽。水中から水面を撮る感じに。

その2。

その3。

タカアシガニはJapanese giant spider crabだと、シンガポールに行ってようやく知りました。タカアシガニ自体は珍しくないので、写真には収めず。

東南アジア旅行65_地元住民さんとのささやかな交流

2011年05月29日 19時21分02秒 | タイ.シンガポール旅行
「今シンガポールにいるので日本のあれこれには参加できないですよ」
お知り合いにそのようなメールをお送りしましたところ、
「昔シンガポールに行った時、セントーサ島に行ったよ」
とのご返信を頂いた事を思い出して、この際だからセントーサ島っつう物に行ってみましょう、という話になりました。で、何の目標も無く行ってもしょうがありませんので、アンダーウォーターワールドという水族館に向かう事といたしました。で、電車で最寄り駅ハーバーフロントに行ったわけです。

そこからセントーサ島に入るのに、普通の方はセントーサエクスプレスというモノレールを使うわけですが、私は(心底そう思うのですが)何を血迷ったのか路線バスで向かってしまうわけです。この路線バスというのが、観光路線でもなんでもない、普通の地元住民さんが使う路線バスだったわけですね。
まあ、到着すればそれでOKかなあ、と乗ったわけですけど、最悪な事に細かいお金がなかったのです。うぎゃ、両替機は、、、と探しても無い。運転手さんに聞いても、
「両替なんでそんな事できるわけ無いだろ」
と、まあそうかそういうものだろうなあ、というお答え。うーん、困ったどうしようと悩んでおりましたら、
「ヘイ」
と見かねて声をかけてくださったのは後ろに並んでいた年配の女性の方。なんとこの方が、更に後ろに並んでいらっしゃった男性とアレコレやり取りして、どうも私のお札を払えばこの3人がバスに乗れる状態にして、残りのお金を私に
「ホイ」
と渡して下さったわけです。
「ありがとう!!」
と感動するこの素晴らしいシステム。ビバ!!人の優しさ!!。

無事出発進行したバスにゆられて15分。

わー、見えた見えたよ、一番大きいほうのマーライオン!

東南アジア旅行64_空港蜻蛉返りの術

2011年05月28日 22時34分29秒 | タイ.シンガポール旅行
ホテルを出てしまいましたので、スーツケースをゴロゴロと引っ張りながらの移動。この状態でウロウロするのもなあ、でも海外のコインロッカーってどうなんだろう、、、としばし黙考した結果、タップリ時間があるのと特に予定がないのを利用して、
「一端空港に行って、もう荷物預けちゃえ」
という、ウルトラAを実行することに。移動時間とか電車料金とか大いに無駄ですけど、そういう事を気にして旅行するほど、私は出来た人間ではないというか、むしろそう言うのが好きなのですよ。

(たぶん)乗り換え駅で撮ったシンガポールの街並み。整然と団地が並ぶ様。

で着いたチャンギ空港。チェックインしてスーツケースを預けて、実はすこし問題があったのですけど、それはまた別の回に。

街中に戻って、食べたデザート。マンゴースープの中にタピオカとトコロテン的な物。上にはグレープフルーツ。美味美味。

デザートと一緒に食べたラーメン。食ってばっかりだなあ、と写真を見ながら思います。

東南アジア旅行63_最後の出発

2011年05月28日 21時44分43秒 | タイ.シンガポール旅行
ついにこの旅行最後の出発に。少しゆっくりめに起きて、ゆっくりめに準備して、ホテルのフロントに向います、、、が、素直に出発させてくれないものですね、旅行の神様とは。

チェックアウトする為フロントに向い、そこにいたお姉さんに
「チェックアウトお願いします」
と鍵をお渡しして、パッとネームプレートを見ますと、あからさまに日本人風の名前が書かれておりました。お顔も確かに日本人風。
実は、チェックインしたときにお話したフロントのお兄さんから、
「このホテルには日本人の女性従業員がいますから、何か困ったらその者が対応しますよ」
と伺っておりましたのです。チェックインの時にパスポートチェックもしていますから、向こうはこっちの国籍を知っているはず。これは少し楽になるかなあ、、、と思った私が間違っておりましたよ。
まあこのフロントのお姉さん、普通のフロントさんとしても如何なものかという雰囲気(いわゆる、ブスッとした感じ)で、しかも英語で対応されるという、何がなにやら。日本語で対応してくれるか、英語だけど雰囲気が良いかのどっちかだったら何の問題もないのですけどねえ、、、。
実は旅行好き界隈では、
「海外の日本語対応従業員は概ね態度が悪い」
という都市伝説が実しやかに囁かれるわけでして、マンダリン・オリエンタル・バンコクの日本人従業員さんには非常に良い対応をしていただいたので油断をしていたのですけども、この期に及んで実例に遭遇するとは。
「あなたの従業員としての価値は、私の様に英語が不自由な人間に対応することで産まれるんでしょうに」
という気持ちを持ちながら粛々と対応しておりました。

ホテルの宿泊料は日本ですでに払っておりましたが、ホテル内のインターネットとか朝食のお金はここで払う必要がありました。普通ならカードで払うわけですけど、財布を見たらシンガポールドルが余っていらっしゃる。日本に持って帰ってもしょうがないですから、ここでつかってしまえとお札を出しておりましたら、
「You pay cash!!?」
と驚いた声をかける女性、それは先ほどのフロントさん。
「じゃあカードで」
と結局カードで払いましたけど、まあ、イラッとせざるを得ず、残念ですが、ブログに書かざるを得ません。もちろん、たかがこの程度の事でGoodwood park Hotelの価値が下がる訳ではないですけどね。

Hotelを出てオーチャードロードまで徒歩。そこにあるホーカーズでブランチ的な物を。

ご飯の上に鴨肉。美味し美味しと食べておりましたら、携帯メールが。しかも会社のアドレスから。ウワ、ナンダナンダと見ましたら、無事かどうかの確認もありましたけど、出勤する日にしなければいけないことの確認などと、まあ普通の内容。残念ながら無事であることと、いま食しているホーカーズの写真を添付して返信。

ついでに食べたかき氷。色んなシロップが入った上にマンゴーソース。こちらも美味し。前のテーブルには日本人女性二人組。お話に聞き耳を立てることも、こちらから話しかることもせず。

ということで、シンガポール最終日の活動が始まりました。此処から先、家に帰るまで漂い続けます。

東南アジア旅行62_ナイトサファリ、後編

2011年05月27日 00時16分49秒 | タイ.シンガポール旅行
トラムを降りて徒歩コースを回り、再びトラム乗り場に戻って来たところ、すでに何人か並んでいらっしゃる。じゃあ並ぼうかなあ、と最後尾に付きましたら、私の後ろに並んでいる若い女性のお客さんグループが
「ねえねえ、どうしよう、ねえ、どうしよう」
と私にも聞こえるような音量の日本語で相談を初められてしまいました。しかもかなり大変そうな雰囲気で。5秒ほど考えた所、どうも以下のような状況でいらっしゃる様子。
・5~6人の日本人グループでいらっしゃる
・うちリーダー格2人は、私の直前に並んでいらっしゃる
・残りの方は前2人と少し離れて歩いていたのだけど、間に別の人(=私)が並んじゃった
・どうしよう、このままじゃトラムで並んで座れない
言ってくれたら順番を変えたり何なりするわけですけど、まさか前に立っている人が日本人だとは思っていらっしゃらなかったのでしょう。
知らんぷりしてたらどうなるんだろう、、、とは思いましたが、そんな事をしてもしょうがありませんので、
「あの、どうぞ」(日本語)
と後ろの方へ順番をお譲りしました。そしたら、
「あ、すいません。むしろこっちが」(日本語)
と、直前に並ぶリーダー格2人が順番を譲ってくださるという流れに。
色々考える所はありますが一つ申し上げたいのは、フードコートで「スパイシーだけど大丈夫か?」と聞かれるほどあからさまな私でも日本人とバレないくらい、ナイトサファリは暗いという事です。だから、写真の写りはあまり気になさらないよう。

ライオンです。

ヒョウ、、、かなあ

ヤマアラシ!

コウモリ!

ウォンバッ、、いや、、、タスマニアデビル?

ハイハイ!、キリンです!

一周終わって、じゃあ帰りましょうとタクシー乗り場へ。けっこう人が並んでいらっしゃっていて、順番に人が乗っていくわけですけど、私の番になって向こうからやってきたタクシーは、なんとロールスロイス風の巨大な車で明らかに高そう。でもこれは嫌なので後ろの車に、、、という雰囲気でもありませんでしたので、黙ってそれに乗ることとしました。
例によって
「Goodwood park Hotel」
とお願いしたところ、
「了解」
という風に発車。しばらくして、
「着きましたよ」
と言われたのがなんと"Park Hotel"の前という、全然違うじゃないかよ高い料金のくせに道間違うんじゃないよ、という仕打ち。Goodwood park Hotelはそんなに無名なホテルじゃないというかシンガポールを代表するコロニアルホテルでしょうがよ、という気持ちを込めて
「No!、Goodwood park Hotel!!」
と申し上げたのですが、
「はあ?」
なんだか通じない。あーだこーだ言っているうちに
「ホテルのカードは持ってますか?」
「これですよ」
と出したところ、
「Oh, Goodwood!」
ようやく通じる何がなにやら。私の発音は確かにそんなに良かあないですよ。あーそうですよ。
「ラッキーですよ。近い近い」
ウルセー早く行け!とか思いながら、やはり旅行の神様は適度なトラブルをお与えなさる、と感心するのでした。

東南アジア旅行61_ナイトサファリ、前編

2011年05月26日 00時30分39秒 | タイ.シンガポール旅行
「バカヤロー、こんなに平和に一日を終えて、旅行の神様が黙っていらっしゃるわけがないダロー」
と、ビールを飲んでかなり酔っ払った私は思ったわけです。
「ここから更に2トラブルくらい起こしてこそ、私の旅行じゃないか」
と、ビールを飲んで相当酔っ払っていた私は思ったわけです。これは脚色ではなく本当に思ったのです。
かと言って、ディープなナイトスポットに行って帰国も危ぶまれるような深刻な事態になってもしょうがない訳でして、せいぜい
「いやー、大変でしたよ、ツフフ」
と話して終わるような適度なトラブルを起こさなければなりません。いやもちろん、トラブルを起こさなければいけないわけじゃなくて、このまま寝るのはもったいないなあという気分を消化できる何かがあればそれで良いわけです。

で、ガイドブックを探しました所、流石シンガポール
「ナイトサファリ」
という夜の動物たちを観察できる動物園があるではありませんか。
「こんなに酔っ払ってる状態で大丈夫?」
などという言説が出てくる前に出発いたしました。

あんまり難しく考えたくなかったので、タクシーで行ってしまおうと思い、ホテルのドアマンさんに
「タクシー呼んでください」
とお願いしましたところ、
「了解しましたので、ロビーでお待ちください」
との事。
ハイハイと素直にロビーのソファーに座っておりましたら、
「準備できました」
と呼ばれたので玄関に行くと、
「いえ、準備できてません」
と、何がなにやら。困惑しているとフロントマネージャー風の方から
「まことに申し訳ありません、間違いでした」
との謝罪が。イエイエ気になさらずにとお答えし、よしこれで1トラブル発生、もう一つこなせばノルマ達成だと、本当に思ったのですよ、本当に。


本当に来てしまったナイトサファリの看板。チケットの購入時に、あれこれセットがあるんですけどと15分以上説明されて、結局、ナイトサファリ入場券のみ購入。どういう経緯かわかりませんけど、オマケでタオル貰っちゃったりしました。

トラム乗り場。サファリ内は、本当に暗くて暗くて、まともに写真が撮れたのはこのあたりまで。

真っ暗暗いくらいですよう。ちっとも写真にならないですよう、という感じをお楽しみください。

ツルです。

東南アジア旅行60_シンガポール版クリームソーダは

2011年05月25日 23時19分12秒 | タイ.シンガポール旅行
私がクリームソーダ好きであるという事は、何かにつけて表明しておりましたけども、まさかシンガポールに行ってまで飲むとは思っていらっしゃらなかったでしょう。私も思ってませんでした。オーチャードロードのオープンカフェに入ってメニューを見るまでは。
でも、本当に世界は広いと言いますか、日本は狭いと言いますか。やっぱり一筋縄では行かないわけですよ。

うーん、そうですか、その方向ですか。かの国のクリームソーダは、ライチシロップ+炭酸水の上にバニラアイスでした。


オーチャードロードのショッピングセンターでやっていた手作りフェアの看板。かわゆし。

例によって旧暦正月フェア会場。スゴイ熱気。

などという事をやっているうちに。

外はもう夜に。生鮮食品コーナーでビールを買ってホテルで飲んで、本日終了にしよう、、、というつもりでした。この時までは。

東南アジア旅行59_クレイポットにて

2011年05月23日 00時43分50秒 | タイ.シンガポール旅行
「シンガポールなら、へたなレストランよりホーカーズが安くて美味い」
と、シンガポール通の皆さんがよく仰います。ホーカーズとは、日本でいう屋台村の事と思って頂いて問題ありません。アレもコレも美味しそうという中から一つを選ぶ感じとか、もう一個食べちゃおうという誘惑とか、行ってから選んでも良いという優柔不断に優しい設定とか、魅力が沢山あります。奇を衒わない私はもちろんそこに向い、、、たかったのですが、散歩を終えた私がいる場所の近くにあるかどうかわからず、止む無く断念。その緩い版と言いますか、観光客向け版と言いますか、大きめショッピングセンターのフードコートでお茶を濁す事といたしました。

で、食べたのがこれ。土鍋(クレイポット)にご飯と鴨肉(だったと思う)を入れて下から強火で加熱した物。これを売っている店舗は、英語も中国語も話せない観光客さん向けだと思うのですが、料理に№がついておりまして、それを店員さんに伝えるだけで済むという親切設計が光っていました。もちろん奇を衒わない私は
「No.6」
と、か弱くお伝えいたしました。するとなんだか店員さんが心配そうに、
「これは、かなりスパイシーなんだけど、(いかにも観光客という雰囲気で、あからさまに違う国から来たであろうあなたは)大丈夫?(※カッコ内は私の推測)」
と聞いて下さいました。なんという親切設計。
もちろん私は辛いものが相当大丈夫な方ですし、尚且つ、一番辛そうという理由でこれを選んだわけでしたから、その辺のニュアンスと感謝をタップリ込めて、
「OK」
と一言お答えいたしました。
ちなみに食べてみると、アツアツではありましたが言うほど辛くはなく、自由に持って行っていい唐辛子味噌的な物を追加したりしておりました。味はオイスターソースがベースだと思います。もちろん美味しい。

ちょっと汚いですが食べ終わりの状態。下の方でご飯が強烈に焦げていました。何処までガリガリ行っていいものなのか。

その後は主にショッピングセンター回り等をして過ごしました。

道すがらに撮ったお寿司やさん。有りそうでぱっと例が出てこない、お寿司に顔を描くタイプ。