軽井沢のいろいろ~♪ 軽井沢で静かに暮らす 深山のイノシシ があれこれ見たこと聞いたこと

軽井沢に静かに暮らす深山のイノシシが 軽井沢の春夏秋冬 今昔、あれこれ・・ 見たまま聞いたまま書いてるよ

 軽井沢のいろいろ 軽井沢でのCM撮影 エピソード

2020-12-28 | 避暑地 軽井沢のあれやこれ

 今年も残り僅かになって来て  テレビや新聞紙面も 今年の10大ニュースや

 ジャンルごとの話題なんかの特集が始まったね

 みなさんの中で 今年の10大エピソードはどんなですか  

 昨日 ここでみなさんに 「 軽井沢本通り 」とかって いつのまにか誰かが名付けたらしい

 軽井沢駅から  旧軽井沢にまっすぐ伸びる道沿いの工事のお話をしたけれど

 それで 思い出したお話があるんだ 

 昭和の頃のこと その本通りから万平ホテルに向かう 万平通りと呼ばれる道があるでしょ?

 T字路の反対側には長い間  馬が何頭も入れる間口の広さの 貸し馬屋(厩)があったんだ

 何頭か馬が飼われていて 真夏に観光客や別荘滞在者が馬を借りて別荘地やお気に入りの辺りを

 乗馬を楽しむことが出来たんだ 

 数頭の馬がスタンバイする中に キレイな白馬が1頭いて名前は 「 太郎 」

 乗馬姿が  絵になる事もあって 貸し馬の中でも人気があったようだ

 太郎は 賢い馬でもあったらしい 乗り手の器量というか実力のほどというか

 「 人 」を見る馬でもあったらしい

 小さなこどもが乗ったり  恐々の女性だったりした時には ホントに静かに

 端綱を引く 馬番のペースに合わせてひと回りを務めて終わる  

 ホントに馬を知っていて 騎乗するお客様には端綱の通り 馬番なしでひと回りして来る 

 だけど ちょっと ツウらしさが鼻についたり、馬の扱いが悪い乗客が

 「 あ、ボクは大丈夫だから・・ ! 」 くらいな勢いで かっこよく乗り出して行っても

 どこかで マナーや扱いの悪さに 「 太郎 」の堪忍袋の緒が切れるのか   しばらくしてから 

 乗り手なしで 馬屋に戻って来ることが1度ならずあって 時々はるか後ろから

 馬屋を出る時は 太郎にまたがって出て行った乗り手が お尻をさすったり足をひきづったりしながら

 馬屋の方へ戻って行くのを見かけることも あったそうなんだ   

 ある時 20歳前後の華奢な若者が 鞍も置かない太郎にまたがって通るのを見かけ

 並足よりも早めで通過して行ったので 太郎だけ戻って来るのかと通りに注意していたけれど

 通りかからなくて   何日か後にこの若者が 乗馬客を乗せた太郎の端綱を引いていたり

 同じ若者が ロータリー近くの画廊で お客様の応対しているのを見かけたりしたそうなんだ  

 当時 次々に日本市場に新しいチョコレートを送り出していた会社の  CM画像に

 乗馬姿の貴族のひとりに扮して写っていたのもこの若者で どこの誰なのか・・

 乗馬はこどもの頃から 楽しんでいたんだそうだよ 

  ボクにこのお話を聞かせてくれた人は 同じ頃 有名な歌舞伎役者と女優さんが結婚して産まれ

 今は本人も有名女優さんになっているTさんが  大きなサングラスをかけたお母さん女優さんと

 その馬屋から 乗馬散歩に出かける姿を 見かけたことがあるそうだよ

 昨日今日 長く駐車場などをしながら 馬屋だった頃の面影を遺していたこの辺りも

 急に整地が進み なにやら大きな変化の兆しが・・

 軽井沢の  いろいろなエピソードが どんどん薄れて行くね・・

 4~50年前は 外車や大型車で渋滞するあの通りの歩道を 太郎や 仲間の馬が

 乗馬客を乗せて 歩いていたんだから・・ ま、今でも 人力車が走っているかな・・    

 

 

 

 

 

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