お盆目前の軽井沢・・・
今頃のこの時期 軽井沢に咲くこの花 花魁(おいらん)草 =(草夾竹桃(くさきょうちくとう)= (フロックス))
軽井沢のあちこちでよく見かける この色のほかに 白や薄いピンク 最近はツートンカラーのあでやかなのもあるけれど
花の香りが花魁の白粉に似ているからという説・花 の艶やかさ、華やかさを花魁に見立てたという名前の由来があるんだってさ
軽井沢は 江戸時代、五街道のひとつ中山道が通り 「 浅間三宿 」「 浅間根腰(ねごし)三宿 」ともいわれる
軽井沢 沓掛 追分の三つの宿場が設置されて 特に追分宿は なかなか賑わっていたんだって
中山道だけでなく 北国街道と呼ばれる脇往還「 善光寺道 」や 山道を名湯 「 草津の湯 」に向かう旅人も多かったんだね
そして 「 飯盛女(めしもりおんな) 」と呼ばれる 花街の女性たちがいた時代があった
花魁っていうのも その時代のそういう世界の最上級ともいわれるランクだそうだから 追分宿にいたかどうかはわからないけれど
ボクは もうひとつ 印象深い花があって 正確な名前を聞くまで こっちが花魁草かと思っていたくらいなんだ
それが この花
これは 花魁じゃなく 風蝶草(ふうちょうそう=クレオメ = 酔蝶花(すいちょうか)) って 言うんだけれど
追分の街道沿いの古い屋敷跡に 静かに風に揺れるその姿は
遠い昔の思い出に揺れる 美しい女性のカンザシ姿みたいに見えたのさ・・
今頃がちょうど 見られる時期だよ・・ 色鮮やかな立ち姿に目を向けてみてね・・
花魁
遊郭
廓
今はほとんど聞かれない
しかし、ぼちぼち色んな意味で面影はある
廓とは城壁なんだな
吉原は赤線
永井荷風や吉行淳之介が通った玉の井は青線
今はもう地名としては残っていないではないかな
廓の中は城壁
塀の中では特殊な世界
塀の外との交流はない
今の振興の学校がそのようだな
為政者は外との交流はあるが、学生たちは外との交流はわずかであろうな
まあ、務所みたいなものであろうな
佐久に行った
昔の本を見ていたら、佐久にも遊郭があったとか
遊学とか遊郭とか、遊びを使う
遊ぶのはお客さんだな
富岡に製紙工場があり、見に行った
あそこも、女工たちは当時とすればエリ-ト扱いに近かった
しかし、あそこも城壁の中での暮らしだな
昨今のホテルもホテルの中で客を取り囲むな
おいらん
サキガケと言う政党が昔あったな
名は良かった。やはり策士はどこにでも居る
>酔蝶花(すいちょうか))
酔ってしまうな
酔芙蓉と言う見事な花もある
芙蓉の雪の精をとり
漢詩は格調高く感じられる