災害支援ボランティア 宮北会(みやきたかい)

東日本大震災後、岩手県宮古市・山田町で被災者との「顔の見える」交流活動を続けています

宮北会 2016・年頭のご挨拶

2016-01-01 00:01:14 | 挨拶・回想

被災地の皆様へ

 

隣人でありたい

何はともあれ、隣人として寄り添いたい

埼玉という遠い所から、思いを馳せている人がいる

そのことだけを知ってもらいたい

けして、押し付けでもなく

義務でもなく

血縁でもなく

近隣でもない

知り合いでもなく

これまで、なんの関わりもない

そんな

遠い埼玉という所に住む者が

ずっとずっと

思いを寄せていることを知ってもらえれば

それだけで十分。

それに

私たちは何の力もない

傍に行って手伝うことも

頻繁に、訪ねてお話を聞くことも

日々の喜びや

日々の悲しみや

日々のしんどさを聞くことも

何もできません

埼玉はあまりに遠い。

 

でも、それでも、

心だけは傍にいたい

皆さんが、皆さんだけでなく

皆様の哀しみが皆さんだけの哀しみでなく

皆さんの喜びが皆さんだけの喜びでなく

共に分かち合える

遠くの隣人でありたい。

 

被災地の皆さんのおかげで

きっと

私たちも生かされてきた日々があったはず

みなさんたちの尊い働きが

今の私たちの暮らしにつながっていたはず

皆さんがいて

今の日本があったはず

そんな思いで

誕生日にメッセージを書く

たった一日でも

心穏やかになれるのならと

私たちの心を、色紙と花束に託して贈る

受け取ってくれるだけで十分。

笑顔を見るだけで

私たちは嬉しい。

それだけで、

より近くにいるように思えるから

隣人として

また、この一年を動いていきたいと思う。

↑ 大宮氷川神社

↑ 大宮公園

宮北会代表 江藤善章

 



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