低木利用バイオ燃料 日本企業 カンボジアで事業家へ(産経新聞 2007年7月1日)
=== 備忘録(引用)===
バイオ燃料の原料になる低木「ジャトロファ」の大規模生産を、日本企業がカンボジアで開始する。燃料精製も行い、2010年から半分を現地の発電用として利用、残りを日本や欧州に輸出する。
(中略)
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記事によれば、ジャトロファの実は食用には供されておらず、食料との競合を心配しないでBDFの原料として利用できることから、日本企業が出資する現地法人、IBEC(アイベック)とカンボジア政府の合弁会社が土地を確保して、大規模なプランテーションを行うという。
しかし、トヨタやヤンマーなどが行う油椰子から採れるパーム油を使ったBDF精製事業と同様に、大規模プランテーションは原生林などの伐採を伴い、森林が持つ機能を奪ってしまうという問題が指摘されている。
もちろん、資源植物の栽培による二酸化炭素などの吸収はあるわけだが、その量が失われた森林を上回ることがあるとはいえない状況だけに、エタノール生産を増やすためのサトウキビ畑拡張による原生林伐採が問題となっているブラジル同様に、問題視される可能性は高い。
砂漠化した土地や砂漠を緑化する中から資源植物を栽培するというなら、まだ理解できるところだが、それとて地下水の利用という問題を秘めているわけで、アメリカで問題となっている地下水の使いすぎと同様の課題を抱えている。
一筋縄ではいかない地球環境の保護だが、地球上空を常に50%は覆っているという雲がなくなってしまわないように、人類の英知を振り絞ってこれ以上に地球環境の悪化を食い止める方策を見つけだし実行していかなければならない状況にあるわけで、資源の浪費と地球環境の悪化しか生まない武器の生産と使用を続けている場合ではない。
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もちろん、資源植物の栽培による二酸化炭素などの吸収はあるわけだが、その量が失われた森林を上回ることがあるとはいえない状況だけに、エタノール生産を増やすためのサトウキビ畑拡張による原生林伐採が問題となっているブラジル同様に、問題視される可能性は高い。
砂漠化した土地や砂漠を緑化する中から資源植物を栽培するというなら、まだ理解できるところだが、それとて地下水の利用という問題を秘めているわけで、アメリカで問題となっている地下水の使いすぎと同様の課題を抱えている。
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