採果したエビネを一週間程自然乾燥させたので播種を行いました。
全部で14交配出来ました。
果実の花柄をカッターで切り取ると、筋に沿って縦に3分割出来ます。
サンプルキャップに綿状の種子を掻き出します。
この種子は交配番号E24-05です。
(最初のEはエビネです。因みに春蘭:S、寒蘭:Kとしました。)
事前に寒天培地にコンタミが発生して無いことを確認しました。
各交配3瓶づつ播種しました。
あとはプロトコームができるのを静かに待ちます。
播種(移植でも同じ)で注意する事は、カビを発生させない事です。
カビが発生すると1年間の努力が無駄になります。
各手順毎に注意する点はありますが、重要な事は
①クリーンエリアとダーティーエリアを正確に認識する事
② エリアを移動する場合は殺菌処置を確実に行う事
③ 移動を最小限にする様手順を組み立てる事
だと思います。