物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

2024年エビネ播種

2024-08-29 | 無菌培養

採果したエビネを一週間程自然乾燥させたので播種を行いました。

全部で14交配出来ました。

果実の花柄をカッターで切り取ると、筋に沿って縦に3分割出来ます。

サンプルキャップに綿状の種子を掻き出します。


この種子は交配番号E24-05です。
(最初のEはエビネです。因みに春蘭:S、寒蘭:Kとしました。)




次亜塩素酸水の希釈液で殺菌した種子を先日作成しておいた寒天培地の上に撒きます。
事前に寒天培地にコンタミが発生して無いことを確認しました。

各交配3瓶づつ播種しました。

あとはプロトコームができるのを静かに待ちます。



播種(移植でも同じ)で注意する事は、カビを発生させない事です。

カビが発生すると1年間の努力が無駄になります。


各手順毎に注意する点はありますが、重要な事は

①クリーンエリアとダーティーエリアを正確に認識する事

② エリアを移動する場合は殺菌処置を確実に行う事

③ 移動を最小限にする様手順を組み立てる事

だと思います。












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交配エビネの採果と2024年交配リスト

2024-08-20 | 無菌培養
交配日から120日を経過したので採果しました。
中には移動時に花茎を折ってしまい105日の物もありますが、播種対象にします。
交配時の記録では37交配を行っていますが、今日現在で得られたのは14交配でした。
交配した内の三分の2近くが落果したことになります。
多くは花茎上部からの枯れ込みが止まらずに果実のステムまで入り込んだ物が多かったようです。

もともと数交配出来れば十分と思っていたので14交配も残れば、これでも多すぎます。負け惜しみですが、、、
いずれにしても上手く発芽すれば移植の段階で少しづつ減らしていきます。

ニオイ同士の交配が残らなかったのが残念です。それでも殆どがニオイ系の交配なので良しとしました。
これから先ずっと必要となる「2024年エビネ交配リスト(最終版)」を整理しました。

1週間ほど自然乾燥させて8月末には播種の予定です。


この株は御蔵島自然種ニオイエビネ「御蔵蒼紫」ですが、2本の花茎にそれぞれ
②E24-14:「御津群青

を交配しました。



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寒蘭の交配リスト

2024-08-19 | 無菌培養 ー 寒蘭
昨年末に寒蘭の交配もトライしてみました。
本日、ラベルの付け替えと同時に交配リストを作成したところ全部で10果10交配が結実していました。
エビネは2/3が落果しましたが、寒蘭は100%結実したようです。
時期がきたら播種にトライしたいと考えています。
カテゴリ「無菌培養ー寒蘭」で記録していきます。

2点程紹介したいと思います。
下はwoodsさんから棚入れした桃紅花と「金紫鳥」の交配です。




次は杭州寒蘭の素心同士の交配です。
②K24-07 :「雪の花」X 「K15-060


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寒蘭 「有紅」の新芽

2024-08-19 | 寒蘭
Gooブログより昨年の今日(2023.8.11)の記事が届きました。
今年はどうなっているかと探してみたら良い新芽が出ていました。
左側が昨年の新芽です。
今年も花は無理でしょう。
最終植替えが2021年なので今年の秋には植替えが必要です。

<2024.8.15撮影>



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雪割草の花芽?

2024-08-17 | 雪割草
あれから2ヶ月、猛暑の中で一本だけ弱って枯れてしまいましたが他の雪割草達は何とか頑張っているようです。
猛暑が原因なのか分かりませんが、3株に花芽らしきものが伸びて来ました。
2株は「天晴」です。来年の花を楽しみにしていたのに残念です。




枯れちゃいました😅

戸外の遮光ネットの下に置いていましたが、7月に入って30℃を越えるようになってから蘭舎内の棚下に移動しました。





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エビネ小屋作り ー 遮光ネットの追加の追加

2024-08-16 | 蘭舎
舎内に巻き上げ式の遮光ネットを追加しましたが、それでも暑すぎます。
中央棚の上は熱線50%カットポリカですが、熱線はカットしても光は透過します。
追加の遮光ネットがあっても直下は明るすぎてエビネの葉が少しくたびれてきた気がします。
このジリジリと肌を焦がす直射日光では熱線カットポリカの効果も不十分かもしれません。
そこで屋根上のポリカ上面に直接遮光ネットを張る事にしました。



<完成>

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寒蘭 「白金鵄」の新芽

2024-08-15 | 寒蘭
Gooブログより昨年の今日(2023.8.12)の記事が届きました。
今年はどうなっているかと探してみたら良い新芽が出ていました。
左側が昨年の新芽です。
今年は初花が見られるでしょう。

<2024.8.15撮影>


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2024年春蘭交配 24-02 「交配春蘭苗⑤B(寿紅・大富貴×飛梅・寿紅)X 寿紅」の様子

2024-08-13 | 無菌培養ー春蘭
昨年の今日(2023.8.13)の記事が届きました。
この苗はそれから7カ月後の今年の3.7に初花が咲きました。
赤花素心を期待していましたが素心でした。

そこで2024.3.15に我が家の紅花素心「寿紅」と戻し交配をトライしてみました。
⑤Bは2株あって(1/2)、(2/2)、とも結実しどちらも大きな実に成長しました。
年末には播種を予定しています。

<2024.7.30撮影>

<寿紅:2024.3.15撮影>

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殺ダニ剤の噴霧と葉面散布

2024-08-11 | 蘭いろいろ
殺ダニ剤の噴霧を兼ねて葉面散布を行いました。
この時期はダニの発生が懸念されるので早くやりたかったのですが、気温が高くて出来ていませんでした。
高温時の薬害の心配よりもむしろ暑過ぎて本人のやる気がおきないのが、真実です。
今朝は予報でも一時的に下がるとの事なので、昨晩から準備を進めていました。
実際、朝5時の蘭舎内は22℃で涼しく感じました。
ダニコングは初めて使いますが、評判は良さそうです。但しぶどう農家ですが、、、、、。
0630に開始して0830には散布終了しましたが、0900には気温は29℃に上がりました。
他にも色々混ぜるので薬害が出なければ良いのですが。
注意深く見守ります。


散布後


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エビネ無菌培養 ー 播種培地作り

2024-08-09 | 無菌培養
採果を8/21に予定しています。
いよいよ2024年のエビネ無菌培養のスタートです。
瓶のクリーニングも終わったので、今日は播種培地を作ることにしました。
取り敢えず40瓶作りました。




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エビネ小屋作り ー 遮光ネットの追加

2024-08-08 | 蘭舎
外側の唐草模様50%の遮光ネットだけでは、日差しが強過ぎるので、蘭舎の中に手動巻き上げ式のネット2m X 5.5m、2セットを追加しました。
19mm、5mの農場用スチールパイプに遮光ネットをパッカーで止めます。


単管パイプの梁の部分にかけます。
一方の側を巻くと巻取り式の遮光ネットの出来上がりです。
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寒蘭 「どんじ葉の白妙」の新芽休み

2024-08-07 | 寒蘭
昨年の今日(2023.08.03)の記事 「どんじ葉の白妙の新芽」がGooからのお知らせメールで送られてきました。
今年はどうかと探してみました。
残念ながら新芽休みのようです。

この蘭は2017年の2月に高知のwoodsさん(森裕二氏)から棚入れしています。
我が家に来て7年になります。
少し作りにくいように思います。

森さんは自身のブログ「new woodynote」の中で、この「どんじ葉の白妙」は過去に自分が見てきた白妙の中で1番良いと評価をされています。
また、このどんじ葉が「大雄」になったのでは?とか、はたまた、コメントには「大雄」「薩摩白雪(大雄系白妙の選別品)」「将軍(今白妙で一番と言われている)」等がどんじ葉ですが業者のカタログの写真を見てると「将軍」に似ている。等の興味深いコメントが寄せられています。

なお、最近森さんが亡くなられたことを人づてに聞きました。
森さんは寒蘭についての造詣が深く、育成についても科学的な根拠に基づく実践と実証結果をブログ に記載されていました。
当方は寒蘭を始めたころからブログを教科書として参考にさせて頂いておりました。
オークションを始めてから育成の疑問等について直接教えて頂きたいへんお世話になりました。
お悔やみ申し上げます。

そしてまた、森さんの亡き後もこのブログが寒蘭初心者の育成の手引きとなるように閉鎖することなくいつでも閲覧できることを望みます。





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エビネ小屋作り ー 蘭搬入開始

2024-08-05 | 蘭舎
次回の地獄の灌水は避けたかったので、春蘭、寒蘭舎の棚下の蘭から移動を開始しました。

先ずは、棚下の寒蘭、春蘭からです。
エビネ小屋なのに、何故、春蘭、寒蘭?と言う疑問もあるでしょうが、単にエビネ小屋という名前だけで、何でも置きます😅

これだけ気温が高くなると、寒蘭、春蘭で新蘭舎の環境を見た方が良い気がします。
寒蘭、春蘭舎の棚下ミストは棚下全体の温度を下げるので、ミストに強いエビネ?には良いのかもしれないです。今は日照よりも温度ですね。
とか、何とか理由を付けていますが都合の良い屁理屈ばかりなので信じないでください。

春蘭、寒蘭だけで北側の棚がほぼ埋まってしまいました。残りのエビネを移動すると空き地はなさそうです😅

<before>

<after>

エビネの成株も置いてみました。

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エビネ播種準備 ー 培養瓶の洗浄

2024-08-04 | 無菌培養
8月末には交配したエビネの播種を始めます。
準備の為に培養瓶の洗浄を始めました。
洗剤を付けてタワシで内部まで丁寧に洗います。水洗いしてキッチンハイターに10分程浸け、そのままケースに並べて乾燥させます。
40Lのビニール袋にケースごと入れて保管します。
とりあえず、20本X3ケース計60本できました。





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エビネ小屋作り ー 遮光ネットの取り付け

2024-08-03 | 蘭舎
取り敢えず遮光ネットを取り付ける事にしました。取り付けの為のビニエース(4mの金具)を適当な長さにカットし、ビスで蘭舎側面に固定していきます。その上にスプリングを使って遮光ネットの端を固定していきます。
夏場は遮光ネットですが、冬場は上からビニールを固定します。

<カット>

<穴開け>

<西妻面取付完了>


<遮光ネット張り>
東西両妻面と南側側面を張ります。
まず、南側側面です。南側には物置小屋があるので、屋根に上がって作業します。この面には天窓とその両側に換気扇をつける予定ですが、その部分も張っちゃいます。


西妻面です。
出入り口は巻き上げカーテン式にしました。
ドアの取り付けは、涼しくなってからです。

同様に東妻面もやりますが、50%の唐草模様の遮光ネットが無くなりました。この遮光ネットは風がよく通るので風の道である東西方向には使いたいです。

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