ハダニは増殖力が強く卵は薬剤が効きません。
このため孵化した幼虫〜若虫を狙って5〜7日以内に2回目の殺ダニ剤を散布しなければなりません。
その増殖力は若虫から脱皮し成虫になって24時間で産卵を始めることができます。
メスダニは1日あたり5〜10個の卵を葉裏に産み、成虫寿命は20〜30日間です。
卵→成虫までの期間は温度によって大きく影響されますが25℃で10日間(内訳:卵3日+幼虫2日+若虫期5日)です。(30℃では7日間)
理論的増殖モデルでは(25℃環境での例):
初期10雌が産卵開始→**60日後には100万匹超**に達する計算となるそうです。(前提:死亡率0%、全ての卵が成虫になり産卵継続)
初回の散布を8/10日に実施したので、今日現在その時の卵は既に孵化し産卵を初めているかもしれません。
必要により3回目の殺ダニ剤を散布します。(本来は2回目は8/16、17日に実施予定であった。)
また、ハダニは薬剤耐性が出やすいので同一系統薬の連用回避が推奨されています。
殺ダニ剤散布に合わせて、アミノメリット黄、リキダス、木酢、光合成細菌を混入しました。
2回目は1株毎やるのでは無く、動噴の圧力高めに設定し葉裏にもかかるようにしました。
エビネだけでなく全ての蘭に葉面散布しました。

寒蘭春蘭舎 エビネは窓側の棚下のみ

いつもならこの時刻は日差しが照りつけますが、幸いな事に今朝は曇天です。
扇風機・換気扇をガンガン回して暑くなる前に乾かします。