物置小屋の住人

趣味で育てている東洋蘭、バラの写真と日本蜜蜂の育成記録を気の向くままに。

寒蘭の交配

2023-12-10 | 無菌培養
寒蘭の交配をしてみました。
来年結実したら播種してみよう。





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セッコク播種 ー その後 7週目(プロトコムの発生)

2023-11-06 | 無菌培養
播種後ほぼ7週間。
寒天培地の表面が緑の粉をふりかけた様にみえます。
スマホルーペx60で撮影すると、しっかりと緑の球体が見えます。




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ニオイエビネ播種 ー その後 9週目(プロトコムの発生)

2023-11-06 | 無菌培養
  1. あれから2週間、播種後9週間になります。

<寒天培地>
裸眼ではまだよく分かりませんがルーペx10を近づけてみると緑のプロトコムが発生しているのが分かります。スマホルーペx60で撮影してみました。
前より大きくなったでしょうか?といっても大小様々あるので比較の対象にはなりません。
ピントが合わないので撮影出来るの瓶の縁のみです。

大きなプロトコムの左側に胚が膨らんでいない種子が見えます。

<液体培地>
裸眼ではわかりませんが、ルーペx10で観察すると、少し緑ぽいものが見えます。
スマホルーペx60で試験管の底から撮影すると、ピントが甘いですが結構ブツブツと発生しているのが分かります。




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無菌培養 ー スマホ用ルーペ

2023-10-26 | 無菌培養
こんなのを買ってみました。
クリップでアイホォンに取り付けが可能です。
片手がフリーになるので撮影が楽になりました。倍率は60倍で、LED&UVライトも付いているので明るく鮮明に写ります。
写真はセッコクのプロトコムです。
瓶表面にレンズを密着させての撮影ですが、もう少し瓶の奥に焦点が合えば良いのですが。
安いので文句は言えません💦コスパは充分です(^^)


セッコクのプロトコム


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ニオイエビネ 「御蔵信青」の植替え

2023-10-24 | 無菌培養
この夏、交配母木として頑張った「御蔵信青」の植替えを行ないました。
大きな果実を2個も付けたのでかなり疲れたことでしょう。
土を開けると、バック木に根痛みがあったが他は大丈夫でした。
もう少し早く植替えてやれば良かったかもしれません。
驚いた事に、ダブル芽が付いていました。
来年は休ませた方が良いのだろうか?




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ニオイエビネ播種 ー その後 7週目 (プロトコムの発生)

2023-10-21 | 無菌培養
あれから7週間、ニオイエビネはどうかとルーペで観察していたら、ありました ‼️
寒天培地の端の方に2個それらしき物体が ‼️
数は少ないですが、プロトコムは現時点ではセッコクよりも大きく見えます。
液体培地の方が見やすいのですが、こちらも4本のうち2本に確認できました。
撮影は出来ませんでした。

<寒天培地>



<液体培地>
撮影出来ませんでした。次は下から撮影できるように工夫してみます。

寒くなってきたので、節電のため瓶棚の周りを発泡スチロールの板で囲いました。
保温の効果はもちろんあると思いますが、➕LEDの光が反射して全体が明るくなりました。


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セッコク播種 ー その後  3週間目(プロトコムの発生)

2023-10-17 | 無菌培養
あれから1カ月も経たないのに、練習で播種したセッコクが発芽しました。
培地一面に種子が緑色になって膨らんできました。
プロトコムと呼ぶにはまだ早いのでしょうか?
アイフォン+ルーペで撮影したのでピントが合っていません。




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一茎九華 「端恵梅、長寿梅」の播種

2023-10-11 | 無菌培養



<2023.10.04>
軒下に移動していた一茎九華に果実を見つけました。
ラベルは端恵梅、長寿梅です。自家受粉か他花受粉かは分かりません。
練習に播種してみることにしました。
前回作ったエビネの移植用培地が3瓶残っていたのでそれに撒きます。
蘭の種類によって、播種、移植共に寒天培地の成分や配合比率は最適なものが研究されているのかも知れませんが、播種の練習なのでかまいません。



エビネ同様に種子を採集し消毒しました。
果実が大きいだけあって種子もいっぱい詰まってます。
端恵梅を23-㉞、長寿梅を23-㉟としました。




1瓶余るので、他に果実はないかと蘭舎内をウロウロと探していると、ありました!!
結実した富貴蘭23-㊱です。これも播種してみます。
どうでもよいことですが、果実は金兜、綾織、天恵覆輪から採取しました。
これも当然の事ですが自家受粉か他花受粉かは分かりません。種子も混ざるのでどうでも良い事です💦




左から端恵梅、長寿梅、富貴蘭


今回でクリーンベンチの使用は3度目です。
中古なのでフィルターが機能しているかどうか検証が必要でしたが、前回の移植、前々回のセッコク播種(2023.09.21)した瓶でもカビは発生していないので問題ないでしょう。
教えて頂いた手順を思い出しながら、ワンステップづつ確実に❗️
特にクリーンベンチの出し入れ時の雑菌混入防止に注意します。





今年の播種はこれでお終いです。

後は上手く発芽すれば、移植作業が待っています。どのタイミングで移植したら良いのか等、まだまだ分からない事は沢山あります。


振り返れば、蘭の無菌培養をやってみたい、できればニオイエビネをと思い始めたのが2022年の春頃でした。その後、無菌培養の何たるかもわからないままに、中古のクリーンベンチをヤフオクで入手したり、色々とあがいておりました。

意を決して、エビネ会に入り教えを乞う事にしたのがちょうど1年前になります。


その頃、縁あって知り合った広島のKさんにその思いを伝えたところ、愛媛のSさん、高知のKさんの作場見学をアレンジして頂きました。初めての交配親となる御蔵信青と花粉は高知のKさんから手配して頂き、愛媛で受粉の方法を教えて頂きました。その後は、ブログにも書いた様に播種の実地指導や遣り方等「初めてのニオイエビネの無菌培養」を1からご指導して頂いています。Sさんからは、必要な資材や薬品を頂いたり、その製品名や具体的な手順等についてオンラインでご指導を頂きました。また、エビネ会のTさんからは、液体培地への播種の見学や実地指導、資材の提供等をして頂きました。

こうしてエビネ無菌培養の最先端を行く方々に、ご指導と支援を頂き何とかここまで来る事が出来ました。何十年も研究を重ねたノウハウを惜しむこと無くご教示頂き、ご指導を頂いた事に対して感謝申し上げます。ありがとうございました。

そして、エールを送ってくれたエビネ会の仲間やブログを見て応援してくれた同好の方にも感謝いたします。応援ありがとうございました。


しかし現在は無菌培養の入口に立ったに過ぎません。まだ、発芽するかどうかも分かりません。今後は夢の有る交配を少しづつ行いながら、ハード、ソフト両面の技術をみがいて行きたいと考えています。

今後ともよろしくお願いします。


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エビネ クリーンベンチの改修

2023-09-18 | 無菌培養
フィルターの機能の検証を行う前にクリーンベンチの改修を行う事にしました。

取扱説明書には前にも述べた通り
 「HEPAフィルタはじん埃の蓄積とともに圧力損失が高くなり、その処理風量が減少し清浄度が保たれなくなります。風速が02m/sec以下になりましたらサービスセンターにフィルタを交換するように連絡してください。」
との記載があります。
ここで「清浄度が保てなくなります。」の意味するところについて、メーカーに下記①②の質問をしました。

 ①    目づまりにより、風量が保てなくなり作業開口部からの汚染された空気が逆流入してしまいベンチ内の清浄度が保てなくなるのであって、
②    フィルター本体の集塵効率の「0.3μm粒子にて99.99%以上」のスペックが低下する訳ではない。

メーカーより
①はご指摘通りですが
②は目詰まりによって風速の低下と合わせて集塵効率の低下にも影響する
との回答を得ました。

②の対策はフィルター交換しかありませんが、既に部品供給は終了しています。
①の対策として作業開口部にアクリル板を張って目詰まりに伴う風量低下による逆流を防ぐ事にしました。現時点でできる対策はこれぐらいです。
(この対策はメーカーには一切関係はありません。当方の勝手な判断と責任で行うものです。)

最近のクリーンベンチは前面のガラス窓を上下して開口部の高さを調整出来るようになっていますが、このクリーンベンチは開口部の高さは37cmでその上面が固定式のガラス窓になっています。
ガラス越しの作業というよりも、開口部を広くして風量でクリーンカーテンを作り、作業性を良くした設計と思います。

今回、開口部を20cmにする様に固定式のガラス窓の下部に透明アクリル板を脱着出来る様にしてみました。

<before>見にくいですが上部はガラス板が固定されています。



<after>固定したガラス板の下に着脱式の透明アクリル板を取り付けました。

もっとも、前使用者がフィルターの交換をいつ実施したかも不明の為、もしかすると今現在の風量は十分にあるかもしれません。実際、FAN SWをONにすると強すぎると感じるくらいの風量があります。
であれば、追加のアクリル板は当面は不要ということになります。
要はやってみなけりゃ、カビ(可否?)もわからんと言う事でした(笑)


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エビネ クリーンベンチのフィルター機能の検証

2023-09-17 | 無菌培養
ヤフオクで落札したクリーンベンチの各部の動作確認については先日完了しました。
しかし、フィルターの機能については確認ができていませんでした。
フィルターが機能しなければ、ベンチ内の清浄性は確保されず、播種作業でカビ等のコンタミが発生することになります。

銘板記載の型式から、日立製のKCV-750APG3であることが判明しました。
フィルターを交換すればOKなのでメーカーにフィルターの部品の有無を問い合わせたところ、本体は2008年に製造中止となり、2017年には全ての交換部品の供給も終了したとの回答を得ました。

したがって現在取りついているフィルターが機能するかどうかの検証をすることにしました。

取り寄せた取説には
「HEPAフィルタはじん埃の蓄積とともに圧力損失が高くなり、その処理風量が減少し清浄度が保たれなくなります。風速が02m/sec以下になりましたらサービスセンターにフィルタを交換するように連絡してください。」

との記載がありますが、02m/secを計測するための風速計など持ち合わせている筈もないので、以下の方法でフィルター機能の検証をすることにしました。

① 加熱殺菌した寒天瓶を1週間ほど放置しカビが生えないことを確認する。
② ①でカビが生えてなく無菌状態を確認した寒天瓶をクリーンベンチに入れて、瓶蓋を開けて10分~20分放置する。
③ 瓶蓋を閉めて1週間放置し、カビが発生しないことを確認する。

これでカビが生えなければ、現時点でのクリーンベンチ内の清浄度は保たれている、すなわちフィルターは機能していることが確認できます。
ちなみに、仕様書記載のフィルター本体の集塵効率は「0.3μm粒子にて99.99%以上」とのことです。

いずれ、じん埃の蓄積により使えなくなる日が来ます。
その時は、無菌箱に改修して使おうと思います。





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ニオイエビネ 播種 ー1週後の様子

2023-09-10 | 無菌培養
あれから1週間、寒天培地、液体培地共にカビは発生していません。
とりあえず第一段階はクリアしたようです。






①W


②W

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エビネ クリーンベンチの動作確認と無菌室?への移動

2023-09-06 | 無菌培養
初めての播種は諸兄のご指導、協力を得て何とか終わりました。
が、安心している訳には行きません。直ぐに移植作業や培地の作成が待っています。
もっともコンタミが発生しなければですが💦

そこで、ヤフオクで落札したクリーンベンチの動作確認を行う事にしました。購入時に確認していなかったガスバーナーの確認のためプロパンガスボンベを接続しました。
種火の着火、フットスイッチによるメインバーナーのON /OFFも問題なく機能します。
殺菌灯は作業をしていない時にしか点灯しないしくみになっているので全面カバーを取り付けると点灯します。その他の機能も問題ありませんでした。




当初は設置場所は玄関にしていましたが、老犬の住居でもあって常にホコリが舞っています。
そこで母屋と長屋の間にある小部屋の机上に移動しました。
日本家屋なので襖や障子の隙間からホコリが侵入して、とてもクリーンルームには程遠いですが玄関よりは少しはマシかなと思います。


瓶棚もクリーンベンチの側に移動して、何となくそれらしい雰囲気になってきました。
雰囲気だけですが💦





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エビネ 無菌培地phの再検査

2023-09-01 | 無菌培養
先日の寒天培地の作成時にphを測定したが、ph紙のレンジが5.2以下は測定不能だった為、愛媛のSさんのアドバイスで4.0-5.8迄測定出来るGBC ph紙を入手しました。

作成時に塩酸を入れ過ぎて5.2以下にしてしまった(鍋で煮沸した後に塩酸を追加した)懸念があったので、再測定をすることにしました。余分の100ccの寒天培地瓶(加熱処理済)から培地を取り出して測定したところ、測定値は5.6-5.4にあるように見えます。

作成時は5.2以下?だったのに、今は5.6-5.4
で上がっていました。
うーむ、圧力鍋で加熱すると測定値は上がる?それとも、測定ミス?

<再測定>

<作成時>
左端が塩酸添加により最終調整したPh紙




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エビネ 播種(液体培地)の見学 

2023-08-25 | 無菌培養
えびね会のTさんから播種の見学の誘いがありました。
私が無菌培養をしたいというので気にかけてくださいました。

播種培地は寒天培地ではなく液体培地を使われています。

<種子消毒>
果実に採取日と管理番号を記入したタグを付けてあります。採取後、乾燥させた果実を縦に3片に割ります。白く粉状に見えるのが種子です。
ピンセットで菅瓶にかき落とします。この時、種子の果肉までかくと、ダマになりやすい。




消毒液として次亜塩素酸カルシウムの粉末を水に溶かして上澄みをとった飽和水溶液を使います。
種子を入れた菅瓶に次亜塩素酸カルシウム溶液を入れて、蓋を閉めて振りながら5分間待ちます。
消毒した種子は浮いてきます。



以下、クリーンベンチ内での作業になります。

浮かんだ種子を吸い取らない様にスポイトを菅瓶の底まで入れて消毒液を吸い取り、捨てます。
このスポイトはガラス管を熱し両方に引っ張って細くし、カットして自分で作ったとの事です。
スポイトはアルコールランプで消毒します。ガラスなので何度でも使えます。


次にヤカンに入れた滅菌水を注ぎ、蓋をして降りながら消毒液を洗い流します。
浮いた種子を吸い取らない様にスポイトで滅菌水を吸い取り捨てます。
これを2回繰り返します。
滅菌水は水道水を煮沸したものです。


<播種>
菅瓶の周りに付着した種子をピンセットでかき落とし、予め培養試験管 (ニューリップ BT-30)に入れておいた液体培地の中に落とします。
ゴム栓をして、アルミ箔を被せて終わりです。


<実地指導>
私にも実地指導をしてくれました。
私がやった培養試験管がわかる様に印を付けてました。生えるかなあ?

家でやってみる様に液体培地入り培養試験管を4本準備してくれました。
ありがとうございます。


Tさんはえびね会の会員(事務局)ですが、春香苑の店主でもあります。
もう長い間交配をやって多くの新花を作出されています。
今年の4月に棚入れしたこの花Tさんの作出花です。

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エビネ 培養瓶棚の準備

2023-08-24 | 無菌培養
蘭舎にあるロスチャイルディアナム用の越冬用ガラスケースを培養瓶棚に使う事にしました。

ケース本体からガラス戸を外して全体を水洗いしました。
温室内だと夏場の温度が高くなりすぎるので玄関に移動します。
玄関は夏場の温度が27℃以上にならない様にエアコンをかけています。
100円ショップで買ってきた棚板用の網を敷いてLEDをセットしました。
網の針金が細くちょっと強度が足りていないので補強を考える必要がありそうですね。
ガラス戸をはめて完成です。
これで夏場は最高27℃、冬場はヒーターを入れて最低20℃を維持できます。

8月末には先日作成した培地に、初めての播種を広島のKさんに指導頂きながらトライする予定です。楽しみです。
これで播種した培養瓶を置く準備が出来ました。

培養瓶を置く前に内部をアルコール消毒する予定です。
ロスチャイルディアナムは冬越しのために他の場所を確保しなければいけませんね💦

<Before>

<After>


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