
実物より怖い顔ですね Compare con la foto de abajo



貧しさの中で24歳で夭逝したにもかかわらず、日本人で知らない人は居ない女性です。5千円紙幣の顔にもなっていますから。1896年に亡くなりましたから、もう115年も経つのですね。
写真は彼女がほんの僅かの間、小間物屋を営むために本郷から移り住んだ、吉原遊郭のそばの竜泉にある千束神社に建立された胸像です。顔が似ていないですね。怖い顔をしています。何百年も残るものですから、もう少し似ているのを作って欲しいものです。
後世の人が見たら「樋口一葉」って怖い顔してたのねー、と言うかもしれませんよね。もっと本物に近い優しい顔にして欲しいものです。
苦労に苦労を重ねて搾り出した作品は、多くはありませんが、こんなに若い女性が、この時代によくこんなものが書けたものだと思うものばかりです。本当に書く事が好きだったんでしょうし、才能にも恵まれていたのですね。
赤貧の中で死んで行った一葉のことを思うと胸が痛みます。なんと言っても24歳の、これからと言う年齢ですから、残念です。