永々翁の夢実感想 「大相撲」

永々翁でございます。大相撲十一月場所は千秋楽を迎えました。本日は「大相撲」の感想です。まず御理解して頂きたいことは「大相撲には大相撲の世界がある」ということです。他のスポーツと比較するのはナンセンスです。２０２３年１１月現在、４４の相撲部屋があり、力士はいずれかの相撲部屋に所属しています。原則として入門時に所属した部屋から他の部屋に移籍することができません。つまり部屋は若い力士を強い力士に育てるしかないのです。入門した力士は相撲部屋で共同生活をします。番付によって序列が決まっており、一般的に関取（十両以上）になるまでは大部屋での生活となり、稽古だけでなく食事の準備、掃除、関取の付き人もします。この相撲部屋の「しきたり」が強い力士を育てる基盤と考えられているように思います。番付上位を見るかぎり、この「しきたり」は、今や日本人力士よりも外国人力士の方が合っているのかもしれません。

（永々翁の夢実感想とは）