山口県のご当地グルメを調べると「瓦そば」が出てきます。
「瓦そば」は明治10年に起こった「西南の役」において『熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、長い野戦の合間に、身近にあった瓦を火にかけて野菜や肉などを焼いて食べた』というエピソードをヒントに、1961年(昭和36年)に下関の川棚温泉で旅館を営む高瀬さんが宿泊者向けの料理として開発したとされています。
いろいろと気になることがあります(笑)
『秋吉台ジオパークセンター Karstar』の近くにある『台観望』でいただいたのは、「瓦そば」ではなくて「ぜんじかっぱそば」です。
焼いた緑色の蕎麦の上に「きゅうり」「牛肉」「錦糸玉子」「刻み海苔」
つゆに薬味とレモンを入れていただきます。
「瓦」でなくて「鉄板」、「茶そば」でなくて「わさびを練り込んだそば」、「もみじおろし」でなくて「ネギとわさび」
メニューには登録商標のナンバーが記されています。
背景に何かいろいろあるかもしれないですけど、観光客には関係ないですね。
前述の「瓦そば」の疑問について
・熊本城を囲む薩摩軍の兵士が食べていたということだが、山口にはどんな関係があるのかな。
・秋吉台のある美祢市を車で走っていると、茶色のつやのある瓦屋根が多かった。帰って調べてみると島根の石州瓦で中国地方に広まっている釉薬瓦のようだった。一方で「瓦そば」の瓦は黒い瓦。
・山口県の蕎麦生産量は全国33位で茶は全国21位。
考案者の高瀬さんに乗っかった形なのかなぁ。
一旅館のメニューが県内に拡がるには、何らかの力が働いていたのかな~ なんて勘ぐってしまいます。
ともかく秋吉台も秋芳洞も良かった。
一見の価値ありです。