Pura Vida!

すきな音楽の事やガーデニングや家族の事など、日常の出来事を綴っています。

外傷性黄斑円孔 10

2008-12-27 | 家族
今日は次男の通院の日。3か月ぶりに二人で筑○大病院にむかいます。


次男は部活中の事故で外傷性黄斑円孔になり、この大学病院で手術を受けました。

今日は一年後の検査です。


冷たい強い風の中、『退院一周年だね・・・。』と私。『まだ一年しかたってないんだ~。ついこの前のような、ず~っと前のような・・。』と次男。

病院への道すがらこうして肩をならべ、当時の事をポツリポツリ話をする空間がすごく大切に感じます。


いつものように視力検査をして、瞳孔を開いてから眼底検査・OCTを受けていました。
次男の検査の時はいつも、大学病院ゆえ、このめずらしい貴重な資料をみに、数人の医師やインターンが覗きにきます。


視力0.6。 眼底検査も問題なし。孔もしっかりと閉じています。
でも、次男はあいかわらずまだ、視界の一部に見えないところが残っている事を、担当医にはなしていました。


これは影のようなもので、消えることもあるし残ることもある・・・年を重ねると消えるケースもある・・・個人差があるという事をいつもの思いでききました。



執刀医の岡本先生は網膜の名医です。

『もしもの事があるのなら、信頼できるこの先生にやってもらいたい。それでだめならあきらめるよ・・・。』

一年前に、わずか17歳の息子からこんな言葉を聞くことになろうとは考えてもみなかった。

突然の事故は、息子も私も成長させました。


『大成功。こんなに上手くいったケースはないよ。』『奇跡に近い回復だよ。』術後の先生の言葉に、心から救われたものです。




今日は先生から『何かあったら、いつでも必ず僕が診ますけど、これからは近くの医院で定期的に検査を受けて大丈夫ですよ。』とのお話。

『もう先生に会えなくなってしまうけど、これから一生気を付けることってありますか?』と次男。

『会わないことを願うけどね(笑)』と先生。



この病気になると年齢に関係なく白内障や緑内障などの病気になるリスクが高いことの説明と定期検査の必要性を伺いました。



本当に・・・お世話になりました。


不安な気持ちで通ったこの病院から卒業です。

息子の左目だけでなく心も強くしてくれた、この場所から、次のステップに踏み出していきます。


これからも、いつまでも、母は同じ気持ちで支えます。