大学の授業にかかわる話題

授業日誌・キャリア・学びのスキルについて

新幹線から見える「727」の立て看板

2014年09月11日 00時13分37秒 | 学習支援・研究
新幹線から見える「727」の立て看板は何物なのか
〈AERA〉dot.
8月30日(土)11時41分配信

AERA 2014年8月25日号の表紙
普段、何げなく見ている新幹線の車窓からの風景。
そこから「日本の経済」を読み解く人がいる。
経営コンサルタントとして知られる小宮一慶さん(56)だ。

写真:30年近く野立て看板を扱うアイワ広告(東京都町田市)によれば、
東海道新幹線沿線の野立て看板の相場は月3万~4万円
(撮影/写真部・工藤隆太郎)

仕事柄新幹線をよく利用し、
昨年1年間だけで主に東京を起点に延べ133回乗ったという。
小宮さんが新幹線から見える経済指標として挙げるのが、
沿線に立ち並ぶ「野立て看板」だ。

2003年と09年、小宮さんは東海道新幹線の
三河安城─豊橋間の野立て看板の会社名と数を数えて比べた(北側)。
すると、03年には26あった看板が09年には13と、
6年間で半減した。理由として、三つの仮説を立てる。
(1)開発が進み、看板を立てられる土地が減った
(2)防音壁が増えた
(3)車内でインターネットやスマホを使って外を見る人が減った
ため、看板を見る人が減り、広告の費用対効果が悪くなった。

「看板の減少は、もちろん景気の影響もあると思います。
ただそれより、もっと大きな世の中の流れに影響されているような気がします」
新幹線沿いの野立て看板といえば、多くの人が目にしたことがある「727」。
これは、化粧品製造・販売会社「セブンツーセブン」(本社・大阪)の商品。
同社との契約美容室でしか手に入らない化粧品だ。

同社によれば、他社がやっていない広告の独自性を追求し、
選択したのが野立て看板だったという。
東海道新幹線沿いに初めて設置したのは1979年で、
今は約5分に1本見えるくらいのペースで設置しているとか。
その効果については、
「多くの愛用者様がおられるので、
広告効果があったのではないかと考えております」(同社)

さらに小宮さんは、新幹線の窓から見える景色から、
日本の経済をマクロ的に分析する。

「新大阪から東京に帰ってくると、
新横浜駅を過ぎたあたりから、高層マンションやビル群が見えてきます。
とくに、武蔵小杉や大崎駅周辺は、駅を取り巻くように
高層ビルが立ち並んでいますが、
かつてこの駅周辺には目立った建物はありませんでした。
東京一極集中が進んでいます」

※AERA 2014年8月25日号より抜粋

AERA 2014年8月25日号の広告

「727」の看板は、わたしも気になっていました。
だからといって、調べることもしませんでしたが、
ここでやっと謎が解けました。
化粧品会社だったのですね。
でも同社の製・商品を知りません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする