気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

埋立地

2013-05-28 12:07:01 | 日記

昨日、見た夢です。

帰りの道を歩いていたら知らない道の外れに来ていて、
どんどん海に近付いていた。
「この道じゃない」と感じて目の前にある急斜面の崖をよじ登り、
建ってた施設の中に入った。

ここから内陸部へ行くバスはなく
船で海を通って行くしかないと言われた。
感覚的には鹿児島みたいに感じていたが
今いる場所を聞いたら「お台場」だと言われた。

気付いたら船に乗っていて、波が荒れていた。
小島に向かっているみたいで、
島の近くの海(向かって左側)に大きなタコが2匹いて、
その大きさに驚いていた。

場面が変わって日野峠の坂を下りて歩いていた。
ここをこのまま進んだら危ない気がしてまた戻っていたが、
気付いたら海岸の方に歩いていた。
海岸で工事をしていた。

いつのまにか私は海の中で溺れそうになっていた。
材木の下にいるみたいで、それが頭上を邪魔をしていて
海の中から出れなかった。
何とかして生きようともがいていたが、
息が苦しくてもう駄目だ…と思ったら、
誰かが酸素ボンベみたいなものを持って来てくれて助かった。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++

なんとなく「埋立地に苦しんで、息が出来ない海」に思えた。
鹿児島がそうなのかは解らないが
お台場は埋立地だ。
そして、私の住んでいる地域にも埋立地がある。

そこは長い間、平地のまま放置されていたが
今年から再開発が決まり工事を始めている。
五番街という名前で、施設の中には「結婚式場」も出来る予定らしい。

実は以前、街中で「建設反対」のビラを配っていたことがある。
目的が「市街地商店街の客足の減少」だと解っていたので
「どっちもどっちだ」と、その時は受け取らなかった。

でもよくよく考えたら、自然を壊している状況を見るべきだった。
私が見ていた先は、上辺だけのもので
両者で客足を奪い合ってるその下には、
自然が壊され頭上を塞がれて息が出来ない海があるという事実を
直視すべきだったと反省した。
海も生きて呼吸しているという叫びに、もっと早く気付くべきだった。

商店街だけではなく、かつての日本海軍が
軍港として利用する為に、この海を埋め立ててきた。
そして、戦後はそこを米軍が利用している。
戦争の為に造った港。
お台場も、ペリー来航の為に造られた海上砲台だ。
埋め立てのそういう歴史を知ることが、平和に向かう第一歩なのだろう。
そして同じ過ちは繰り返さない事。

だから、今度どこかで「埋め立て反対」のビラを配っていたら
喜んで受け取るし、反対署名もしようと思った。
今の私に出来ることは、そんな事ぐらいしかないけど。
この夢を見て、そう感じて、ここに書くことで
小さな一歩を踏み出しているのかもしれない。

今日、偶然目にしたニュース。
絶滅恐れ大、91種追加 10年ぶりにレッドリスト改訂、佐世保市
10年ぶりに評価を全面的に見直したため、環境省基準で最も絶滅可能性が高いカテゴリー「絶滅危惧1A類」は、トキソウ、ツバメチドリ、コシャクシギなど91種を新たに加え、計209種となった。

IA類に追加されたランの仲間、トキソウは薄紫の花が美しく、乱獲で全国的に急減。市内では見られないとされていた。ツバメチドリやコシャクシギは、水飲み場だった水田が牧草地に転作された結果、極端に数が減少したことが判明し1A類に引き上げられた。

市環境保全課は「野生生物の絶滅の原因には開発や乱獲など人の活動も影響する。
リストを通じ自然環境に関心を持ってほしい」と話している。


トキソウという花があったことも知らなかったが、
それらの減少が「開発や乱獲など人の活動も影響する」という事実。

自然体系を壊す開発は、本当に必要なのだろうか?
「便利」を求める一方で「大切なモノ」を失ってはいないだろうか?
自分が住んでいる土地の自然環境に、もっと関心を向けようと思った。

 

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