気づきの日々

毎日、何気ない言葉や思いつきに、ふと気づかされる時があります。
そんな日々のことを書いてみることにしました。

勝ち負けを超える

2014-02-22 12:13:33 | 日記

浅田選手が教えてくれたこと。

自分を採点するのは、他人じゃない。
自分自身だということ。
今回、それが凄く解った。

バンクーバーで築き上げたものを
惜しげもなく、すべて手放して
ジャンプを一からやり直し、
誰もがやらないことを、あえてやる。
自分が目指すもの、納得出来るものを求めて挑戦する。
彼女はいつもすべて、自分自身が比較対象だった。

この4年間で、何度も挫折したり悔し思いをしてきたと思うけど
それでも乗り越えた時に見たい景色があったのだろうね。
それがあの時見えたからこその、あの涙だったのかなと思った。
それは浅田選手だけしか見ることの出来ない格別な景色。

あの場所限定のドラマではなく、あそこに行くまでの長い道のりがあって
それは他の選手にも言える事で
それぞれが自分のドラマを持っていて、
どれも乗り越えた時に見える景色はその人にしか解らないと思う。
感じるものだからね。

でもずっと応援してきて、逆に学んだ事はたくさんある。
今回感じたのは、
他人に採点されて自分の価値が決まるのは、どうなんだろうかということ。
それに慣れちゃったら、自分で自分の価値をどうやって測るのだろう?
他人の目をいつも気にして、自分がどの位置にいるのか不安にならないだろうか?
今回、メダル争いから外れた事で、いつもは見えなかった新しいものが見えてきた。

浅田選手は自分で自分の価値を決めている。
前回出来なかったことを、今回はクリアーする。
それが出来たら、自分の中では大いに価値があるものとなる。
それだけの為の4年間みたいなものだったのかなと思った。
誰がどんな採点をしようと、その部分が揺るがないから
あの笑顔が見られた。

明確な自分の基準で動いている。
採点は一応気になるけど、でもそれ程大切な事ではない。
だから、あの涙で、あの笑顔だったのだろうな。。。
ちゃんと自分の足で自分の「今の立ち位置」を確かめながら歩いているから、
この先どんな状況が起きても今回の経験が生きるし、乗り越えられるね。

オリンピックという競争の中で、「勝ち負け」を超えている。

テレビで誰かが言ってた。
「オリンピックは、メダルだけじゃないんですね。」

浅田選手が今回投げかけた波は
いろんな人の心に「新しい波」となって、伝わっていくのかもしれないね。

私もまた、教えられました。
かつて、私も「その景色」を見てみたいと思ったことがある。
どんな景色が見えるのだろう?
でも、それは「乗り越えた人にしか見えない景色」なんだよね。
どんな小さくてもいいから、自分で乗り越える。
超えて行くのは、いつも自分自身。
それが確かな手応えとなり、自信となって積み重なっていくもの。

それを浅田選手は、ずっと繰り返しながら私たちに見せてくれた。
自分の中で、やり残したことがあれば、そこへと気持ちがいくだろうし
やりきった感があれば、違う場所へと進むのでしょうね。

真央ちゃん、ありがとう。
そして、お疲れ様でした。^^

 

 

 

コメント
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