路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

吉野太夫花供養 常照寺にて

2011-04-10 | あれこれ

暑いくらいの日差しの中、鷹峯常照寺にて「吉野太夫花供養」が催されました。
ここ常照寺は、吉野太夫ゆかりのお寺。
太夫のお墓があり、その供養の行事が「吉野太夫花供養」なのです。

「太夫道中」「追善供養」「お茶会」太夫による「奉納舞」「演奏」「お話」「野点」など。
常照寺入口から中はお茶席券が必要ですが、入口までは一般の方も「太夫道中」が楽しめます。


「薄雲太夫」:甲斐楠音の描いた女性を髣髴させます。


おかっぱ頭の禿(かむろ)。 その表情になぜか惹かれました。


素足に三枚歯の黒塗りの下駄をはき、内八文字で練って歩く「お練り」
この下駄は片方だけで 2kg もあるそうです。


道中は、常照寺の入口に到着。
ロケーション抜群のシャッターチャンスにギャラリーは最高潮。


桜の中、道中傘は進んでいきます。


後ろは「如月太夫」。
道中傘の「高」の文字は、嶋原「輪違屋」さんの。綺麗ですね~

【訂正】輪違屋さんの紋は、その名の通り輪が2つずれて重なった形です。
     「高」は、輪違屋さんをされている高橋家の「高」だそうです。
     どちらも優れたデザインですね!


前もってお茶席へお誘いいただいたのですが
今年は午後から予定があり参加は叶わず、とても残念でした。
来年はお友達を誘って、是非常照寺の中でも楽しみたいと思います。

晴れ渡った青空の下、春らしい華やかな催しでした。

常照寺の過去記事:鷹ヶ峯「常照寺」の月釜
            茶室「聚楽亭」と茶席「遺芳庵」




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする