散椿・・・花弁が纏まって花の形のまま落ちる椿の中にあって
この椿は花弁を一枚づつ散らすため、こう呼ばれています。
しかも一木に「五色」の花を咲かせ・・・
更にその花弁が「八重」なのです。
速水御舟の「名樹」はこの椿を描いた作品。
秀吉が寄進した「五色八重散椿」はすでに枯死。
現在は樹齢約120年の二世樹が花を咲かせています。
ここは「椿寺(地蔵院)」上京区一条通り西大路東南角。
枝垂桜も、ちらほら咲き。
忠臣蔵の天野屋利兵衛や、与謝蕪村の師に当たる夜半亭巴人のお墓もあります。
花弁が一面に散り敷かれるまで、まだまだ見ごろです。
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