路地町家

再生保存した小さな町家のお話です。
それに京都のこと。感動したこと。時には猫も登場したり。。。

「天空の白鷺」。。。姫路城

2011-11-07 | 古き佳き物
2009年~2015年予定の
姫路城大天守修理見学施設「天空の白鷺」へ行ってきました。


すっぽり見学棟で囲まれた近代的な修理風景

見学棟へ行く道すがら
これまで一度も公開され無かった「りの一渡櫓」の内部が
修理期間中に限り公開され、資料が展示されていました。



1364年、赤松貞範、姫山に城を築く。
1580年、秀吉、姫路城を築城(大改修)開始。
その後池田輝政、本多忠政、酒井忠邦と城主が替わり
それぞれの紋が改修箇所に使用され、多種の紋瓦が残りました。
 
  
大変保存状態の良い甲冑が見事にライトアップ展示され、とても綺麗!


       そしてこれが修理中の大天守!


瓦が下ろされイメージが湧きませんが
この上にシャチが載る最上層の大屋根です。
瓦下地が緻密にびっしり敷かれている様子が見られます。


最上層の漆喰壁が剥がされ、まるで白木造りのお社のよう。
もう2度と見られない内部の構造をしっかり見学。

ただ、もっと近くで見られるものと想像していたため
ガラス越しのこの距離は、少々不満が残りました。

ショックだったのは、この2枚の写真!!
  ~明治の大修理前の姫路城~

まるで天守の幽霊のよう。

かくも頑丈な建築物も放置すれば、なんとこの有様。。。
白鷺の如き優美な姫路城の、かつての苦難の様相を初めて知りました。
       良くぞ命を存えたものよ!


創建以来の保存の苦労は計り知れません。
初見です! こんな浮世絵まであるのですか~~

  
昭和の修理で美しくよみがえった「西の丸」百間廊下と、畳敷きの化粧櫓で憩う千姫と勝姫人形。

 
下城途中、忍者が現れ、襲われてしまいました~~(笑)




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