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江戸文化 「名所江戸百景」 歌川広重  [昔と今] 16

2010年12月04日 17時07分05秒 | ビンちゃん
            
絵の松林ごしに前方に見えるのは芝浦に続く、左から右へ、高輪、品川。海中に立っているのは澪標、航路標識で絵には二本見えている。その前方海上に平らに浮かぶ島はお台場です。右手の松林におおわれた石垣は今の浜離宮庭園。

            
二股に分かれた楓の左の幹寄りに見える社殿が手古那(手児奈)の社、その鳥居を出て左折した前方に継橋。地平に浮かぶのは房総の山々、右端が日本寺のある鋸山。社はいま手児奈霊堂と呼ばれてお寺になっているがお堂も橋もこの絵どおりの位置に現存しているが...  写真は弘法寺仁王門付近から、手前から三台目の車から左折すると手児奈霊堂、その先に継橋がある。

            
十一月酉の日のお酉様に参詣する群衆の列を遠望してここは遊廓吉原の妓楼の一室で、格子窓の腰板に雀を描いて広重は長唄「吉原雀」を連想させ、ここが吉原であることを暗示している。左下屏風のかげにおねえさん達が縁起をかついで髪にさした熊手の簪が置いてある。酉の日はかき入れどきとばかり吉原では昼見世を張ったそうです。
写真は鷲神社の鳥居と社殿が見える。その前方は長国寺。
                          
                          読売新聞発行
                          リッカー美術館所蔵
               
                                byびんちゃん


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