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江戸文化 広重 「東海道五拾三次」 2 品川

2009年04月18日 11時14分14秒 | ビンちゃん
<2> 品川 【日之出】   日本橋<1>~京師<55>・・天保中期(1830~
                                  1844)
    東海道最初の宿場、品川。

右側の崖が八ツ山でその裾には宿場の堺を示す榜示杭が立っている。

日本橋では大名行列の先頭を描き、ここでは最後尾を描いている。

宿場の入口の右側の人達は宿場役人でしょうか、行列をかしこまって迎えている様

に見えますが、左側の茶屋の女達は無関心に立っているのが対照的で意味ありそう

ですね。空には朝焼けが残っているのでまだ早朝なのでしょう。

沖の方にはまだ停泊中らしく帆を下ろしています。

帆を張って動き出した船も四隻描かれていてゆっくりと一日が動き始める気配がう

かがえませんか。

川崎まで二里半(約10㎞)

東海道五拾三次の最初の宿場品川は江戸湾の海岸線に面し、道の両側に旅籠、茶屋

が軒を並べ、賑わっていた。日本橋から芝を経て一緒に付いて来た見送りもここで

別れいよいよ本当の旅が始まったと云われる。

まだ江戸とはいえ、街道最初の宿場として旅人のほかに江戸市中からの遊山客が

多く訪れた。海に近い事や宿の設備もいいものが多かった事もあり、気分転換の

保養として訪れる人もいた。海に面した部屋は人気があり、眺めは評判で、江戸前

の海産物を中心とした食事も人気があった。

                    byビンちゃん