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江戸文化 広重 「東海道五拾三次」 1 日本橋

2009年04月11日 11時28分02秒 | ビンちゃん
歌川広重 江戸後期の浮世絵師

寛政9年(1797)江戸の定火消同心(幕府専属の火消し)の安藤家に生まれる。

文化6年(1890)に家職と家督を継ぎ重衛門と名乗る。

文化8年(1811)頃に浮世絵師歌川豊広に入門。

文政6年(1823)に家職をゆずり画業に専念する。

「安藤広重」と云う呼称は、本姓と絵師としての雅号の混用になるので現在では

ほとんど使われなくなっている。


<1>日本橋 【朝之景】 天保(1830~1844)中期

    「お江戸日本橋七つ立ち」♪♪♪の歌にあるように参勤交代の大名行列

は一日に歩く距離を少しでも長くして経費を少なくする為、七つ(冬場午前4時頃

夏場午前二時半頃)には江戸を出発した。

大木戸も開いたばかりで、江戸の町はまだ薄暗くひっそりと眠りについている。

弓形に盛り上った橋の向こうから、大名行列の一行が次々と立ち現れるかの様に

真正面から描かれた構図は斬新である。

先箱持ちを先頭に従士が湧いてくる様な効果をもたらしている。

手前左方の高札場前には魚河岸で仕入れた魚を盤台に入れ頭にのせている魚屋や

天秤棒で担ぎ町中を売り歩く棒手振り、野菜売りなどが描かれている。

右側には二匹の犬がいて、その横に高札が描かれている。

        品川まで二里(約8㎞)         byビンちゃん


   このシリーズの写真、文章は「広重と歩こう 東海道五十三次」安村敏信、
   岩崎均史著の写しです。後は図書館で調べた事が少しあります。