つくば実験植物園の食の植物展示区画で花が咲いていました。ヨーロッパ原産の麦で、寒さに強いのが特徴で、ヨーロッパでは、ウイスキーやビールの原料にもされるようです。我が国ではパンなどの材料にする他、青刈りして家畜の餌にするところもあるようです。前掲の裸麦とのイメージの違いをご覧ください。
つくば実験植物園の食の植物の多様性展示区画で観察できます。大麦の一種で、主に関西地方以西で作付けされているようです。裸麦の栽培品種で知られているのは、「六条麦」や「二条麦」があると図鑑に出ていました。ご承知の通りビタミンB等を多く含み、健康に良いことから、押麦にしたものを購入して米とともに炊いて「麦ごはん」にする家庭が増えています。
つくば実験植物園のあちこちでさいていました。みどりのはに薄緑の花ですからあまり目立ちません。秋になると濃い紅色の紅葉が楽しめる樹です。公園や家庭の庭に植えて楽しむ人も多いと思います。写真は5月9日に撮影しました。
つくば実験植物園のいりぐちにある大通りで、マロニエ、紅花トチノキと比較できるように植栽されています。西洋トチノキを「マロニエ」と言い、和の「栃ノ木」との違いが葉の外周のギザギザの部分であることが説明されています。ギザギザが無いのが「栃ノ木」で、花は白くて開花したばかりでした。写真は4月25日に撮影しました。
つくば実験植物園の食の植物の多様性展示区画で見つけました。観察路脇にありますが、花が小さくて気づかずに通り過ぎてしまうので、今年初めて見ました。鐘状の小さな花ですが、とても美しく存在感があります。和名の由来は、葉を噛むと酸っぱいからだそうです。写真は、5月7日に撮影しました。
つくば実験植物園の中で名前とは違ってとても美しい黄色の花を咲かせる「ジャケツイバラ」が花を咲かせ始めていました。蛇が蜷局を撒く様に見える幹は、棘があって蛇をも近寄らせないようにごつごつしていますが、花は写真のようにとても美しく印象的です。
つくば実験植物園では、各種のジャーマンアイリスやダッチアイリスなどが展示されています。その中から少し紹介します。はじめに「ジャーマンアイリス'ゲイパト’」です。淡いパステル調の色彩の美しいジャーマンアイリスでした。
つくば実験植物園の林床部で咲いていました。写真のように茎に数多くの花がやや下向きに咲いています。この様子が「采配」に似ていることからの和名と記されています。北海道から沖縄まで広く分布するランの仲間です。