何度も言うが、中川氏は世界に大恥を晒したのだ。一日本人が海外のバーで酔っぱらってグダを巻いただけならその者が恥をかくだけなのでいいが、彼は日本という国家を代表して、世界が今一番真剣に対応せねばならないとても大切な会議に出ていたのだ。
中川氏擁護者からは、こういうくだらない話題をマスコミが垂れ流すことで国民の目が会議の内容から離され、国民はマスコミに踊らされているとか言っているが、会議内容が吹き飛ぶほどの前代未聞の醜態だったんだよ。その点を理解しているのかね。
中川氏の醜態は、今や動画サイトにもアップされ、世界から嘲笑されている。世界のニュースでも以下のとおりのあり様だ。
Shoichi Nakagawa resigns as Japanese Finance Minister over 'drunken' performance at G7(英タイムズ)
Nakagawa to Resign After G-7 Behavior (米ウォールストリートジャーナル)
これでもまだ庇うのか!?
私は情けないと思う気持ちでいっぱいだ。
そして本当に恥ずかしく思う。
読売新聞の記事によれば、イタリアの主要紙は、「政治統治能力が失われた今の日本を象徴」、「日本人は常に真剣、清廉、厳格だというイメージが崩壊したと酷評したという。そしてあの韓国からも「記者会見でのデタラメ発言で物議をかもした」との言われようだという。本当にどうしてくれるのだ、中川氏。
私は中川氏の政治思想は評価しているし、中国とのガス田をめぐる対立での日本の企業に試掘権を与えた措置など、国益を考えた行動をしてきた人物として認識している。
しかし、だからこそ、今回のような失態を晒したことに怒りを覚え、残念に思うのだ。中川氏は自分で自分の政治生命を縮めてしまった。国家のことを考える気概ある政治家が、このような失態で閣僚を辞任するということに、内心忸怩たる思いだ。
今回の中川氏の失態は、彼自身が招いたことであるのは明らかだ。にもかかわらずこの期に及んでも見苦しく彼を擁護しマスコミをバッシングする輩がいることに、本当に腹が立つ。
水間正憲は自身のブログにて、「緊急マスコミ対策が必要です」と称し、「中川財務大臣を護らないと、日本の国益を損ね」ると主張し、「博士の独り言」と同じような以下の仮説を立てている。
中川財務大臣は、 アメリカに取っても、中国に取っても都合の悪い大臣です。AP通信は、悪意をもって顔のアップを全世界に配信していた。
何か裏がありそうです。
会議中の水とか昼食に、一滴睡眠薬をもられた可能性があります。
あるわけないだろが、そんなこと。どうして自分の立場が苦しくなるとこうもつまらぬ、そして馬鹿げた妄想に走るのか。前回掲載した文章をそのまままた再掲する。
中川氏にそのような工作を行う意味はどこにあるのか、まるで分からない。「死に体」の麻生内閣なぞ、わざわざこんな手の込んだ工作などするまでもなく、次回の衆院選でお仕舞いである。放っておいても死んでいく内閣に、何者かが「薬理操作」をする意味など、まったくないではないか。やや過激な言い方になってしまい申し訳ないが、そもそも本当に麻生内閣を倒閣したいのなら、少なくともあのような中途半端な意識の朦朧状態にするのではなく、いっそ息の根を止めるほうが効果的だと思われる。妄想もたいがいにしていただきたいものだ。
さらに問う。
それならば今までの歴代の日本の政治家は、同じようなことをされてきたのか?
今までの反米・反中の政治家は睡眠薬をもられてきたのか?
それならば小泉氏など、韓国と中国からとうの昔に毒殺されている。村山富一もそうだ。なぜ「市場解放を要求していたアメリカが、自国の都合が悪くなると、buy Americanでは問題だ 」との発言」をもって、こんな今どき子供でもしないような、それこそ「いやがらせ」のレベルの報復を受けるのか、さっぱり分からない。
日本の保守はいつから妄想の世界で自己正当化に励む人種になったのか。
しばしばサヨクの考えを「お花畑」と揶揄していたが、今では自分たちが「中川は悪くないんだ」というお花畑に逃げ込んでいるではないか!
私は今まで自分を保守と定義してきたが、どうやら昨今の保守とは考えが合いそうにない。中川を擁護するのが保守であるならば、私は保守でなくていい!
そんなサヨクと発想が同根の保守など、こちらから願い下げである。
中川氏擁護者からは、こういうくだらない話題をマスコミが垂れ流すことで国民の目が会議の内容から離され、国民はマスコミに踊らされているとか言っているが、会議内容が吹き飛ぶほどの前代未聞の醜態だったんだよ。その点を理解しているのかね。
中川氏の醜態は、今や動画サイトにもアップされ、世界から嘲笑されている。世界のニュースでも以下のとおりのあり様だ。
Shoichi Nakagawa resigns as Japanese Finance Minister over 'drunken' performance at G7(英タイムズ)
Nakagawa to Resign After G-7 Behavior (米ウォールストリートジャーナル)
これでもまだ庇うのか!?
私は情けないと思う気持ちでいっぱいだ。
そして本当に恥ずかしく思う。
読売新聞の記事によれば、イタリアの主要紙は、「政治統治能力が失われた今の日本を象徴」、「日本人は常に真剣、清廉、厳格だというイメージが崩壊したと酷評したという。そしてあの韓国からも「記者会見でのデタラメ発言で物議をかもした」との言われようだという。本当にどうしてくれるのだ、中川氏。
私は中川氏の政治思想は評価しているし、中国とのガス田をめぐる対立での日本の企業に試掘権を与えた措置など、国益を考えた行動をしてきた人物として認識している。
しかし、だからこそ、今回のような失態を晒したことに怒りを覚え、残念に思うのだ。中川氏は自分で自分の政治生命を縮めてしまった。国家のことを考える気概ある政治家が、このような失態で閣僚を辞任するということに、内心忸怩たる思いだ。
今回の中川氏の失態は、彼自身が招いたことであるのは明らかだ。にもかかわらずこの期に及んでも見苦しく彼を擁護しマスコミをバッシングする輩がいることに、本当に腹が立つ。
水間正憲は自身のブログにて、「緊急マスコミ対策が必要です」と称し、「中川財務大臣を護らないと、日本の国益を損ね」ると主張し、「博士の独り言」と同じような以下の仮説を立てている。
中川財務大臣は、 アメリカに取っても、中国に取っても都合の悪い大臣です。AP通信は、悪意をもって顔のアップを全世界に配信していた。
何か裏がありそうです。
会議中の水とか昼食に、一滴睡眠薬をもられた可能性があります。
あるわけないだろが、そんなこと。どうして自分の立場が苦しくなるとこうもつまらぬ、そして馬鹿げた妄想に走るのか。前回掲載した文章をそのまままた再掲する。
中川氏にそのような工作を行う意味はどこにあるのか、まるで分からない。「死に体」の麻生内閣なぞ、わざわざこんな手の込んだ工作などするまでもなく、次回の衆院選でお仕舞いである。放っておいても死んでいく内閣に、何者かが「薬理操作」をする意味など、まったくないではないか。やや過激な言い方になってしまい申し訳ないが、そもそも本当に麻生内閣を倒閣したいのなら、少なくともあのような中途半端な意識の朦朧状態にするのではなく、いっそ息の根を止めるほうが効果的だと思われる。妄想もたいがいにしていただきたいものだ。
さらに問う。
それならば今までの歴代の日本の政治家は、同じようなことをされてきたのか?
今までの反米・反中の政治家は睡眠薬をもられてきたのか?
それならば小泉氏など、韓国と中国からとうの昔に毒殺されている。村山富一もそうだ。なぜ「市場解放を要求していたアメリカが、自国の都合が悪くなると、buy Americanでは問題だ 」との発言」をもって、こんな今どき子供でもしないような、それこそ「いやがらせ」のレベルの報復を受けるのか、さっぱり分からない。
日本の保守はいつから妄想の世界で自己正当化に励む人種になったのか。
しばしばサヨクの考えを「お花畑」と揶揄していたが、今では自分たちが「中川は悪くないんだ」というお花畑に逃げ込んでいるではないか!
私は今まで自分を保守と定義してきたが、どうやら昨今の保守とは考えが合いそうにない。中川を擁護するのが保守であるならば、私は保守でなくていい!
そんなサヨクと発想が同根の保守など、こちらから願い下げである。
いやいや、ドイツ人(多くが共有している認識かどうかは別として)が日本人に対して持つイメージが崩れたということだけを述べているのであって、これはあくまでもドイツの見方を紹介したに過ぎない一節です。それをもって「ドイツの金融大臣が同じように醜態を晒していたら、ドイツ人の生真面目、堅実なイメージが崩れると思いますか?」と訊かれてもお答えしようがありません。海外がこういう風に論評した以上、恥を晒した事実に変わりはないと思います。
これに対して敢えてお答えするのであれば、ドイツの国を背負って会議に出た閣僚があのような体たらくを晒せば、ドイツという国に対してイメージが悪い方向に変わる、とでもお答えしておきます。もっとも、論評の一節(というか表現の仕方)をめぐって言い争っても意味がないのでこの辺にしておきますが。
それから、
>中川が記者からお酒を勧められていたことについてどう思われますか?
ということに関してですが、毎日新聞の記事(http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090219k0000e010061000c.html)によれば、彼は自らワインを注文したとありますが。
仮に記者から酒を勧められても断ればいいだけの話で、断れなかったのであれば、それは彼の自制心が足りなかっただけの話です。もしこのことをもって記者の責任などと主張するのであれば、責任転嫁もいいところです。
当方も海外出張の経験がありますが、時差ボケと言葉の問題で、国内の何倍もの精神力と体力が必要です。ましてや風邪気味だったとの事で、疲労もピークに達していたのではないでしょうか。その時に多めに服用した薬が、アルコールと疲労との相乗効果もあって、あのような状態になる可能性を、医者も否定しておりません。
それよりも、国民が自身で選んだ代議士を、国民の為に仕事をしてくれている自国の大臣を、何故このように異常にパッシングしなければならないのか、非常に疑問に感じます。
つい先日までは「先生、先生」と持ち上げていた十勝の住民が、掌を返したように非難する姿は、人間として如何なものでしょうか。(もちろんその報道も、マスコミが選択した談話ですから、十分割り引いて受け止めなければなりませんが・・・)
当方には体調が悪いのに、国民の為にフラフラになりながらも誠実に仕事をしようと頑張った結果だと受け止めています。
中川元大臣には、今後の活躍を期待しています。
無論、私も全く中川氏に同情していないわけではありません。誰だって体調の良し悪しはあります。当日の中川氏は体調が優れなかったのかも知れません。
ただ、彼は現在日本を含め国際社会が最重要課題としている経済・金融に関する会合に出席していたこと、そして彼が日本を代表する立場であったこと、これらを考慮すると、国家の代表の振る舞いとしては余りにお粗末、不適切だったと批判しているのです。
>つい先日までは「先生、先生」と持ち上げていた十勝の住民が、掌を返したように非難する姿は、人間として如何なものでしょうか。
これは日本人、というか人間の持つ嫌な部分であると思います。戦後の日本人がそうじゃないですか。戦前は「神国日本」などと喧伝して戦争を煽っていたマスコミが、戦後は一転して戦争責任だの謝罪だの言いだしたのと同じ構図だと思います。
本文にも書きましたが、私は中川氏の政治スタンスは評価しているので、今は嵐が収まるのを待って、また日本の国益のために第一線で活躍して欲しいです。