『
わたしを離さないで』 カズオ・イシグロ 読了
~優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる
人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの
親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での
奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、
毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度・・・。
彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく---~
私はこの本にどんな感想を抱いたんだろう。。。
本の前半(いや、ほぼ終わりまで)話の全貌がわからず
なんだかずーっと道に迷っている感じ
介護人って単語はなんとなく理解できるけど提供者って何
とにかくわからないことだらけで、ただひたすら文字を追う
おかげでなかなか読み進めなかった
(後半は一気読み)
そして読み終わった今
やっぱりどういえばいいのかわからない
まだちょっと混乱したまま
もしかしてこれは小説じゃなくてノンフィクション?
「やりたいことはいずれできると思ってきましたが、
それは間違いで、すぐにも行動を起こさないと、
機会は永遠に失われるかもしれない、ということです。」
こんな時代だからこそ余計に強くそう思うのかもしれない
翻訳に限界があるとするならば(言語には背景があるから)
いつか原書を読んでみたいと思った一冊