寒空に無患子の実が揺れてます。と言っても、まだべっ甲色の果肉で覆われて
太陽に透ける丸い塊の中に、硬い黒い実が存在いたします。
石鹸作用や、硬い実はお正月の羽根つきの、羽の頭に利用されてきました。
羽根つきなどは今や、お正月の昔の遊びになってしまいました。
大きなムクロジの樹木です。
ムクロジの実は数珠に使われてるのは有名です。硬い漆黒の実、お釈迦様が
付けた数珠の起源となる実です。 自分は持ってないですが、お寺様の
御住職様がお持ちの数珠を拝見して、その艶、手触り、風貌は見事な数珠でした。
東南アジアなどでは菩提樹の実をルドラークシャと呼び仏教における、シヴァ神を
はじめ多くの神が身に着ける数珠、今では本物を見ることが出来ません。
数珠に関しては若い頃、沢山の思い出があります。
無患子の花は夏の暑い6月頃、青実は7月、実の物語も沢山あります。
撮影は境内の一部を載せて、この社寺を判別できた人は、観察力抜群です。
深大寺境内のムクロジ。社寺仏閣に
ムクロジの樹木が多い理由は
数珠にも関係してます。