7/20 黄金町Sound & Scapeの出演者紹介です。
通称「フクチサ」ことポエトリーとギターの一騎討ち「福田理恵×なかおちさと」のご両人です。
なかおさんを初めて観たのは、六本木スーパーデラックスでのTUAA(Tokyo Underground Art Archives)でのポエトリーリーディングの恋川春町さんとのステージ、確か、ギターの山崎怠雅さんも一緒だった。
瞬発力あるノイズのカオティックなギターは、耽美に思えた。
その印象はポエトリーを軸としたイベント「溶鉱炉」の時(この回は中野富士見町plan-B)のソロアクトも向井千恵さんとの共演でも同じだった気がする。
攻撃的な荒々しさと美しさは、その空間的なノイズサウンドと叫びがディレイするような声とギターに顕著だった。
灰野さん的印象を勝手に抱いていたのかも知れない。
ここから、数年会うことがなかったが、実は同じ京急沿線の弘明寺駅なのだ。
駅前や商店街ですれ違った覚えがある。
溶鉱炉で出会って、ガリノイズファンでいてくれる小川京子さんが、もともとファンであったなかおさんのバンドにギターで加入したと聞いたのは昨年だったか、おととしだったか。
今年、久々になかおさんのパフォーマンスを見ることが出来たのは、偶然にも黄金町DJイベントで一緒のカメラマンのカズミンさんのグループ展の人たちとのパーティだった。
上大岡のハーベストという店はオープンカフェもやってるところだから、なかおさんはソロのアコースティックセットでの弾き語りだったのだが、ここで聴いたなかおさんの素直に声そのものを聴かせるヴォーカルとアコギの残響音の美しさに感嘆してしまった。
福田理恵さんは溶鉱炉でパフォーマンスは見ていた記憶がある。
人と像が結びつくのは、アルテベクトルの打ち上げ(中野だったかな)。
なかおさん、小川さんが在籍するバンド「見送りの日」をメインアクトにイベントを企画していて、出演者として打診された。
セッション的にと考えていたら、NSスティック奏者の関口貴夫さんが手を挙げてもらい、福田さんの企画「騒音天獄」の2回目に出演することになった。いきなり対バンとなった。
その前に3月25日の高円寺Mission'sで見送りの日を見た。「No.6」「サラエヴォ」という曲に魅了されてしまった。
そこには唄とノイズとバンドサウンドが存在した。その言葉の力に圧倒された。
4月11日新宿スモーキンブギでの「騒音天獄 第二夜」が幕を開けた。
フロントアクトを福田さんが務めた。演奏は関口さん。
ポエトリーリーディングは、実にシンプルなもので、言葉があれば存在する、実は唄、メロディというものよりは進化形なのではないかと思う。
単純に唄という表現より、手段的に起源が新しいものではないかということ。
言葉の連なりという恩讐の彼方が、実は絶望や失望ではなく、ポジティヴィティの表れなのではないかとよく思うことがある。
紡がれる言葉は、音声として吐き出されていくに従って、業や愛憎を繰り出したとして、その力は解き放たれて、観る側のイメージのベクトルを彩ったり、縁取ったり、と生命力を沸き立たせるのだ。
演奏する側は、より表現や空間力を求められるものなのだなと、福田さんの声の沈潜・浸食していく喚起力の強さというかしたたかさを感じた。
したたかさも漢字で書けば、強かなのだね。
ここでも、見送りの日を共演者として遭遇、何よりこの日は、浅井永久さんや山崎怠雅さんのパフォーマンスにも圧倒されましたが。
それから、今度は、この二人が組んでいるという噂を聞きつけたというか、ライヴスケジュールをみるとそうあった。
→なかなか観れなくて、YouTube画像で観たり、とも思ったが、実は最初は躊躇った。
生を見てみたいということがあったからだ。
念願叶ったのは、アピアで5月にあったジャパノイズナイト。
この日のSET4はなかおさんと福田さんも入ったセッション、ここで二人のコンビをバンドスタイルで拝見することが出来た、なんてったって、ドラムが名古屋の瞬殺マシーン、the ひゃくたたきだったし。
今回、二人のセットを真ん中にセットした。
言葉の力を知るギターと、空間の捉えることの自由度を持つ詩人。
敢えて、この行まで情念という言葉を持ちださなかったが、[情念]そのものがダンスするような、B/Wに金属的な鈍い輝きと生命的な湿り気が彩なしている様な深紅な映像とともに。
お二人とも、横浜なので、地元でのライヴはそうはないですよ、是非。
やっと二人の、YouTubeを見ている。モノクロームだ。
福田理恵×なかおちさと「花火」
ジャパノイズセッション SET4 pt.2@アピア
http://www.sonimage.ne.jp/index.html
****************************************************************
2009/07/20(月・祝)
「黄金町 SOUND+SCAPE 第一夜」
@黄金町シネマジャック&ベティカフェ
Open:19:00/Start:19:10
1300yen(+1drink)
出演:
☆Vajuwaju feat.ミフターハ+リサリサ
http://www.myspace.com/vajuwaju
→爆走・疾走するアヴァンでロックでファンクでノイジーでジャズで、形容の付かない高揚を魅せるホーンセクションが唸るライヴバンド「Vajuwaju」が、恍惚二人三脚のベリーダンス+ペインティングの「ミフターハ+リサリサ」と合体の四次元ライヴ。
☆福田理恵×なかおちさと
http://www.sonimage.ne.jp/index.html
http://www.youtube.com/watch?v=699zhrt1BVA
→ポエトリーリーディングのエモーショナルな音と声を朗読者福田理恵と協奏、狂騒して、弦音を風景化する、「カールマイヤー」「メロドラマ」「私の死」「鳥をみた」と数多のバンドでジャンルを縦横無尽に交錯し続けるギタリストなかおちさとの強力タッグ
☆中川一郎+直江実樹
http://www.myspace.com/naoemiki
http://inakagawa.blogzine.jp/ambient_samurai/rss.xml
→今年2月の鶯谷What's Upでの合体ライヴ以来、あの残響の質感を忘れられず、今回もギターと言葉の即興者、アンビエント侍中川一郎さんに共演を依頼、短波ラジオの私がスモーキーにやります。
思えば、電脳ショックボーイズでの企画、鎌倉カフェエチカでのSoundscape企画と中川さんは、私の企画の基点にある方かもです。
VJ:椿+α/直江
シネマ・ジャック&ベティ
〒231-0056
横浜市中区若葉町3-51
TEL 045-243-9800/FAX 045-252-0827
http://www.jackandbetty.net/
http://www.jackandbetty.net/accessmap.html
・京浜急行線 黄金町駅下車 徒歩5分
・横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車 徒歩7分
・JR線 関内駅下車 徒歩15分
通称「フクチサ」ことポエトリーとギターの一騎討ち「福田理恵×なかおちさと」のご両人です。
なかおさんを初めて観たのは、六本木スーパーデラックスでのTUAA(Tokyo Underground Art Archives)でのポエトリーリーディングの恋川春町さんとのステージ、確か、ギターの山崎怠雅さんも一緒だった。
瞬発力あるノイズのカオティックなギターは、耽美に思えた。
その印象はポエトリーを軸としたイベント「溶鉱炉」の時(この回は中野富士見町plan-B)のソロアクトも向井千恵さんとの共演でも同じだった気がする。
攻撃的な荒々しさと美しさは、その空間的なノイズサウンドと叫びがディレイするような声とギターに顕著だった。
灰野さん的印象を勝手に抱いていたのかも知れない。
ここから、数年会うことがなかったが、実は同じ京急沿線の弘明寺駅なのだ。
駅前や商店街ですれ違った覚えがある。
溶鉱炉で出会って、ガリノイズファンでいてくれる小川京子さんが、もともとファンであったなかおさんのバンドにギターで加入したと聞いたのは昨年だったか、おととしだったか。
今年、久々になかおさんのパフォーマンスを見ることが出来たのは、偶然にも黄金町DJイベントで一緒のカメラマンのカズミンさんのグループ展の人たちとのパーティだった。
上大岡のハーベストという店はオープンカフェもやってるところだから、なかおさんはソロのアコースティックセットでの弾き語りだったのだが、ここで聴いたなかおさんの素直に声そのものを聴かせるヴォーカルとアコギの残響音の美しさに感嘆してしまった。
福田理恵さんは溶鉱炉でパフォーマンスは見ていた記憶がある。
人と像が結びつくのは、アルテベクトルの打ち上げ(中野だったかな)。
なかおさん、小川さんが在籍するバンド「見送りの日」をメインアクトにイベントを企画していて、出演者として打診された。
セッション的にと考えていたら、NSスティック奏者の関口貴夫さんが手を挙げてもらい、福田さんの企画「騒音天獄」の2回目に出演することになった。いきなり対バンとなった。
その前に3月25日の高円寺Mission'sで見送りの日を見た。「No.6」「サラエヴォ」という曲に魅了されてしまった。
そこには唄とノイズとバンドサウンドが存在した。その言葉の力に圧倒された。
4月11日新宿スモーキンブギでの「騒音天獄 第二夜」が幕を開けた。
フロントアクトを福田さんが務めた。演奏は関口さん。
ポエトリーリーディングは、実にシンプルなもので、言葉があれば存在する、実は唄、メロディというものよりは進化形なのではないかと思う。
単純に唄という表現より、手段的に起源が新しいものではないかということ。
言葉の連なりという恩讐の彼方が、実は絶望や失望ではなく、ポジティヴィティの表れなのではないかとよく思うことがある。
紡がれる言葉は、音声として吐き出されていくに従って、業や愛憎を繰り出したとして、その力は解き放たれて、観る側のイメージのベクトルを彩ったり、縁取ったり、と生命力を沸き立たせるのだ。
演奏する側は、より表現や空間力を求められるものなのだなと、福田さんの声の沈潜・浸食していく喚起力の強さというかしたたかさを感じた。
したたかさも漢字で書けば、強かなのだね。
ここでも、見送りの日を共演者として遭遇、何よりこの日は、浅井永久さんや山崎怠雅さんのパフォーマンスにも圧倒されましたが。
それから、今度は、この二人が組んでいるという噂を聞きつけたというか、ライヴスケジュールをみるとそうあった。
→なかなか観れなくて、YouTube画像で観たり、とも思ったが、実は最初は躊躇った。
生を見てみたいということがあったからだ。
念願叶ったのは、アピアで5月にあったジャパノイズナイト。
この日のSET4はなかおさんと福田さんも入ったセッション、ここで二人のコンビをバンドスタイルで拝見することが出来た、なんてったって、ドラムが名古屋の瞬殺マシーン、the ひゃくたたきだったし。
今回、二人のセットを真ん中にセットした。
言葉の力を知るギターと、空間の捉えることの自由度を持つ詩人。
敢えて、この行まで情念という言葉を持ちださなかったが、[情念]そのものがダンスするような、B/Wに金属的な鈍い輝きと生命的な湿り気が彩なしている様な深紅な映像とともに。
お二人とも、横浜なので、地元でのライヴはそうはないですよ、是非。
やっと二人の、YouTubeを見ている。モノクロームだ。
福田理恵×なかおちさと「花火」
ジャパノイズセッション SET4 pt.2@アピア
http://www.sonimage.ne.jp/index.html
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2009/07/20(月・祝)
「黄金町 SOUND+SCAPE 第一夜」
@黄金町シネマジャック&ベティカフェ
Open:19:00/Start:19:10
1300yen(+1drink)
出演:
☆Vajuwaju feat.ミフターハ+リサリサ
http://www.myspace.com/vajuwaju
→爆走・疾走するアヴァンでロックでファンクでノイジーでジャズで、形容の付かない高揚を魅せるホーンセクションが唸るライヴバンド「Vajuwaju」が、恍惚二人三脚のベリーダンス+ペインティングの「ミフターハ+リサリサ」と合体の四次元ライヴ。
☆福田理恵×なかおちさと
http://www.sonimage.ne.jp/index.html
http://www.youtube.com/watch?v=699zhrt1BVA
→ポエトリーリーディングのエモーショナルな音と声を朗読者福田理恵と協奏、狂騒して、弦音を風景化する、「カールマイヤー」「メロドラマ」「私の死」「鳥をみた」と数多のバンドでジャンルを縦横無尽に交錯し続けるギタリストなかおちさとの強力タッグ
☆中川一郎+直江実樹
http://www.myspace.com/naoemiki
http://inakagawa.blogzine.jp/ambient_samurai/rss.xml
→今年2月の鶯谷What's Upでの合体ライヴ以来、あの残響の質感を忘れられず、今回もギターと言葉の即興者、アンビエント侍中川一郎さんに共演を依頼、短波ラジオの私がスモーキーにやります。
思えば、電脳ショックボーイズでの企画、鎌倉カフェエチカでのSoundscape企画と中川さんは、私の企画の基点にある方かもです。
VJ:椿+α/直江
シネマ・ジャック&ベティ
〒231-0056
横浜市中区若葉町3-51
TEL 045-243-9800/FAX 045-252-0827
http://www.jackandbetty.net/
http://www.jackandbetty.net/accessmap.html
・京浜急行線 黄金町駅下車 徒歩5分
・横浜市営地下鉄 阪東橋駅下車 徒歩7分
・JR線 関内駅下車 徒歩15分
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