ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

故宮21 い~あるさんす~

2009年06月14日 | 北京旅行
東六宮の狭い露地をぬけた後は、空間がいっそう広く感じます。


大きな塔の横はカフェテリア。さすがに歩き疲れて、ちょっと一休み。う~、うごけない。


一息入れて、ようやく腰を上げる。と。おお~!

これこれ。九龍壁(くーろんへき)だあ~!!!

な~つかし~い。昔、ポンキッキでなんかカンフーの歌みたいなのやってて、この壁の龍が映されてたのよね~。♬い~あるさんす~うう~りゅう~ち~ぱ~♬とかって(あれは横浜中華街だったかも)。好きだったな~、あの歌。


う~ん!本当に見事。全部、タイルです。うつくしい~。

実はこれ、その昔この壁の製作中に職人さんが1カ所だけタイルを割ってしまい、こっそりその部分だけ木を彫って仕上げたのだとか。鑑識眼の皇帝に見つかることもなく、首をはねられずに済んだそうな。

うわ~、よかったよかった。タイル割るなんて、すごくありそーよね。なんておそろしく冷や汗ものな話なんだ…。でも、どこがそうなのか見そびれちゃった。


そしてさらに進むと。おお~っ。すっごい松だ。場所の広さに負けてません。これも白松ですねえ。樹齢どのくらいなんでしょうか。


その横には。なぜか、特設ステージが。コンサート???いったい何が行われるんでしょう。いいね。こんなところで、すご~い。夜に来てみたい。


金獅子ちゃんも立ち入り禁止のガード中。あなた、パンクな感じも似合いそーよ。

☆今日のちび庭気温:16~23℃ 今日は、ゴーヤをカーテン状に誘引すべく、2階からネットを張ってみました。早く大きくならないかな~!(^_^)

ごあいさつ。

2009年06月13日 | ガーデン

こんにちは。他のサイトからお引っ越ししてきました、ちび庭庭主、Jardinです。
庭好きで、つれのぷく1号と一緒にいろ~んなお庭を巡ったりして楽しんでおります。今度はどんな植物に出会えるかな???と、あっちへきょろきょろ、こっちへきょろきょろ。

「ちび庭日記」、一番最初に作ったサイトがあまり写真を載せられなかった関係で、同時進行で別ブログに「写真編」なんかも書いてます。よかったらのぞいてみてね。
これからもどうぞごひいきに~。

さてさて。
ここ数日、ひどい風邪っぴきで身動き取れず。例のインフル?とも思いましたが、幸い違ったようで。
仕事にも出られず仕方なく寝ていたのですが、図書館で借りてきた本も読み尽くし、この贅沢な退屈感(いや、養生してたんですってば)。

あ~ん、面白い本はないのかって、ついに本棚の奥をがさごそ。お、こりゃ。
「園冶研究」佐藤 昌著 1986年 日本造園修景協会。
お~。これは。園冶とは、中国を代表する造園のバイブル。その対訳本。先生に薦められて買ったものの、くそまじめに序から読み始めたばっかりにわけが分からず挫折してしまったんだった…。

前半の1/2を占める前置きをすっ飛ばして、改めて「本文」から読み直してみると。
お、おもしろい。読み進めるほどに、昨年歩き通した北京中の庭園が脳裏によみがえってきます。
まあ、造園書ですから、書いてあることは地割りやら構成要素の定義などだったりするのですが。

まだ読んでる途中ですけれども、すでに、日本の「作庭記」との違いが出ているのもおもしろい。「作庭記」では、「~すまじ」などなど、案外方角やらなんやら、風水的な禁忌についての内容が多かったのだけれど、「園冶」って、「風水なんて気にすんな。地面のありようにそって自由に作れ」的な、からりとしたスタンスなのがなんとも印象的。中国の方が本場のはずなのに~。おもしろいな~。

それに、こう読んでみると、建物の呼び方って、ずいぶんあるのね~。「門楼」、「堂」、「斉」、「房」、「館」、「楼」、「台」、「閣」、「亭」、「軒」、「廊」等々…。それぞれ、なんとな~く雰囲気は分かるけど、何をもってそう呼ぶのかなんて、分かんなかったもんね~。知りたい方、ぜひご一読を。それぞれの建物の修景的な生かし方まで書いてあるのがとってもすてき。
そう言えば、日本の寺院でも建物に「院」やら「庵」やら「亭」やら付いてたりするもんね。これは建築様式というよりは格式の違いだったりするのでしょうが。

また、「ここにこういう風にあるとこんな風に楽しんだりできちゃうんだよね~。月の光がキラリンと輝いちゃったり、酒を酌み交わすのもいいし、かわいいコの姿が浮かんじゃったりしてさ~、」なんて(そんな書き方はされてませんが)、その庭に降り立ったときの情景が実に詩的に書かれていて、文学的に読んでも素晴らしいのです。

やっぱり中国、ダイナミックです。また行ってみたいなあ~!!!

☆今日のちび庭気温:18~26℃ ようやくなんとか風邪から脱出。ようやくの晴れ間。ここぞとばかり、お布団干して、た~くさんお洗濯をしましたさ。(^_^)

カオスのなか…?

2009年06月11日 | ガーデン

6月11日

ひかりあれ、と、最初にことばがあったとか。
お久しゅうございます。ちび庭庭主でございます。え~、最近なんとのう、文章バージョンの方をさぼっておりましたが。(え、写真の方も?そ、そうね~。あは、あはははは。)
まあ、ムリをしないのが庭主のいいところ。皆様、気長におつきあいくださいませ~。

ここんとこ、思うにインプットの時期だなあと。まあ、ネタがない、ということもないのですが、毎日たくさんの人の喜怒哀楽に関わる反面、デリケートな話も多く、その人々のことを話題にするのもどうも、というのもあり。面白いことはたくさんあるのですが、まあ、時効になる頃にまたぼちぼちと、ねっ。

そう、昔から、なんだか、「インプットの時期」というのと「アウトプットの時期」というのが自分の中にあるらしいのです。今は目に映るものを何も判断を入れずに、ひたすら「見続ける」、というかんじ。そう、おめめはきょろりんこ、と、みみをそばだてて。悲喜こもごも、どちらへ転んでゆくのか行く先はまるで分からないけれど~、でも、出来る限りのことは吸収しなくちゃあね。

学校を卒業するときに、大好きな恩師から、そっと耳にささやくようにこんなお言葉をいただきました。見事なウィンクとともに。「(学校生活を)あなたが一番楽しんだでしょ。」―はい!そのとおりです!― 私の一番の宝箱。あの懐かしい学び舎で得たことを、私は生かしきれているでしょうか。そろそろ、次の「なにか」をつかむ時期かも、ね~???

さてさて。我が家のちび庭。バラ、ゼラニウム、マンネングサ。ミョウガ、ミツバ、茄子にゴーヤ。一雨ごとに雪見障子からの眺めが美しくなってゆきます。うれしいなあ~。うふふ。

☆今日のちび庭気温:15~27℃ 梅雨入りですね!さあ、挿し木の季節ですよ~ん!!!(^_^)


以下は、なんと前回更新そびれ分!


3月9日

春の息吹

雨続きですねえ。のーえんを歩きますと、もう、靴もどろんこ。履き替えてるのに、ハウスから車まで歩くだけで通勤用の靴までぐしゃぐしゃ。あ~あ。

でも、こんなどろんこ雨もきらいじゃない。
轍の間に、しっかりと春の息吹。早緑色のひと叢、ふた叢。こんもりと、土から盛り上がる若草。
う~ん。こんな風景を見て思い出すのは、パラグアイの春。

やはり目に鮮やかな黄緑に覆われた道端を、集まった水が音を立てて小川となって流れてゆく。
空は曇っているけれど明るい。吹き付ける風は雨と土の匂い。春の匂いだ。

地球の反対側のあの土地。きっと、季節も反対なのだろうけれど、春の柔らかさは同じだ。
満開のさくら、満開のラパーチョ。そして、地球の裏側のスペインに咲く満開のアルメンドラ。

「地球の反対側、もしくは裏側には、似たような気候地帯があるのです。」
と、習いましたねえ。ごく、おおざっぱな分類ですけれど。不思議ですね~。

さらそうじゅ。

2009年06月07日 | ガーデン
沙羅双樹の花のいろは…しろ。

お買い物のとちゅう。目の端に、ふっと映った白い色。
ん、んんっ。もしや。

道の反対側の、可憐なお姿。

もしや、もしやあなた様は。

いとしのナツツバキ様ではございませんか。

おおう、なんと清楚なそのかんばせ。

蕾のなんとも愛らしいこの丸み。(なんだかおいしそうだ)


かわい~い。かわいすぎる。この葉っぱの美しさもたまらない。


ナツツバキといえば、東林院の「沙羅双樹」。見に行きたいな~。行ったときは、時期が外れて葉っぱだけだった。しかもずいぶん古木だから、もう枝がだいぶやられていたのよね。


もう一つの思い出は、京都の街中の、とある老舗の前のナツツバキ。いつも仕事中に車で通り過ぎていたから、見るのは一瞬。どこの辻だったやらもう思い出せない。とにかく、素晴らしく立派な枝振りで、ほろほろとほころんでいたのに一目惚れ。もう一度見たいなあ~。

☆今日のちび庭気温:17~24℃ ようやくお日様が出てきましたねえ。もう梅雨なんでしょうか。ナツツバキの種、しっかりもらってきちゃいましたよ。(^_^)