高野切第三種8 2008年08月21日 | 書 君が思ひ 雪と積もらば 頼まれず 春よりのちは あらじと思うへば 返し 大頼 君をのみ 思ひこし路の 白山は いつかは雪の 消ゆる時のある 越なる人につかはしける
高野切第三種7 2008年08月20日 | 書 清原深養父 光なき 谷には春もよそなれば 咲きてとく散る 物思ひもなし 宗岳大頼が腰よりまうで来たりける時に 物語りなどし侍りけるに、雪のふりけるを見て 己が思ひ、この雪のごとなむつ もれると言ひける折によめる