以心伝心

書・旅・本などのメモ。

高野切第三種7

2008年08月20日 | 
                清原深養父

光なき 谷には春もよそなれば
咲きてとく散る 物思ひもなし
宗岳大頼が腰よりまうで来たりける時に
物語りなどし侍りけるに、雪のふりけるを見て
己が思ひ、この雪のごとなむつ
もれると言ひける折によめる