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以心伝心

書・旅・本などのメモ。

歴史をさわがせた女たち(庶民篇)

2010年10月09日 | な・は行の作家
歴史をさわがせた女たち 庶民篇 (文春文庫)
永井 路子
文藝春秋


シリーズ3冊目です。
江戸時代から明治時代にかけて強い儒教道徳で女性は、家庭でおとなしく男性に尽くし
夫の後を三歩下がって歩くように教育されましたが、もともとは日本は妻どい婚の国であり、女性が家督を相続し和歌でもって男性が近寄ってきて恋愛が成立すると女性側が男性を扶養し、朝方男性が帰っていくという生活でした。
紫式部や清少納言といった上流階級の女性たちも中宮の家庭教師として仕事をしていました。
日本最古の女性の職業は巫女だったそうです。
そして庶民の女性達はやはり、農作業などして働きましたが、女盗賊の親分とか
丸々と太った女金貸しなどいて庶民篇もなかなか面白いです。
裕福なマダムは、九州から日光まで旅行に出かけたりといろいろ・・。
庶民はたくましく大らかに生きていました。
石田光成の家来、山田去歴の娘で「おあん」という女性が印象に残りました。
鎌倉の東慶寺は、縁切寺で有名ですけどこれも面白く読みました。

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